【青木裕子の親子旅】キャラクタールームで子どもが大満足のホテルステイ
はじめまして、青木裕子です。学生時代からさまざまな旅をしてきましたが、家族ができ、2人の息子のための旅が増えていきました。そんな私が経験した親子旅が、みなさんの旅のヒントになれば幸いです。今回は子どもたちが大喜びだったホテルのキャラクタールームとおすすめの過ごし方をご紹介します。
子どものために、一緒に楽しむ旅
私が思う親子旅は、子どもと一緒に楽しむというより“子どものための”旅だと思っています。「大人も楽しめる」のももちろんいいけれど、子どもが心から喜んでくれたり、子どもの成長を感じられたりするのって、親として何より嬉しいですよね。自分のことは何もできなくても、子どもが喜んでいる姿を見て「あー今日一日充実していたなぁ」と感じることがあるのだと、親になって初めて知りました。正直大変なときもありますが「子どもたちが大人になったときに、行動力のある人に育ってほしい」そんな思いもあり、遠出から身近な場所まで、さまざまな旅を経験してきました。
滞在自体がアトラクションになる「キャラクタールーム」
そんな中でも、今回紹介したいのは、子どもが喜ぶ王道の「キャラクタールーム」。子育てするまでは、キャラクタールームというと、「ディズニーランドにあるのかな」くらいのイメージしかなかったのですが、様々なものが存在すると知って驚きました! なかには予約がいっぱいで争奪戦の部屋もありますが、総じて子どもが大喜びすること間違いなし。今ならホテルを目的地にする旅やワーケーションの選択肢のひとつとしてもおすすめです。
①ハイランドリゾートホテル&スパの「トーマスルーム」
まずは、長男が幼稚園にあがる前後にどハマりしていたきかんしゃトーマスの世界観が表現された「ハイランドリゾートホテル&スパ」のトーマスルーム。
富士急ハイランドのすぐそばという立地で、最近できた新しいルームを含めると全10ルームがそれぞれ異なるテーマで演出されています。何度行っても飽きない! ということで翌年にも泊りに行きました。
人気のある部屋は予約困難と聞いていたので、予約開始日に携帯を握りしめ、なんとか予約できたことを覚えています。この部屋が私とキャラクタールームとの最初の出会いでした。「テーマ部屋と言ってもお部屋で思い切り遊べるわけではないから最初にちょっと物珍しがるだけかな」と思っていたら……予想外に子どもたちは大盛りあがり。目がキラキラと輝いて、ただでさえ楽しい旅行が、夢のような旅行にアップグレードされた印象でした。夫とも「子供がいなかったら絶対に宿泊しないお部屋だね。」と新鮮さを満喫しました。
お部屋で頼めるトーマスディナーに、子どものテンションもぐっと上がります。お土産にいただいたトーマスのコップやハンカチは今でも大切にとってありますよ。
ちなみに富士山のおひざ元ということで、翌朝朝食をいただいたレストランからはこんな絶景も楽しめます。朝食をとる次男も終始ご機嫌な様子でした。
滞在期間中は「富士急ハイランド」もしっかり楽しみました。絶叫系のイメージがあるかもしれませんが、実は園内にはトーマスランドがあって、小さい子どもでも楽しめるので、トーマス好きっ子におすすめです。
◆ハイランドリゾートホテル&スパ
住所:山梨県富士吉田市新西原5-6-1
電話番号:0555-22-1000(予約受付時間 9:00~20:00)
客室料金:49,000円~
②ホテル ユニバーサル ポートの「ミニオンルーム」
お次は、大阪の「ホテル ユニバーサル ポート」にある「ミニオンルーム」をご紹介します。
こちらはホテルのロビー。いたるところにミニオンがいて、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンデビューだったわが子たちも、向かう前からご機嫌になりました。そして、お部屋はというと……。
映画『怪盗グルー』シリーズで出てきたお部屋そのままに、ミサイル型のベッドやワニのソファがあるんです! ちなみに、ミニオンルームは、私達が宿泊したこのお部屋と、もう1タイプあります。
幼少期は、テーマパークに行っても開園から閉園まで遊びつくすのではなく、子どもたちのペースに合わせて生活リズムを崩しすぎないことを大切にしていた我が家。必然的にホテルで過ごす時間も長くなります。そんな我が家にとって、お部屋もユニバーサル・スタジオ・ジャパンの一部のように感じられるこのワクワクいっぱいの空間はとてもありがたかったです。泊まってよかったなと思えるお部屋でした。
Minions and all related elements and indicia TM & © 2022 Universal Studios. All rights reserved.
