北アルプスを望む高台にミシュラン三つ星施設の魂を受け継ぐ「飛騨高山美術館」が開業
北アルプスを望む高台に2024年4月11日(木)、「飛騨高山美術館」がオープンします。アールデコ・アールヌーヴォーのガラス器を軸とする旧美術館のコレクションを、音、光、香りなどとともに五感に響く展示で楽しめます。
三つ星施設の魂を受け継ぐ「飛騨高山美術館」
岐阜県高山市に誕生した会員制リゾートホテル「サンクチュアリコート高山 アートギャラリーリゾート」敷地内にオープンする「飛騨高山美術館」。1997年の開館以来、アール・ヌーヴォーやアール・デコを中心としたガラス芸術と装飾美術分野で貴重な作品を収蔵、展示してきた「旧飛騨高山美術館」のコレクションを受け継ぎ、新しい形で展示する美術館です。
旧美術館は2007年にミシュラン・ジャポンで映えある三つ星を獲得。2009年にはミシュラン・トラベルガイド(グリーンブック)でも三つ星観光施設に選ばれ、その後6期連続で三つ星獲得を続けるなど、高く評価された美術館でした。作品の展示はもちろんのこと、コンサートやビアガーデン、花火大会なども催され、地域の交流の場としても愛された施設です。
そんな旧美術館の魂を受け継ぎ、時代に即した新しい形へと進化させたのが、今回開業する「飛騨高山美術館」。ホテル宿泊者に限らず、ビジターも世界中から集められたアートの名品を楽しむことができます。
うつろいを愉しみ、五感を刺激するアート体験を
5つの展示室で構成された「飛騨高山美術館」のコンセプトは、「うつろいを愉しみ、五感を刺激するアート体験」。飛騨高山の四季や時のうつろいとともに、作品が見せる多様な表情を楽しめる展示です。
エミール・ガレの名作「花器『フランスの薔薇』」や、ルネ・ラリックの「シャンゼリゼ・ショッピング・アーケイドの噴水」など、作品の一つひとつに合わせて、繊細な調光・調色がなされています。
他にも、装飾芸術家具はその細やかなディテールまでも目で見て確認できる距離で展示。展示室2「うつろいの間」では、季節や時間帯によって飛騨高山の豊かな自然をイメージした音楽、照明、香りが変化し、訪れる人々の五感を刺激します。
また、展示室5「光のギャラリー」は、自然光による作品の表情の変化を楽しめる同館ならではの展示に。訪れるたびに異なる雰囲気を体感できる、そんな美術館です。
北アルプスの雄大な自然に抱かれて、五感を刺激する新しいアート体験が叶う「飛騨高山美術館」。ニューオープンのこの機会に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
飛騨高山美術館
- 住所
- 岐阜県高山市上岡本町1-124-1 サンクチュアリコート高山アートギャラリーリゾート内
- 料金
- 大人1,000円、小学生以下無料
- 営業時間
- 10:00~15:00(最終受付14:30)
- アクセス
- 【車】中部縦貫自動車道「高山」ICより車で約10分、「高山西」ICより約12分
【電車】JR高山本線「高山」駅よりタクシーで約4分
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