カリフォルニア「ディズニーランド・パーク」の楽しみ方！エリア紹介や便利な公式アプリの使い方も

アメリカ・カリフォルニア州アナハイムにある、世界で最初のウォルトディズニーテーマパーク「ディズニーランド・パーク」。ロサンゼルス空港から車で1時間ほどとアクセスも良く、ロサンゼルス旅行とあわせて訪れる方も多くいます。

そこで今回は、「ディズニーランド・パーク」で注目のアトラクションやショーに加え、滞在が便利になる公式アプリの使い方まで詳細にご紹介します。

アメリカ カリフォルニア州アナハイムにある「ディズニーランド・パーク」

「ディズニーランド・パーク」は、1955年に開園した世界で最初に作られたディズニーランドです。ウォルト・ディズニーが唯一完成を見届けたのがこちらで、フロリダのマジックキングダム・パークや東京ディズニーランドの元になったテーマパークでもあります。

パークの中心に『眠れる森の美女』のお城があり、それを囲むように9つのテーマランドにわかれています。

メインストリートUSA、スター・ウォーズ：ギャラクシーズ・エッジ、ミッキーのトゥーンタウン、アドベンチャーランド、フロンティアランド、クリッター・カントリー、ファンタジーランド、トゥモローランド、ニューオーリンズ・スクエア。

カリフォルニアのディズニーランド限定のアトラクションを中心に、各エリアに何があるのか、詳しく説明していきます。

スター・ウォーズ：ギャラクシーズ：エッジ

2019年5月31日に誕生した、ディズニーパーク史上最大規模のテーマランド「スター・ウォーズ：ギャラクシーズ・エッジ」。エリア内には、2つのアトラクション、5つのダイニング、6つのショップがあります。

映画『スター・ウォーズ』には登場していない新惑星・バトゥーが舞台で、密輸業者や違法商人、変わった冒険家が集まり、ファースト・オーダーから逃れたい人々の隠れ場所にもなっているのだそう。

エリアの中には、映画の中で観た建物や宇宙船も登場。また、レイ、フィン、ポー、BB-8、チューバッカをはじめとするお馴染みのキャラクターとの出会いや、カイロ・レンと直接対決する場面にも遭遇する可能性があります。

ハン・ソロが船長を務める巨大な宇宙船ミレニアム・ファルコンもありました！ 昼と夜でエリアの雰囲気もガラッと変わるので、『スターウォーズ』シリーズのファンなら、どちらも楽しんで欲しいところ。

ファルコン号の一員に！操縦体験のできるアトラクション「ミレニアム・ファルコン：スマグラーズラン」

「ミレニアム・ファルコン：スマグラーズラン」は、ファルコン号を操縦する体験型のアトラクションです。“銀河系最速のガラクタ”のコックピットに乗り込み、スター・ウォーズのアドベンチャーへと出発。

ゲストは6人1組のチームを結成し、2人ずつパイロット、ガンナー（射手）、エンジニア（航空機関士）となり、それぞれ操縦しながら重要なミッションを遂行します。パイロットは右左のエンジンの操縦を、ガンナーはボタンで銃を撃ち攻撃を、エンジニアは故障した箇所をボタンで修理していきます。

成功するか、失敗するか……？ それはゲストの腕次第。リアルタイムで変化していく画面に揺れるコックピットが大迫力！ 操縦内容によってステージも変わるので、何度体験しても違う楽しみがあります。

8人乗りライドでスター・ウォーズの世界へ「スター・ウォーズ：ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」

8人乗りのライドに乗ってスター・デストロイヤーに潜入、ハンガーベイで繰り広げられるファースト・オーダーvsレジスタンスとの決戦に加わります。

大勢のストームトルーパーやドロイド、カイロ・レンとの遭遇も臨場感たっぷり！ ライドに乗るまでの演出もファンにはたまらないはずです。「ミレニアム・ファルコン：スマグラーズラン」と「スター・ウォーズ：ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」は、どちらも人気アトラクション。

待ち時間が長くなることもあるので、朝一番に向かうか、「ミレニアム・ファルコン：スマグラーズラン」はジーニープラスの利用、「スター・ウォーズ：ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」はインディビジュアル・ライトニングレーンの利用がおすすめです。

