「ミランダ・カーになりたい...」体脂肪率10%驚異の56歳、美魔女講師が美ボディ大会総合優勝「いくつになっても人は変われる」
先ごろ、健康的な筋肉とボディラインの総合的な美しさを競うコンテスト『ベストボディジャパン 2021 日本大会』が開催された。全国の予選を勝ち抜いた美ボディ自慢の女性の頂点に立ったのは、ウォーキング講師の中田哉子さん(56歳)。年齢別部門のクイーンクラス(50〜59歳)でグランプリ、および18歳以上の全年代が対象となる総合グランプリを獲得。「ミランダ・カーになりたい」と語る中田さんのボディメイクの秘訣を聞いた。
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◆最後のコンテストと決めていた…すべてをかけてステージを楽しんだ
――年齢別部門に加えて総合グランプリを獲得されました。いまの気持ちを教えてください。
【中田哉子さん】 驚きました。言葉にならないです。いつか1位を獲得したいとは思っていましたが、56歳という年齢なので…。10代の若い選手がいるなか、まさか総合グランプリをいただけるとは思ってもみなかった。無理だと思っていたからビックリもしましたが、本当に嬉しいです。
――昨年の総合グランプリは、ガールズクラス(18〜29歳)の方でした。クイーンクラスからの総合優勝は快挙ですね。
【中田哉子さん】 クイーンクラスの決勝では、皆さん素敵な選手ばかりでした。激戦のなかグランプリをいただいたので、クイーンクラスの皆のためにも、総合で1位を獲りたいという気持ちもあったかもしれないです。
――総合で優勝できた勝因は?
【中田哉子さん】 どうでしょうね、自分では分かりません(笑)。ただ、今回が5回目のファイナル出場だったのですが、今年でコンテスト出場を終わりにしようと決めていました。この日に向けてすべてをかけました。最後なんだから楽しもう、次はないという気持ちを込めてステージに立ちました。
――トレーニングはいつから始めましたか?
【中田哉子さん】 5年前に太ったのと同時に、身体の調子が悪くなって。それまで運動が大嫌いで、まったくスポーツもしていなかったので、パーソナルトレーニングに通わないと運動をしないと思って。一大決心して行ってみたら、ハマってしまいました(笑)。
◆“運動嫌い”から体重9キロ減量、体脂肪率10%へ「見た目が変わった」
――いまと太っていた頃ではどのくらい違いますか?
【中田哉子さん】 当時と体重は、9キロほどしか違わないのですが、体脂肪率が33%あって。それを10%まで落としました。見るからにスタイルが変わっています。
――ボディメイクを始めてから変わったことはありますか?
【中田哉子さん】 運動嫌いだったのに、好きになりました。それがまず一番大きいですね。体調管理がズボラだったのが、ちゃんとするようになりました。正しいトレーニングと食事法の知識が身について、健康的な生活を送るようになりました。
――ボディメイクは仕事にも活かせていますか?
【中田哉子さん】 ウォーキングとポージングの講師をしているので、今回の総合グランプリという結果も含めて、これまでの経験や知識をボディメイクに興味がある人、これから始める人、コンテストを目指している人に伝えていきたいです。普段はカラーコーディネイトやセラピーの会社を経営しています。お客さまやスタッフに元気で健康的な生活を送ってもらいたいので、私のがんばっている姿を知ってもらうことで、気づきを与えられたら嬉しいです。
◆56歳でも人は変われる、ボディメイクに年齢は関係ないことを知ってもらいたい
――ご自身が目標にしている人はいますか?
【中田哉子さん】 ミランダ・カーです。モデルであり、会社経営者でもあって、とにかくカッコいい。スタイルも生き方も憧れていて、大好きです。今まで「ミランダ・カーみたいになりたい」と思ってトレーニングをしてきました。
――これからもミランダ・カーを目指してボディメイクは続けていきますか?
【中田哉子さん】 コンテストには出なくても、ボディメイクはずっと続けていきます。習慣にすることってなんでも大変ですが、運動嫌いだった私がトレーニングを習慣にできたことが、自分の自信につながりました。この年齢でも人は変われるし、実際に変えられたことを、多くの人に知ってもらいたいです。
――ボディメイクに年齢は関係ないですね。
【中田哉子さん】 何歳からでも始められるし、いくつになっても続けられます。ただ身体を鍛えるだけでなく、健康になり、美容の知識も得られてキレイになれます。メンタルも向上して、人間として成長できます。いいことしかありません。ちょっと気になったり、思い立ったらぜひやってみてください。
(文/武井保之)