じわじわ嬉しい...おうちデートで彼が喜ぶ「ちょっとした気遣い」3つ
文・牧ぐりこ
彼女は飲めないのに、家にコーヒーが

「僕の彼女は、コーヒーが苦手で飲めません。なんでも『苦すぎる』んだとか(笑)。僕はコーヒー派なんですけどね。
ある日、彼女の家で『なにか飲む? 紅茶と麦茶、コーヒーもあるよ』と聞かれたんです。彼女は飲めないのに『あなたが来るから買っておいた』と、ドリップコーヒーを出しながら言っていました。健気な気遣いに、すごくいい子だなって惚れ直しましたね」(32歳・インフラ)
“自分は飲めないのに”わざわざ彼の好物を用意してくれた、というエピソードでした。彼女さんが彼の顔を思い浮かべながら買い物をする様子を想像すると、微笑ましいですね。
急なお泊まりで、服を洗ってくれた

「付き合ったばかりの頃の話です。残業で遅くなって終電を逃し、彼女の家に転がり込んだことがありました。日付も変わった深夜の訪問でしたが、彼女は歓迎してくれました。疲れていたので、すぐに寝てしまいましたが……。
翌朝目覚めると、脱ぎ散らかしたはずのワイシャツがハンガーにかかっていたんです。ピシッとアイロンまで当ててありました。聞くと『ヨレヨレの服で送り出したくないから』と、彼女が昨日のうちに洗濯してくれたんです。仕事でピリピリしていた心に染み渡る気遣いでした。『いつもやってあげるわけじゃないからね! 大変そうだけど頑張って』とまで言ってくれて『彼女のことは絶対大切にしよう』とあたたかい気持ちになりました」(34歳・食品)
仕事で忙しいときは、部屋が散らかってしまったり、食事はコンビニで済ませたりと、暮らしから人のぬくもりが減ってしまうもの。そんなとき、彼女がひと手間かけてくれたワイシャツに袖を通したら、張り詰めた気持ちがすこし穏やかになりそうです。大変なときだからこそ、ちょっとした思いやりが心に染みた、というエピソードでした。
手作り菓子でおもてなし

「この間、彼女の家で手作りのパウンドケーキが出てきました。『暇つぶしに作ったの』と言っていましたが、これがウマい! 普段甘いものはあまり食べないのですが、素直に美味しいと感じました。手料理を振る舞ってくれる女性は多いと思いますが、お菓子となると珍しいですよね。隠れた特技でもてなしてくれて、嬉しかったです」(30歳・メーカー)
これまでにされたことのない“おもてなし”をされて、嬉しくなったというエピソードでした。休日に楽しんでいる趣味のある方は、この機会に披露してみては?
以上、男性が「お家デートで嬉しかった気遣い」でした。彼の喜ぶ顔が見たくて工夫したことは、しっかり心に届いているようです。「好きな人だから喜んでもらいたい」という思いやりを、これからも大切に!
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