宿泊者限定ツアーに注目！「OMO3東京赤坂 by 星野リゾート」滞在記

2022年07月07日 09時00分

東京の一等地にあり、働く人が行き交う「赤坂」。古くは武家屋敷が立ち並び、明治時代から続く料亭文化が残る、歴史と文化の街でもあります。「OMO3（おもすりー）東京赤坂 by 星野リゾート」は、そんな赤坂の知られざる魅力を教えてくれる都市ホテルです。

OMO3東京赤坂のスタッフが扮した「ご近所ガイド OMOレンジャー」と一緒に赤坂を散策して、たどり着いた先は元芸者の女将がいる大人の隠れ家…!?

OMO3東京赤坂 by 星野リゾート1泊2日滞在記をお届けします。

OMO3東京赤坂 by 星野リゾートの詳細・予約

赤坂を深く知る！「OMO3（おもすりー）東京赤坂 by 星野リゾート」とは

OMO3東京赤坂 by 星野リゾートは「イイとこみっけ」をコンセプトに掲げ、2022年2月にグランドオープン。江戸幕府のお膝元としてにぎわい、政治・ビジネスの中心地として大きく発展した赤坂の、一歩踏み込んだ体験ができるホテルとなっています。

ちなみに「OMO」とは寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市ホテルブランド。OMOの後ろにある数字はサービスの幅を示しており、例えば「OMO7」はフルサービスホテル。「OMO3」はカジュアルに旅が楽しめる「ベーシックホテル」です。

アクセスは「赤坂見附駅」10番出口より徒歩約3分、「赤坂駅」1番出口より徒歩約3分と好立地。平安時代からその名が語り継がれている「一ツ木通り（ひとつぎどおり）」に面しています。

フレンドリーなスタッフの笑顔にほっこり。チェックイン

館内に入るとすぐにフロントがあり、「こんにちは」と笑顔で出迎えてくれたフレンドリーなスタッフ。マーブル調のシックなデザインがとてもスタイリッシュなフロントです。チェックインは自動チェックイン機から操作します。

操作方法は事前にメールで送られてきた二次元バーコードを読み込み、案内に沿って進むだけ。チェックアウトも自動チェックイン機で簡単にできます。

おいしいお店を知れる！「ご近所マップ」に注目

チェックインを終え進むと、広がっていたのはパブリックスペースの「OMOベース」。大きなソファが並んだラウンジもあり、季節のイベントに合わせた装飾も楽しめます。2022年6月1日（水）〜8月31日（水）の期間は赤いビールとお菓子のペアリングを楽しむ「赤坂レッドビアベース」を開催しています。

OMOベースに設置された幅約5.6m、高さ約2.8mの大きな「ご近所マップ」は、OMOブランドならではのしつらえ！街を楽しみ尽くすための「Go-KINJO（ごーきんじょ）」というOMO共通サービスの一つです。赤坂の街の情報が1枚に詰まっており、「サカス坂」や「桜坂」など19を数える赤坂の「坂」も載っています。

ご近所マップはお店の情報が記載された「木札」と連動しており、例えば青の7番は洋菓子店「アラボンヌー」を示しています。この木札で紹介されているのは、おすすめの約40軒の菓子店、カフェ、レストラン、バーなど。OMOレンジャーたちが赤坂の街にある100軒以上のお店を巡り、食べ歩いた中で厳選したお店です。

木札を見ていると、「木札を取るとイイことあるよ！」という気になる文字を発見。木札の裏に隠れていたのは宿泊者限定の商品の割引やサービスなどお得な情報でした！一枚ずつチェックしたくなる、遊び心のある仕掛けです。

どこに行くか迷ったら、OMOベースで楽しめるアクティビティ「著名人も愛する!?赤坂の手土産ダーツ」にご参加を。これは料亭文化や、社長秘書が手土産を購入する赤坂らしい文化にちなんだアクティビティです。ボードには「IT革命児が取り寄せたまんじゅう」など気になるメッセージで名店が紹介されていて、ダーツが刺さったお店の情報をOMOレンジャーが詳しく教えてくれます。

