「彼に浮気されたけど別れたくない...」関係修復し「長続きカップルになるための秘訣」

2024年02月08日 20時10分

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彼に浮気されたけど別れたくない。悩んだ末に選ぶ再構築の道ですが、関係を再び築くには乗り越えるべきモノも沢山あります。また多くの女性が、再構築をダメにするNGな対処をしがちです。この記事では、再構築の際にやってはいけないことと、やって欲しい事を具体的に紹介していきます。

浮気からの再構築で気をつけるべきこと



【おおしまりえの恋愛道場】vol. 249

彼や夫が浮気した!

そんなとき、あなたならどうしますか? 「即別れる」と決める女性も多いかもしれません。でも中には、彼のことが好きで離れられず、再構築を選択するケースもあります。

強い決意とともに歩む再構築の道ですが、実は同じことの繰り返しになったり、もっと酷い関係になってしまうことがあります。愛し愛される関係を新たに築くためには、ポイントがいくつかあります。

今回は、失敗しがちなカップルがやっていることと、再構築し愛される関係になった女性がやった事の違いについて解説します。


再構築が失敗まっしぐらの行動3つ


「二度としないで!」と再発防止に努める


浮気からの再構築を考えたとき、まず誰しもが「もう二度としないで!」といった、浮気防止策について行動を起こすと思います。

単純な口約束に始まり、飲み会の際はLINEと写真を送る約束をしたり、不安な場合はGPS共有アプリをつけたりする人もいるでしょう。どれも防止策としては一定の効果はありそうですが、浮気という行動を再び発生させないことだけにエネルギーを注ぐと、関係自体はよくならない事も多いです。

例えば、浮気は防止できたとしても、ギスギスして不仲になっては意味がないですよね。


そもそも浮気は、あなたとの関係性や、男性自身の貞操観念に問題があるなど、行為そのものが起きる原因は別のところにあります。原因の根っこに関係性や価値観の問題がある場合、表面的な再発防止に努めても、何らかの形で破られたり、浮気は無くなっても、別の問題が起きてしまったりするのです。


彼や浮気相手を一方的に責める


浮気された側の女性は、1回だろうが複数回の関係だろうが、とても傷つくものです。その傷ついた感情は、多くの場合、彼や浮気相手の女性に向くこととなります。

以前取材したケースでは、浮気相手の女性に彼女側がかなり激しい怒りをぶつけてしまい、思わず彼が浮気相手を守る(彼女の行動を静止した)なんてことも聞きました。こうなると、彼女側は再び傷つくことになると同時に、彼氏も彼女を見る目が変わってしまい、再構築への道がさらに険しくなりそうです。

彼や浮気相手に腹が立つ気持ちは分かりますが、1番にしてほしいのは、関係や状況を良くするために、まずは自分を整えることです。これを忘れず、前に進んでいきましょう。


結婚や妊活など次のステップを急ぐ


浮気が分かり関係が悪化すると、巻き返し(という表現がすでにおかしいのですが)を考え、結婚や妊活など、関係のステップアップを望む女性がいます。確かに浮気によって関係性が揺らいた分、繋がりを強化したくなる気持ちは理解できます。

しかし、問題の根本を解消せず結婚や妊活をしてしまうと、次に問題が起きたとき、今度こそ修復や別れといった選択が取りにくくなり、お互い幸せになれません。


また、結婚や子育てなど、2人の関係性が変わる出来事が起きれば、自然と彼の行動や気持ちが変わると考える女性は少なくありません。しかし、変わるかどうかは個人差があると同時に、女性ほど男性は変わらない傾向があります。

盲目的に結婚や妊活などに解決の糸口を見出すのは、リスクが高いことはお伝えします。


愛される再構築を叶えるために女性がしておきたいこと


ここからは、再構築が2人にとっての新たな幸せに繋がるために、女性側ができることを3つ紹介します。再構築は2人の努力が必要ですが、まず変えるべきは自分自身です。どんなときでも相手を変えることはできません。自分の心や行動を変えることで、相手もその影響を受け、心や行動が変わり、そして関係が変わります。この仕組みを覚えておきましょう。


恋人との関係に改めて当事者意識と責任を持つ


最初にやっていただきたいのは、彼と自分との関係に、改めて当事者意識や責任を持ち直すというものです。

浮気をした彼を選んだのは自分である 別れないことを選択したのは自分である 2人の関係をもう1回良いものにすると自分が決める 浮気は2人の関係性の中で起きてしまったことだと責任を持つ

こうした当事者意識と責任を改めて持ってもらいたいと思います。


これを「コミットメント」と呼ぶのですが、こうした決意は、物事に強い当事者意識を芽生えさせ、心や行動を良い方向へ変えていきます。

想像して欲しいのですが、なんとなく告白されて付き合った相手より、自分が付き合いたいと思い、意を決し告白した相手の方が、最初の熱量は高くなりますよね。

長期的に考えたらどちらの関係性が良くなるかはわからないものの、短期的には「私が選んだ相手」だから熱量が高いのは理解できると思います。

こうした良い熱量の高さを生むのが、コミットメントなのです。


負の感情を徹底して解消する


関係の再構築をする際必ず行って欲しいのが「負の感情」の解消です。例えば、浮気された女性なら、こうした感情を抱くものです。

彼に裏切られた悲しみ 浮気相手への怒り 自分に対する無価値感 幸せになれない罪悪感 この先どうなるのかという不安感

1つ1つきちんと時間を取り、1人のときに感情を味わってみてください。できれば、お腹や胸など体のどこが締め付けられるのか、感覚まで一緒に味わえればなお良いでしょう。


深い呼吸をしながら負の感情を味わえると、だんだんと呼吸とともに感情は体から吐き出されていきます。これが「感情の解消」です。


他にも、気持ちを紙に書きなぐるとか、人に話して受け止めてもらうことで解消させるなど、方法は色々あります。大切なのは、これら感情を持ったまま再構築に望まないことです。負の感情を抱えたまま再構築を進めると、もれなく彼にイライラをぶつけたり、不安から束縛が強くなったりと、よくない行動を生み出します。


関係は「元に戻す」ではなく「新たに作る」


最後は、関係の築き方についてです。再構築というと、「付き合った頃」に戻そうとする方が多いのですが、それでは再構築とは言えませんし、付き合った頃のような関係に戻すのはまずもって不可能です。


大切なのは、元に戻すのではなく起きてしまった事も含め、新たに関係をいいものに作っていくという、創造の視点です。

そもそも付き合った頃の関係は、お互い見えない部分も多いからこそ、良い関係が保たれていた側面があります。色々見えて一度ダメになってしまった関係を、また元に戻すというのは理論的にも難しいのです。

ぜひ今の彼と今の自分で、どんな付き合いになったらもう一度ハッピーを味わえるか、ワクワクする気持ちとともに考えてみましょう。


ここまで、関係構築の際に避けたいことと、やって欲しいことを紹介しました。大切なのは、今の自分がどうしたいかであり、その気持に素直に従っていけば、必ずいい方向へ状況は進みます。浮気という出来事はショックですが、それも人生を良くするチャンスと捉え、ぜひ前を向いてみてください。


おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト


10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。




©Vladimir Polikarpov/Adobe Stock


文・おおしまりえ

anan

2024年02月08日 20時10分

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