アパレルやお土産を扱うショップ「ドク＝オンダーのデン・オブ・アンティーク」

あらゆる骨董品、希少品を集める大物コレクター、ドク＝オンダーが運営するショップ。壁に飾られたコレクションを見るだけでも面白いです。

アパレルからお土産にぴったりの品まで、お気に入りの1点を見つけましょう。

クイックサービスレストラン「ドッキング・ベイ7・フード＆カーゴ」

多目的輸送シャトルを改造して作られたクイックサービスレストラン。「ミレニアム・ファルコン：スマグラーズラン」のアトラクションの横にあります。ボックス席やカウンター席と様々。映画に登場する食材が置かれており、内装にも注目です。

植物由来のミートボールを使った「Felucian Kefta & Hummus Garden Spread」と、SNSでおいしいと話題の「Cold Brew Black Caf」を注文。どちらもボリューミーで大満足でした。

ミッキーのトゥーンタウン

2023年3月19日にリニューアルオープンした「ミッキーのトゥーンタウン」。緑豊かな居心地の良い場所となり、のんびりくつろげる芝生や五感を使って遊べるアクティビティ、新アトラクション「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」などが登場しました。

ミッキーとグリーティングできる「ミートミッキー」では、ミッキーマウスのお家見学とグリーティングを楽しめます。開園からミートミッキーが始まる前の時間に、出勤前の私服姿のミッキーに会うことができます。ラフな姿のミッキーに会えるのはここだけですよ！

創立100周年を記念した新アトラクション「ランナウェイ・レイルウェイ」

「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」は、ミッキーマウスとミニーマウスの奇想天外なアニメーションの世界に入り込めるアトラクションです。

グーフィーが運転する機関車が引っ張るライドに乗り込むと、ミッキーたちのドタバタ劇に巻き込まれてしまいます。アニメーション、プロジェクションマッピング、実物セットの組み合わせと、予想のつかない進み方をしていく、今までにないアトラクションです。

アトラクションの出口にはショップもあり、「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」グッズも多数販売していますので、お土産を選んでみてはいかがでしょうか。

アドベンチャーランド

さまざまな文化が織りなす自然豊かな冒険の世界「アドベンチャーランド」。ここには、「ジャングル・クルーズ」や「インディアナ・ジョーンズ」などの冒険をテーマにしたアトラクションがあります。「ジャングル・クルーズ」は、2021年7月にリニューアルをし、ここだけの演出も楽しめます。

パークフードの定番「チキ・ジュース・バー」

南国の鳥とカラフルな花々が歌うミュージカルショー「魅惑のチキルーム」の前には、ディズニーランド・パークで根強い人気のパイナップルフロートを販売する「チキ・ジュース・バー」もあります。

「Dole Whip Float」は、暑い日に最適のドリンクで、濃厚なパイナップルソフトとジュースを一度に楽しめるスイーツです。

ニューオリンズ・スクエア

ディズニーランド・パークにしかないテーマランド「ニューオリンズ・スクエア」。ウォルトがお気に入りだった19世紀のニューオリンズを再現したものといわれています。

「カリブの海賊」、「ホーンテッドマンション」、「ディズニーランド鉄道 ニューオリンズ・スクエア駅」があります。

フロンティアランド

開拓時代のアメリカを再現したテーマランドで、「ビッグサンダー・マウンテン」、「マーク・トウェイン・リバーボート」、「パイレーツ・レイヤー・オン・トムソーヤ島」、「セイリングシップ・コロンビア」などのアトラクションがあります。

クリッターカントリー

「プーさんの冒険」や「ディー・クロケットのカヌー探検」がある「クリッターカントリー」。以前はスプラッシュ・マウンテンがありましたが、2024年後半に「ティアナのバイユー・アドベンチャー」としてリニューアルオープンすることが決まっています。

ファンタジーランド

ディズニー・アニメーションの物語をベースにしたアトラクションが多数あるテーマランド「ファンタジーランド」。ディズニーランド・パーク限定のアトラクションも多いので、時間を割きたいエリアです。

世界で最初に作られた「イッツ・ア・スモール・ワールド」には、隠れディズニーキャラクターや着物を着たキャラクターも登場します。

ボートに乗ってディズニー映画の世界へ「おとぎの国のカナルボート」

「おとぎの国のカナルボート」は、12人乗りのボートに乗ってディズニー映画のミニチュアを見学するアトラクション。キャストによる解説付きで楽しめます。緻密に作られたお城やコテージに町並み、音楽と照明効果によって、ゲストをストーリーブックの世界へと誘います。

