総合大賞はケイト「リップモンスター」！ @cosmeベストコスメアワード2022

2022年12月23日 17時00分

今年も終わりを告げようとしている今、毎年コスメ好きに話題の「@cosmeベストコスメアワード2022」がアイスタイルより発表されました！今年はバズりコスメが注目されつつも、次々とコスメが消費されるのではなく、信頼のおけるアイテムの人気が長く続くという結果に。2022年を制したコスメとは？ 2023年上半期のトレンド予測と合わせてお届けします。

■バズロングセラーのアイテムが上位に。ケイト「リップモンスター」受賞の理由

「@cosmeベストコスメアワード2022」は2021年11月1日～2022年10月31日の期間中に寄せられた約120万件の口コミを元に、支持を集めた商品を表彰するアワード。今年は「ベスコスはやらせ？」という生活者の声を受けて選定方法の一部をサイトで公開し、信頼性を高める施策にも取り組んでいます。

そして栄えある2022年の総合大賞に輝いたのは、ケイト「リップモンスター」！でも、コスメ好きなら「え、これって去年発売じゃない？」と気づいた人も多いはず。そう、ケイトリップモンスターは2021年5月に発売し、約1年半経過しているにも関わらず、未だに大バズりしてる、まさにモンスター級のリップなんです。この傾向はほかのアイテムにも見られ、アイスタイルはこの現象を「バズ」と「ロングセラー」を掛け合わせた「バズロングセラー」と命名。バズりアイテムは今まで一過性のものが多かったけれども、指示され続けているのが今年の特徴です。

なぜリップモンスターのバズが長続きしたのかというと、「マスクにつきにくい」「つけた色が持続する」といった商品の機能的な魅力はもちろんのこと、メーカーの仕掛けも大きな理由。KATEブランドマネージャーの岩田有弘さんは「ブランドのスローガン『NO MORE RULES』を体現した、自由な自己表現を楽しめるアイテムです。“落ちない最強リップ”を表現するために名付けた商品名、つぶやきたくなる色名、ミニサイズや新色の展開など、メイク欲を掻き立てる仕掛けを実施しました」と話します。

また、@cosmeベストコスメアワード2022の総合ベスト10の中にツール系アイテムが2つもランクインしたことが、今年の珍しいポイント。コンシーラーなどが細かなところまで塗りやすい＆beの「ブラックスポンジ」が総合4位、頭皮ケアできるuka「uka スカルプブラシ KENZAN」が総合5位にランクインしています。

ツールが注目された一つの要因は「メイクアップアーティストの活躍」とアイスタイルは分析。「小田切ヒロさん買い」「長井かおりさん」「河北さん」といったメイクアップアーティスト名が口コミで多く登場し、動画などを見てプロのテクニックをマネする人が増えたと予想できます。

■「ポーチレス」に注目！ @cosmeベストコスメアワード2023上半期トレンド予測

アワードととも発表されたのは、「@cosmeベストコスメアワード2023上半期トレンド予測」。これはアイスタイルのリサーチプランナーや@cosmeの美容部員などから構成された「＠cosmeトレンド予測部」が、2023年上半期のトレンドをキーワード化したものです。

今年のキーワードは「美容医療買い」「シティポップメイク」「ポーチレス」。「美容医療買い」はハイフ、ニードルといった美容医療関連のワードの出現率が口コミで上昇しており、美容医療がコスメ選択に影響を与えているというものです。例えばダーマペンのあとでも使える敏感肌用のエッセンスや、ハイフ並みに引き上がるクリームなど、敏感や効果感を現すワードとして、今後も美容医療関連のワードが使用されることが予測されています。

「シティポップメイク」は音楽などで昭和・平成のレトロカルチャーが注目されてる今、コスメも当時のトレンドが復活されると予測。特に、「盛れる」というワードの出現率が前年の1.4倍に上昇し、「攻める」「目力」も上昇していることから、2023年は「盛りメイク」が流行るかもしれません……！

特に注目したいキーワードは「ポーチレス」。現在、キャッシュレスやミニバッグの流行からポーチを持たない派が増えており、美容意識の高い@cosmeメンバーでのアンケートでも「①化粧ポーチを持ち歩かないことが増えた」「②化粧ポーチが小さくなった」「③化粧品を直接バッグやスマホホルダーに入れたり、ぶら下げたりすることがある」と答えた人が半数を超えています。