手当たり次第会ってもダメ...! 高確率で「運命の人と出会える」方法

2021年07月08日 21時00分

恋愛 anan

現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、研修医の彼がいるにも関わらず、マッチングアプリをやめられない25歳女性。いつまでも経っても現状に満足できない彼女に、三松先生が出会い系アプリの怖ろしい負のループを教えます!

菜月(25歳)彼氏がいても“本気度レス”でマッチングアプリがやめられない。



【レスなひとびと】vol. 123

純也とは「付き合って」と言われたから、付き合いはじめた。研修医で将来安泰。女の子の扱いも下手じゃないし、悪くはないと思った。


本当に、悪くはないのだ。ただ「運命の人!」の実感がない。もっといい人、いるんじゃない? 純也と付き合いはじめて3か月経つが、マッチングアプリとはずっとお友達。


さすがに純也と付き合い始めてからはヘビーユーザーではない。週一くらいでマッチ男と会っている。純也が当直の日が‟マッチ男DAY”。


今日のデート。日本橋のフツーのイタリアン。大手飲料メーカーに勤めるおぼっちゃまって感じの拓造くんは、とにかくもう…ずーっと自分の話。家でママに自分の話を「タクちゃん、すごいすごい」って聞いてもらって育ったに違いない。ママの顔が浮かぶよ。


小学生時代の武勇伝から、今の職場での活躍エピソードまで語る語る。さりげない感じを装いつつ、ガッツリと「すごい俺」エピソードを挟んでくる。まだ続くの!? と内心ウンザリ。


あくびを必死でこらえる3時間。まあ、一回くらいエッチしてもいいけどの思いはよぎる。今日も運命の男は出現せず。


純也から電話がかかってきたのは、デートの帰り道。夜道をコツコツ歩くヒールの音が聞こえたのか「あれ、菜月、今日遊びに行ってたの?」と聞かれる。「うん、美波と会ってたの」と答えると「美波ちゃん? ああ、大学の友達の子ね」とあっさり信じる純也。そう、純也はいつも菜月の嘘にまったく気づかない。


菜月は女友達と遊ぶ時、ローヒールしか履かない。まわりの女子よりも背が高いのを気にしているから。なんで、純也はこんな簡単な嘘にも気づかないんだろう。心の中で純也をバカにする。嘘をついているのは自分なのに。


週末は、本当に美波と会った。「最近どうよ。結婚できそう?」と聞かれ「全然ダメ」と答える。研修医の彼氏もいるし、3日前の拓造くんからは「菜月ちゃんと付き合いたい」とLINEがきたけど。


付き合うわけないっしょ。なんでこの程度の男にイケるって思われるんだろ。2度目のデートでセックスできるって思われてる。情けない。ヘラヘラ笑いながら言い直す。「いやほんと、人生全然うまくいってない、アタシ、何もかもダメ」。


ぶらぶらさせたローヒールが椅子の足にぶつかってスポっと脱げる。また来週もマッチ男とデートしてみるか。

【三松さんからのコメント】

 

「人生全然うまくいってない、私ってダメなやつ」。

謙遜しているように見えて、実はこれ、自分のダメな部分を認めていないことからくる発言です。菜月さんがマッチングアプリをやめられないのは、どこかで「自分はこの程度の男と付き合う女じゃない」と思っているからじゃないのか。高慢すぎです。


理想と現実が食い違うってつらいですよね、と悲しむ自分に共感してほしいだけじゃないか。


まず、相手のダメな部分を見つけてしまったときに、ならば自分はどうなの? と振り返ってみましょうよ。純也さんは鈍感なのかもしれないけれど、メンズにはありがちなレベルです。いちいち詮索する神経質男よりラクじゃない。相手ばかりにダメ出しして、自分のダメを棚上げする女にほんとの恋は寄って来ない。


「アタシ、何もかもダメ」とごまかさずに「何がダメ」なのか、ピンポイントで考える。「ダメ」を「よっしゃ」に変換しないと魅力的な大人になれないのであります。相手と向き合う‟本気度”が少ない、それすなわち、自分とも本気で向き合っていないってことなのです。