サーカス列車に乗って楽しむ「ケイジージュニア・サーカストレイン」

カナルボートとは違った視点で楽しめるのが、映画『ダンボ』に登場するサーカス列車をモチーフにしたアトラクション「ケイジージュニア・サーカストレイン」。カナルボートではミニチュアの近くを通るため細部を、サーカストレインでは俯瞰して見ることができます。

ディズニーランド・パーク限定アトラクション「不思議の国のアリス」

映画『不思議の国のアリス』の世界を4人乗りのイモムシ型ライドに乗って進む、ディズニーランド・パーク限定のアトラクションです。

アリスと不思議の国での冒険の歩みをたどりながら、シュールな光景、まばゆい色彩、ユニークな音楽に囲まれた曲がりくねった道に入り込んでいきます。白うさぎの家、タルジーの森、ハートの女王の庭……と、まるで映画の世界に入り込んだような体験ができますよ。

向かいには、コーヒーカップ型のライド「マッド・ティーパーティー」もあります。

6人乗りボブスレーで雪山を駆け巡るコースター「マッターホーン・ボブスレー」

スイスの雪山・マッターホーンを6人乗りのボブスレーで疾走するローラーコースター「マッターホーン・ボブスレー」。雪男の攻撃を避けながら、雪に覆われた山をアルペン競技のように疾走します。

ファンタジーランドを通るコースとトゥモローランドのはずれを通る2種類のコースがあります。並ぶ場所も異なり、時期によってはどちらかのコースのみ稼働していることもあります。両コースとも楽しいですが、ファンタジーランド・コースの方がやや長く、より鋭いカーブでスリリングな体験ができます。

アメリカンな大きさのターキーレッグはここで「エーデルワイス・スナック」

「マッターホーン・ボブスレー」の近くにあるフードワゴン「エーデルワイス・スナック」では、ジャンボ・ターキーレッグを販売しています。

パークではおなじみのターキーレッグですが、アメリカンな大きさに驚くことでしょう。肉汁がジュワーッとあふれるジューシーさ、食べても食べてもなくならないので、お腹をすかせて臨んでください。

歌やダンスでライオンキングを表現するショー「テイル・オブ・ザ・ライオンキング」

2020年5月28日からスタートしたショー「テイル・オブ・ザ・ライオンキング」。映画『ライオンキング』の物語を、歌や語り、ダンス、パーカッションで表現しています。キャラクターの登場はありませんが、生歌と生演奏の迫力に驚くこと間違いなしです。

城の中を探検できるウォークスルーアトラクション「眠れる森の美女の城」

パーク中心にある「眠れる森の美女の城」の中にも入れます。映画『眠れる森の美女』の物語をミニチュアやフィギュアで再現したウォークスルータイプのアトラクションです。

トゥモローランド

「スペース・マウンテン」、「スター・ツアーズ：アドベンチャー・コンティニュー」、「ファインディングニモのサブマリン・ヴォヤージュ」、「ディズニーランド・モノレール」のトゥモローランド駅などがある、未来型都市「トゥモローランド」。

「スペース・マウンテン」は、ライドにスピーカーが搭載されておりBGMが流れます。疾走感が増し、迫力もすごいです。

期間限定で、スターウォーズの世界観を楽しめる「ハイパー・スペース・マウンテン」や、ハロウィン時期にゴーストに追いかけられる「スペース・マウンテン・ゴーストギャラクシー」を体験できるので、いつ訪れても新たな発見があるはず。

「マジック・ハプンズ」パレード

「マジック・ハプンズ」パレードは、ディズニー映画に欠かせない“魔法の瞬間”を祝うマジカルなパレードです。1日に2回、パレードルートで開催されます。

1回目はトゥーンタウンから始まり、メインストリートUSAへと向かいます。2回目はメインストリートUSAから始まり、トゥーンタウンへと向かう逆ルート。どちらの場合もパレードが始まる20〜30分前に場所取りをすれば、最前列で鑑賞できそうでした。

パレードを先導するのはミッキーマウス。魔法の杖を振りながら、きらびやかなコスチュームのパフォーマーやディズニーの仲間たち、芸術的なフロートを率いてパークを巡ります。

続いてモアナやミゲル、『アナと雪の女王2』に登場するアナやエルサなど、新しい映画の主人公たちが続き、お祝いモードを盛り上げます。

1963年の映画『王様の剣』のワートと魔法使いのマーリンが乗ったフロートも登場し、クライマックスへと向かいます。陽気な音楽と、映画のシーンを思い出させるフロートの数々、幸せな気分になること間違いなしです。

