湯船はどこから入るのが正解?【温泉マナー】入浴時のNG行動

2024年03月16日 19時30分

おしゃれマナー ライフスタイル anan

旅館やホテルに宿泊したときの楽しみの一つが、心身ともに疲れを癒しゆったりとリラックスができる「温泉」ではないでしょうか。実は温泉にも入浴をする際のルールとマナーが存在します。温泉にも上座と下座があるのをご存知でしょうか? 意外と知らない温泉に入るときの入浴ルールとマナーについて、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。

温泉の入浴ルールとマナー



【元社長秘書のマナー講座】vol. 28

旅館やホテルに宿泊したときの楽しみの一つでもある「温泉」。自然を感じることのできる露天風呂や広々とした大浴場など、心身ともに疲れを癒しゆったりとリラックスできるのが醍醐味ではないでしょうか。そんな魅力的な温泉が大好きという方も多いかと思います。


しかし、気持ちが良くなり周りが見えなくなってしまい、知らず知らずのうちに迷惑をかけてしまっていた…ということは避けたいものですよね。他の入浴客と同じ空間を共有する以上、みんなで快適に利用するための最低限のマナーがあります。


今回は、意外と知らない、温泉に入るときの入浴ルールとマナーについてQ&Aにてご紹介をします。ぜひ、チェックしてみてくださいね。

温泉の入浴ルールとマナー


Q1. シャワーやかけ湯をしないでそのまま温泉に入ろうとしたら止められた! なんで?? 


A. 温泉に入る前に、必ずシャワーやかけ湯をして体の汚れを落とし湯の温度に体を慣らすのがマナー。


かけ湯は体の汚れを落とすだけでなく、湯の温度に体を慣らすという目的もあります。お風呂の場合でもシャワーで体の汚れを落としてから入浴をする方が多いと思いますが、温泉も同様。さらにかけ湯には、急激な温度変化でおこる血圧の急上昇を防ぐ効果があるためとても大切です。正しいかけ湯の仕方は、心臓から遠い足先など末端から少しずつ上へとあげ、胸や肩がしっかり温まるようたっぷりかけ湯をしましょう。また、シャワーで汚れを先に落としてからかけ湯をするなど、温泉施設によってルールが異なるため確認をしてルールに従いましょう。

Q2. 温泉に入るときどこから入るのが正解? 上座下座があるって本当? 


A. 湯船に入る際は、湯尻のほうから入るのがマナー。湯口が「上座」、湯尻は「下座」。


温泉において、新鮮な湯が沸いている湯口は上座、湯尻は下座になります。湯口は湯尻よりも温度が高く温泉成分が濃い傾向にあるため、温泉に体を慣らすという意味でも、湯尻から入るのが良いでしょう。また、先に入っている方への配慮も含めて湯尻から入り、徐々に湯口に移動をしましょう。

Q3. 長い髪をまとめずに温泉に浸かっていたら嫌な顔をされました。どうして? 


A. 長い髪は湯にかからないようにまとめるのがマナー。


衛生上、湯船にタオルを浸けてはいけないというルールは聞いたことがありますよね。それと同様に、髪の毛も湯に浸けてしまうのはNGです。髪の長いかたは、ゴムなどで結ぶか手ぬぐいで頭全体を巻くなどして髪が湯に入らないようにしましょう。

Q4. 温泉に入るとき、濡れたタオルを頭に巻いている人を見かけるけど、何か意味がある? 


A. 実は、のぼせや立ちくらみの予防効果があります。


髪に湯がかからないように髪をタオルで巻いている方も多いかと思いますが、実はこの方法はのぼせや立ちくらみの予防効果もあります。温泉に浸かっていると、体に水圧がかかるため頭に血がのぼりやすくなります。濡れたタオルで頭を冷やすことで、のぼせてしまうのを防ぐことができます。

Q5. 脱衣所で携帯を触っていたら注意をされたけど、どうしてダメなの? 


A. 盗撮被害の防止のため、服を脱いで裸になる脱衣所での携帯の使用はマナー違反。


カメラを起動していない場合でも、周囲の方が安心して利用できないため携帯の使用は禁止です。周囲の人から盗撮を疑われる恐れがあるため注意が必要です。いつもの感覚で、温泉に携帯を持ち込むのは絶対にやめましょう。

おわりに


もしかすると、ドキッとする質問があったかたもいたのではないでしょうか。心身ともにリラックスできる温泉ですが、自分だけがよければいいという考え方はいけません。温泉や大浴場は多くの人が利用する場所のため、誰もが快適に利用できるように周りに配慮をした行動が大切です。自分も他人も快適に過ごすために最低限のマナーをみんなが心がけて守り、気持ちよく温泉を楽しんでみてくださいね。

<筆者情報>

ライター:能美黎子

大学卒業後、新卒にて最大手保険会社にて約7年秘書の経験を経て、ITコンサル企業の社長秘書に転職。その後、数社の社長秘書を経験し秘書歴約15年となる。秘書検定準1級を取得。

今までの経験を活かし、接遇や礼儀作法、マナーなど“品格”を大事にした執筆作業を行なっている。




©Toritatu/Adobe Stock




文・能美黎子

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2024年03月16日 19時30分

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