「彼氏よりも整形が最優先」“お互いを実験台”にしながら整形を重ねる双子モデルの美への執念
一卵性の双子モデルとして人気を博している吉川ちえ・ちかさん。10代の頃はギャル読者モデルとして活躍し、まだ誰もが整形を隠していた平成中期から、ネットで整形やダウンタイムを公表し注目を集めた。現在はふたりでYouTubeチャンネルを開設し、そこで美容整形に関する情報や実際の整形体験談などを発信している。どんなときもふたりで支え合い、さまざまな困難を乗り越えてきたという彼女たちだが、現在の顔にはまだまだ満足はしていないという。
【画像】双子モデルちえ・ちか「アイプチ命!」だった整形前から「一年中ダウンタイム」の現在まで
■常に比べられながら育ってきた双子の宿命 整形してもそっくりになるワケ
YouTube「ちえちかちゃんねる」では、整形後のダウンタイム中でも動画を配信し、施術の度に話題を集めている。だが、「私たちは常にどこかしらを整形しているので、一年中ダウンタイムなんですよ」と、ふたりは気に留める様子がない。批判的なことを言ってくる人がいても、「特に理解を求めていないのでなんとも思わない」と話す。
「私たちは整形のことで悩んでいる人に向けて発信しているので、全員にわかってもらおうとは思っていないんです」(ちえ)
初めて整形をしたときも、家族や周りの友人は「いいんじゃない」と言ってくれたが、ネット上では大きな炎上を体験した。
「ネットで整形を公表している人が誰もいないときに、私たちはブログで整形を公開したんです。もともと『アイプチ命!』のモデルとして売っていたし、誰かの参考になればいいなと思って、ダウンタイム中から写真を載せていたんですよね」(ちえ)
「ネットニュースはやばかったね。【グロ注意】とかモザイクかけられたりして……。『双子で整形失敗』って叩かれていました」(ちか)
ふたりは一卵性双生児だが、整形後の今でも顔がそっくりだ。意識はしていないものの、結果的に同じところを整形していることが多いという。
「整形をする前から常に比べられてきているので、今さら『ちえより可愛くなりたい!』とかはないんです。小さい頃から、勉強もスポーツも顔も、全部比べられてきた。『ちえはできるのに、ちかはできないんだね』ってできないことを比べられたり、小学校の頃はクラスの子に『どっちがかわいいか』と多数決を取られたり……」(ちか)
「どうしたって誰かと比べられるから、もう慣れちゃったよね」(ちえ)
幼い頃から常に比べられてきたにも関わらず、今でもふたりで発信活動や整形を続けている理由については、「一緒なのが当たり前だから」と声を揃える。
「読者モデルに応募したときも『やるなら絶対2人一緒で』と思っていたし、1人だけの仕事の依頼があっても断っています。“やるなら2人一緒”っていうのが、私たちにとっては自然なことなんです」(ちか)
ただ、ライバル心はないが、お互いを常に意識はしているという。特に整形に関しては、揃えたいわけではないが、必然的に揃ってしまうのだという。
「ちえが脂肪吸引をしたら、私もやりたくなっちゃって脂肪吸引したり。逆に、ちかがやらなきゃよかったって後悔した整形は、私もやらない。お互いを実験台にし合っているような感じ」(ちか)
「ダウンタイムや似合う施術も、『ちかが大丈夫だったなら自分も大丈夫!』という信頼はすごくあるよね。2人だったから、整形もこれだけ重ねられているんだと思う」(ちえ)
■「整形は人生をプラスにもマイナスにもする」 ちゃんと情報を選別する目を持つことが大事
整形を重ねてきたふたりだが、現在の顔に点数をつけるとしたら「40点(ちか)」「50点(ちえ)」とまだまだ満足はしていない。そして、今は恋愛よりも美容や整形の優先順位のほうが高いと断言する。
「彼氏に『整形しないほうがいい』って言われたことがあって、それでも彼氏より整形のほうが大切で、押し切ってやったことがあります。もし好きな人が整形反対だったら対象にならないです!」(ちえ)
SNSで美容整形の情報を発信する人が最近増えてきていることについては、「整形をオープンにする人が増えているのはいいことだが、ちゃんと情報を選別してほしい」と警鐘を鳴らす。
「人が成功した施術が自分にも合うものとは限らないし、お金儲けのために整形発信する人も増えているから」(ちえ)
「私たちもリスクのある施術をするときは、半年~1年くらい悩むこともあります。いい情報も悪い情報もしっかり調べて見比べて、やっとする整形もある」(ちか)
何度も整形のお直しをしてきたふたりだからこそ、失敗のつらさやしんどさ、そして費用面での大変さが身に染みてわかるため、ほかの人たちにはそうなってほしくないという想いも強い。
「整形って、人生をプラスにもマイナスにもすると思うんです。100万円かけて整形をして失敗したら、心も身体もしんどいし、修正するにもお金はかかるから」(ちか)
「それでも整形をしたい子たちのために、私たちはいいことも悪いことも、包み隠さず発信していきたいなと思っています」(ちえ)