カリフォルニアディズニーランド・リゾートはキャラクターグリーティングが豊富

ディズニー好きの楽しみの1つ、キャラクターグリーティング。ディズニーランド・パークでは様々なキャラクターに会うことができます。「Disneyland」アプリから、どのキャラクターがどこでグリーティングをしているか確認できるので、時間に合わせて行けばOK。

アプリ上には乗っていないキャラクターも、ふらっとパーク内を歩いていることがあり、サインをお願いしている人もいましたよ。

パークを効率的に楽しむには「Disneyland」アプリが必須！

カリフォルニア ディズニーランド・リゾートでは「Disneyland」アプリを利用することで、より便利に楽しく過ごせます。アメリカ到着後にアプリをダウンロードし、アプリのマップやメニュー画面を確認しましょう。

アトラクションの待ち時間や、キャラクターグリーティングの開催情報、レストランのフードメニューの写真を見られるなど、便利な機能が満載。英語表示ですが、直感的に操作できるのでご安心を。パーク内にはFree Wi-Fiもあります。

次からは、公式アプリを使う上で覚えておきたい5つのサービスについてご紹介します。

ジーニープラス（ライトニングレーン）

「ジーニープラス」は、1日25ドルで、対象アトラクションを各1回だけ予約できるシステムのこと。

当日入園後、ライトニングレーンエントリー対象のアトラクションを予約できます。予約できるアトラクションは1つずつで、予約したアトラクションを乗り終わるか、一定時間経てば、次のアトラクションを予約可能です。また、パークホッパーチケットであれば、両パークで使うことができ、人気アトラクションを短い待ち時間で利用できるので、効率的に回れます。

ディズニーランド・パークでは、「ミレニアム・ファルコン：スマグラーズラン」「ビッグサンダー・マウンテン」「スペース・マウンテン」「マッターホーン・ボブスレー」「インディアナ・ジョーンズ」など。

ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークでは、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー：ミッション・ブレイクアウト！」「インクレディコースター」「ソアリン・アラウンド・ザ・ワールド」などが対象です。

インディビジュアル・ライトニングレーン

「インディビジュアル・ライトニングレーン」は、ジーニープラス対象外の大人気アトラクションを1日2回まで都度課金で予約できるシステムのことです。

ジーニープラスを購入していなくても単独で購入が可能で、1アトラクション20ドル前後（混雑状況に応じたダイナミックプライシング）です。

対象アトラクションは「スター・ウォーズ：ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」と「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」、「ラジエーター・スプリングス・レーサー」の3つ。

※インディビジュアル・ライトニング・レーンの対象アトラクションは変更になる場合があります。

バーチャルキュー

「バーチャルキュー」とは、公式アプリ内でアトラクションの待ち列に並べるシステムのこと。現在は、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークのナイトショー「ワールド・オブ・カラー：ワン」のみが対象です。

パーク入場後、午後12時から先着順で取得可能。取得できた場合は、ウォータースクリーン正面の専用エリアから鑑賞できます。

フォトパス

グリーティング施設やレストラン、パーク内のフォトスポットなどで、カメラマンが撮影した写真をダウンロードできるサービス「フォトパス」。

アプリと連携することで、撮影してもらった写真をすぐに確認できます。気に入った写真を選んで1枚ずつ購入することもできますが、アトラクション予約システムの「ジーニープラス」または「フォトパスワンデー」を購入すると、その日撮影してもらった写真をすべてダウンロードできます。

モバイルオーダー

クイックサービス・レストランを利用するときにおすすめなのが、アプリから注文できるサービス「モバイルオーダー」です。

使い方は簡単で、アプリでレストランとメニューを選び、クレジット決済でオーダーするだけ。注文が出来上がったらアプリにお知らせが届くので、あとはモバイルオーダー専用カウンターで受け取るだけでOK。

行列に並ばずに注文できる上に、支払いも済んでいるという楽ちんさなので、クイックサービスの食事では毎回利用しました。

1955年開園の世界で最初に作られたウォルト・ディズニーのテーマパーク「ディズニーランド・パーク」。アトラクションやレストラン、お土産購入など、ここならではの楽しみが盛りだくさんです。事前にある程度エリアの情報を入れた上でパークを巡ると、より充実した滞在になること間違いなし。“地球上で一番ハッピーな場所”へ旅行してみてはいかがでしょうか。

※内容は予告なく変更となる場合があります。

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取材・撮影・文／加藤あやな