いざ、ダーツを投げてみると、当たったのは「名店で修行したパティシエのタルト」！これは誰もが知っているタルトの有名店で修行したパティシエ・坂本和哉さんのお店「アラボンヌー」を示しています。フルーツがとても新鮮で、おいしいケーキやタルトが食べられるんだとか……！お土産にぴったりの焼き菓子はお酒との相性も良いということで、ペアリングも教えてくれます。

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客室は「ダブルルーム」と「ツインルーム」の2タイプ

客室は全140室、2タイプ。ベーシックホテルのためシンプルかつ機能的な空間で、京都の洛中高岡屋とコラボレーションしたOMOオリジナルの「おじゃみ座布団」がアクセントになっています。「ツインルーム」は23.6〜24.3平米のゆとりある造り。友達との旅行にぴったりです。定員は1〜2名。

コンパクトながらソファが備わっているので、2人で座りながらおしゃべりもできます。

ベッドは日本製で、枕は「やわらかめ」と「かため」の2種類があらかじめ用意されています。「やわらかめ」はダックダウンと羽毛入り、「かため」はそばがらと羽毛入り。好みの枕で質の高い睡眠ができます。

ユニークなポイントが、洗面台がベッドルームに備わっていること。1人がバスルームを使用している時でも、洗面台を使うことができます。

周辺観光が楽しい「OMO3東京赤坂」のこだわりの設えがゆったり入れるバスタブ。足の疲れを温かいお湯で癒せます。トイレ別。

アメニティは無料の歯ブラシ、クシ、ヒゲソリがフロント横に設置され、必要なものを自分で取るスタイル。OMOデザインがかわいいルームウェアは1着200円でレンタルできます。

シャンプー・コンディショナー・ボディソープは環境に配慮し、ポンプボトル式。オレンジオイルの爽やかな香りでリフレッシュできました。

もう一つの客室「ダブルルーム」は19.6〜20.3平米で、一人旅やカップル旅におすすめ。160cm幅ダブルベッドはとても広く、ビジネス利用としても人気です。

たどり着いた先は大人の隠れ家！「まさかの赤坂さんぽ」

「これに参加しないと、もったいない！」というアクティビティが「Go-KINJO」の「OMOレンジャーツアー」。OMOレンジャーと一緒に街を巡り、赤坂の街をディープに楽しめる宿泊者限定ツアーです。現在OMO3東京赤坂では2種類のツアーを開催しており、1日目は15:30からの「まさかの赤坂さんぽ」（1名あたり1,000円）に出発です！

このツアーは赤坂にまつわる「ま・さ・か」な話を聞きながら、約1時間、赤坂周辺をウォーキング。まずはホテルがある一ツ木通りから円通寺通りへと進むと、先ほどダーツで当たった「アラボンヌー」に出会いました。早速寄り道ですが、ゆるっと散策できるのもツアーの魅力です。

赤坂が明治時代には軍用地だったことがわかる史跡や、江戸時代に時を告げる役割を果たした円通寺の鐘など、ただ歩いているだけでは決して気がつかないような歴史を教えてもらいながら、円通寺通りを右折。すると中央がくぼんでいる薬研坂（やげんざか）に到着しました。「薬研」とは漢方などの薬剤を粉末にするすり鉢で、その形に似ていることからその名がついたそう！

薬研坂を上りきり、青山通りを進むと見えてきた「豊川稲荷東京別院」。このお寺には「お供え納め箱」があり、油揚げや甘いものなど、狐の好物とされるものがお供えされています。ツアー参加者もべっこう飴を供えてお参りし、その文化を体験できます。

「まさかの赤坂さんぽ」で最後にたどりついたのは、とあるビルにある隠れ家のようなサロン「のら犬」。ここは元芸者の湯川さんが営むお店で、大人な香り漂う芸者の世界「花柳界（かりゅうかい）」をカジュアルに体験できます。飲み物はおかわり自由で、おすすめは湯川さん自家製のレモンスカッシュ。料金はツアー料金に含まれています。