20代やそこらで完璧男と完璧女の完璧恋愛などありません。相手と向き合って磨きあっていくうちに、唯一無二の存在になってくることがある(…あると信じたい)。


あなたが本気で自分の「ダメ」を「よっしゃ」に変換できたら今度こそベストな人と出会う確率が上がります。手当たり次第に出会っても、打率は低いと今回の件でつくづくわかったはず。マッチツールは、すぐに出会えちゃうから、だんだん緊張感が薄れていくのが難点ですね。


「マッチング依存女子に告ぐ。スマホ1台でホイホイメンズと出会える時代。ダメなら次の人のループにハマると13人目で疲弊してシカバネになるぞ。本気で自分のダメに向き合え」


三松 真由美 

恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。




©KristinaJovanovic/Gettyimages


文・三松真由美

anan

2021年07月08日 21時00分

恋愛 anan

BIGLOBE Beauty公式SNSはこちら!

最新記事はここでチェック!

ヘアサロン・美容院を探すなら
BIGLOBE Beauty
ヘアサロン検索

タグ一覧

ヘアアレンジ スタイリング 時短アレンジ術 簡単アレンジ術 前髪 人気ヘアカラー まとめ髪 ショートヘア ボブ ミディアムヘア ロングヘア ストレートヘア パーマヘア ポニーテール お団子ヘア ヘアアイロン活用 ヘアケア シャンプー 髪のお悩み 流行ヘア モテヘア カジュアルヘア オフィスヘア ヘアアクセサリー バレッタ ターバン ヘアピン・ヘアゴム 小顔ヘア セルフネイル ジェルネイル 上品ネイル ピンクネイル カジュアルコーデ シンプルコーデ ナチュラルコーデ プチプラコーデ フェミニンコーデ コンサバコーデ ガーリーコーデ モテコーデ ベーシック ゆったりコーデ ママコーデ ストリートコーデ モードコーデ ギャル 結婚式コーデ ミリタリー モノトーンコーデ カラーコーデ スポーツMIXコーデ パーティスタイル ヘビロテ 着回し抜群 トップス アウター カーディガン シャツ ワンピース ビスチェ パーカー フーディー コート トレンチコート カラージャケット スカート フレアスカート タイトスカート ミニスカート デニムスカート ガウチョパンツ ワイドパンツ ワイドデニム スキニーパンツ バギーパンツ 靴下 タイツ スニーカー サンダル ミュール ニューバランス ブーツ ショートブーツ パンプス 帽子 ニット帽 ベレー帽 スカーフ グッズ メガネ ベルト 腕時計 ピアス トレンドアイテム バッグ ファーバッグ クラッチバッグ リュック ショルダーバッグ チェック柄 グレンチェック 刺繍 ファー ロゴもの コーデュロイ デニム 色気のある格好 花柄 ボーダー柄 レイヤード パンツスタイル ドレススタイル ニット スウェット anan表紙 雑誌付録 ユニクロ GU しまむら ZARA メイク術 スキンケア クレンジング 化粧水 美容液 オールインワン 美白ケア 毛穴ケア 眉毛ケア コンシーラー ファンデーション マスカラ アイシャドウ リップ 乾燥対策 ムダ毛ケア バストケア ヒップアップ マッサージ エクササイズ ダイエット ヨガ 動画レシピ サラダ カフェ巡り スタバ ひとり旅 女子旅 パワースポット巡り 人気スポット 絶景スポット 絶品 お弁当 スイーツ パン 占い 心理テスト 結婚 浮気・不倫 モテテクニック スピリチュアル 恋愛お悩み 男性心理 デート 恋愛テクニック ドン引き行動 LINE体験談 ホンネ告白 胸キュン 片思い カップル話 婚活 倦怠期 ファッション恋愛術 プチプラ おしゃれマナー マネー お仕事 家事・育児 趣味 アプリ 癒し 大人女子 金運 ミュージック アニメ・漫画 アウトドア 清潔感 インスタ映え イメチェン パンチョとガバチョ

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、 各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。
ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。 本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。
ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。