③レゴランド・ジャパン・ホテル
さあ、まだまだ続きます。続いては、名古屋のレゴランド・ジャパン・ホテル! こちらのホテル、今でもレゴ大好きな息子たちのお気に入りナンバー1です。
「キングダム」「レゴ®フレンズ」「アドベンチャー」「レゴ®ニンジャゴー」「パイレーツ」と5つあるテーマの中で初めて宿泊したのは「アドベンチャー」のお部屋。
壁の模様や床の模様を使った謎解きがあり、導き出された数字で開けられる金庫には子どもたち用のお土産が入っていました。実は1回目の訪問は私と息子たちの3人だったのですが、「どうしてもレゴのホテルにパパを連れてきたい!」という息子たちの熱烈な要望を受け、夫とともに再訪しました。
この時は大人気の「レゴ®ニンジャゴー」のスイートルームをなんとか予約。こちらのお部屋、なんと、通常のお部屋+キッズプレイルームのスペシャル仕様です。キッズプレイルームには大きなテレビと、ひたすらレゴを作り続けられるテーブルとミニチェアがあります。テレビではレゴ映画がリピートで流れていて「僕たちだけの映画館だ!」と、それはそれはご満悦でした。
ちなみに、息子たちは2人とも絶叫系が苦手。そんな彼らでも、数あるテーマパークの中「レゴランドが一番好き!」なのだそう。
◆レゴランド・ジャパン・ホテル
住所:名古屋市港区金城ふ頭二丁目7番地1
電話番号:0570-058-605
HP:https://www.legoland.jp/hotel/about-the-hotel/
④MIMARU東京 銀座EASTの「ポケモンルーム」
最後にご紹介するホテルは、ここまでのホテルとは少し趣向が違います。というのも、上記3軒はいずれもテーマパーク側のホテルで”楽しい旅行をより特別なものにするエッセンス”として利用したイメージです。一方、次にご紹介したいホテルは東京・銀座にあります。伺ったのはごく最近。小学生になった息子たちは習い事などのスケジュールが忙しくなかなか家族みんなでどこかへ行くことが出来ません。コロナ禍も相まって、旅行は難しいかなと考えていた時に、ママ友に教えてもらったのが「MIMARU東京 銀座EASTホテル」にあるポケモンルームです! ママ友に教えてもらったときは「えっ!そんなところに!?」と驚きました。
遠出をする余裕はないけれど、銀座ならお泊りはできる! と春休みの終わりに駆け込み宿泊してきました。
こちらのホテル、外観はスタイリッシュなシティホテルに思えるのですが、内観はとってもにぎやか。子ども用の2段ベッドが人気な様子でした。
もともと長期滞在型ホテルということもあり、お部屋にはキッチンが完備されているのも嬉しいところです。また、レンタル品も充実していて、炊飯器やホットプレート、ポケモンカードまで貸し出ししてくれるので、飽きることがありません。遠くに出かけなくても、ポケモンいっぱいのお部屋でのんびりするだけで子どもたちにとっては特別な一日に。都内は銀座だけでなく上野、そのほか京都にもポケモンルームがあるそうで、それぞれに部屋タイプが異なるようなのでぜひ調べてみてください。
「モンスターボールが描かれたテーブルでご飯が食べたい!」ということで、夕飯はホットプレートをレンタルして、餃子を焼きました。食器もすべてモンスターボール模様です。ホテルの目の前に食材を売っているお店「京橋プロデュース」があったので便利でした(ちなみにお店は20時までとおっしゃってました)。食事の後は心ゆくまでポケモンカードバトル!
実は、お泊りをした日は、夫が夜から仕事がある日だったのですが、銀座という立地のおかげで、ホテルから仕事に向かいホテルに戻ってくることが可能でした。なかなか家族全員のスケジュールを合わせることが難しくても、こうして楽しめるのはありがたいです。
ちなみに、翌日が大雨だったので断念してしまったのですが、築地市場まで徒歩10分ほどとのことで、家族でお散歩も楽しそうだなと思いました。宿泊記念にもらったカビゴンエコバッグも大切にしています。
©Pokémon. ©Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
◆MIMARU東京 銀座EAST
住所:東京都中央区新富1-4-4
電話番号:03-6280-4017
客室料金:1泊1室あたり39,900円(税込)~
※ルームチャージ制、2022年5月現在
HP:https://mimaruhotels.com/jp/hotel/ginza-east/
今回は”子どもを喜ばせたい”をかなえるキャラクタールームをご紹介しました。いかがでしたか? 楽しい思い出をさらに特別な思い出にすることができるので、お部屋で過ごす時間が長い幼児期には特におすすめです。
幼児期のマイブームってどんどん移り変わっていくので(長男はトーマス→カーズ→戦隊もの→ポケモンで、次男はアンパンマン→プリンセス→戦隊もの→ポケモンでした)、期間限定のお楽しみみたいな面もあるのかなと思っています。せっかく見つけた“好き”を親子でとことん楽しむ経験って結構貴重だったなあと、だんだんと“家族より友達”、“旅行よりサッカー”となってきた小学生男子を育てながらしみじみ感じています。
※写真は滞在当時のものです。詳細は各ホテルにお問い合わせください。