赤坂は昭和時代に数多くの料亭が軒を連ね、料亭で華を添える芸者も数百人いたそうです。しかし現在は料亭の減少とともに芸者の数も減り、現在では約20人に。湯川さんはそんな芸者の文化を守るためにイベントを開催するなど尽力されているとお話を伺いました。普通の観光で元芸者の方とお話できる機会は、滅多にありません！それも「まさかの赤坂さんぽ」の魅力です。

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赤いビールで乾杯！夏のプログラム「赤坂レッドビアベース」

ホテルに戻った後は、期間限定の「赤坂レッドビアベース」でアペリティフ！赤坂の地名にちなみ「赤」一色にデザインされた空間でお酒を楽しめます。1階「上島珈琲店赤坂一ツ木通り店」で販売している宿泊者限定の「赤ペロセット」（1,000円）が楽しめます。赤坂の地ビール「赤坂ビールルビンロート」とアラボンヌーの「いちごメレンゲ」がセットになっています。甘みのある赤いビールと、甘酸っぱいいちごのお菓子はとても相性が良く、夕食前のおいしいひとときを過ごせました。

宿泊者限定メニューを満喫。「よなよなビアワークス」で夕食

夕食はホテルから約5分歩き、木札に「イイことあるよ！」と書かれていた「YONA YONA BEER WORKS 赤坂店」へ。なんと宿泊者は滞在中、全商品が10％OFF！さらに宿泊者限定メニュー「赤YONA宴ボール」（2名分 3,500円）を注文すると、柑橘系の爽やかな「よなよなエール」のウェルカムビールでおもてなししてくれます。

赤YONA宴ボールは下段にオニオンドレッシングがおいしい「森のヤッホーサラダ」、中段にビールと最高に合う人気メニューの「窯焼き職人ソーセージ」＆「国産鶏のローストチキン」、上段に赤坂の料亭文化にちなんだ和風のおつまみが入った特別メニューです。限定ステッカーのプレゼント付き！

上段は「クリームチーズ＆いぶりがっこ」「野菜のピクルス」「たこわさ」の3点盛り。赤坂の料亭文化に想いを馳せながら、軽井沢発のクラフトビールとともに満喫しました。

平日だけのうれしい特典もある！？「早起きは三文の徳ツアー」

翌日は2つ目のOMOレンジャーツアー「早起きは三文の徳ツアー」に参加するべく、7時5分前に1階OMOベースへ。まだ街が動き始める前に出発し、日中には想像もできないほど静かな赤坂を体験できます。宿泊者限定、参加費は無料。所要時間は約1時間です。

約10分歩き最初に到着したのは、ビルに囲まれるように鎮座する千代田区の「日枝神社」です。赤坂は港区ですが区境にあり、すぐにお隣の千代田区へと行くことができます。日枝神社は皇居の裏鬼門を守る由緒ある神社のため、日中は参拝のために皆が列をなすことも。しかし早朝は参拝客も少なく、神聖な雰囲気の中お参りができます。

日枝神社から上り坂の「山王坂」を上ると見えてきたのは、「国会議事堂」！都会の一等地である赤坂らしく、「日本の中心」といえる国会議事堂や内閣総理大臣官邸などが集まる千代田区永田町を歩きます。もしホテルから真っ直ぐ歩いたとしたら国会議事堂まで約15分で到着し、赤坂からの近さに驚きました。

「今日は平日なので、特別コースです！」と言いながらOMOレンジャーが連れて行ってくれたのは赤坂「伊勢幸」。料亭にも仕出しをしている創業127年のお豆腐屋さんで、なんと出来立ての「おぼろ豆腐」を試食させていただけるのです。国産大豆の風味が上品に香るアツアツの豆腐は、おいしくないわけがありません！「伊勢幸」の営業日の平日に参加した人にはうれしい特典ですね。

ホテルに戻り、運動もしてお腹が空いてきたころ。最後に朝食にぴったりのお店を教えてくれます。おすすめのお店の中には「早起きは三文の徳ツアー」参加者限定でお得な特典が付くお店もあります。ホテル1階の「上島珈琲店赤坂一ツ木通り店」もその一つで、参加チケットをレジで渡すとメニューには載っていない有機豆乳のミルク珈琲が注文可能です！