ラブラブが加速しちゃう...! 彼からもっと愛される「本命彼女の意外なテク」

2022年07月28日 20時00分

恋愛 anan

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、彼から、彼の同僚を交えて河原バーベキューを提案された26歳女性。敏感肌で日焼けが怖い彼女はどう答えれば? 三松さんが彼からもっと愛されるコツを教えてくれます!

朱莉(26歳)日焼けレスでいたいけれど、彼氏からアウトドアのお誘いが!



【レスなひとびと】vol. 171

「朱莉ちゃん。今度、会社の同僚が河原でバーベキューしようって言ってるんだけど、どうかな?」


付き合い始めたばかりの晴喜からの誘い。提示された日は丸1日空いていた。とっさにこう言ってしまった。


「え〜! ちょっと予定、確認するね」


バーベキューが嫌なわけではない。朱莉は敏感肌で日焼けが苦手。日光に当たりすぎるとすぐ赤くなり、ひりついてしまう。それに将来、シミやシワになるのも怖い。母親は56歳でシミだらけ。ガチにコンシーラー塗りたくるのを見ている。


「ママみたいにはなりたくない!」


今までのデートは曇りや雨の日だったり、仕事終わりの夜だから気にしたことはなかった。だから、突然のアウトドア誘いにとまどっていた。河原でバーベキュー。日差しを遮るものなど…ない。


だからって、つばの広すぎる帽子やサングラス、UVカットパーカーの完全防備でいくのはどうだろう。晴喜の会社の人も来るというのに、ドン引きされそう。


女優気取りのめんどくさい女だって思われたくない。でも、日焼けは困る。10年後、母みたいにシワシミだらけになっていたら「ぶさいく」って思われちゃう。晴喜とは、結婚してからも「きれいだね」って言われていたい。


一度、日当たりのいい晴喜の部屋でエッチ突入になったことが。


その時は控えめに「ねえ、カーテン閉めて」と言った。たぶん、晴喜は恥ずかしいからだと思っただろう。「ん、そうだね。朱莉ちゃんのカラダ、明るいところでよく見たいけどな」と言って、すぐに閉めてくれた。


晴喜には一切話していないけれど、朱莉の家の窓はUVカットフィルムを貼り、遮光1級のカーテンがついている。夏は毎日入念に日焼け止めを塗り、日傘をさし、ビルの影を選んで歩く。電車やバスでは日の当たらない席に座る徹底ぶり。


晴喜は「朱莉ちゃんの肌、白くてすべすべで好きだな」と言ってくれたけど、そういう努力の上に成り立ってるもの。でも、話しても伝わんないだろうな。


以前お付き合いしていた人との別れの経緯はこうだ。


「神経質な女だな」とか「気にしすぎで俺までつまんなくなってくる」とか。最後には「その帽子、つば広すぎで魔女みたいじゃね?」とか。いちいちつっかかってくるのに疲れて、別れた。


正直、河原でのバーベキューはかなり楽しそう。会社の人に紹介してもらえるのも、すっごくうれしい。晴喜とは、いっぱい思い出を作りたい。でも、お肌が赤くて痛くなるよーー。

【三松さんからのコメント】


朱莉さん、かわいい悩みに見えますが、敏感肌のかたにとっては最上級の悩みですね。アウトドアセックスできないし。彼と結婚を考えてるなら、避けて通ることのできない話です。きっといずれは、ピーカンの沖縄に旅行をしたり、新居のカーテンを選んだりします。


何度か晴天デートを断わることが続いたら晴喜さんも「あれ、嫌われているのかな」とか「会社の人に紹介されるのは嫌だったかな」などと、誤解してしまう。そんな悲しい行き違いで、仲が壊れてしまうのはもったいない!


正直に伝えることについては、苦い思い出があるかもしれません。でも、もし晴喜さんが「真剣に付き合いたい」と思っているなら元カレの時のようにはならないはず。


現に朱莉さんを会社の人に紹介したいと言っているくらいなので、真剣交際の可能性は大でしょう。


それに、日焼けすると肌トラブルになるのは体質で、変えようのないこと。朱莉さんのことを大事に思っているのであれば、理解し、一緒に工夫をしてくれるはず。


「晴喜くんに肌すべすべで好みだと思われ続けていたいこと」や「日差しは超苦手だけど、一緒にいたい気持ちはすごくあること」をマジ顔で伝えてみて。


「日焼けレスの敏感肌女の皆さん、私は夜しか活動しないわとかまし続けてみてください。ミステリアスなバンパイア美女と思われて意外にモテるかも…」



三松 真由美 

恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。




©Tara Moore/Gettyimages

©Aja Koska/Gettyimages


文・三松真由美

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2022年07月28日 20時00分

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