ラランド・サーヤ「電話は苦手」 プロが“電話で話すの苦手問題”克服の心得を伝授

2024年03月02日 20時30分

ライフスタイル anan

使う頻度は減りながらも、仕事を中心に向き合わなければいけない電話は、緊張でうまく話せないなど不得手な人が続出。みんなが頭を悩ませがちな“電話で話すの苦手問題”について、コミュニケーションのプロである大野萌子さんと、ラランドのお二人が分析&アドバイスします!

電話で話すの苦手問題




20代~40代の男女150人に聞きました。


Q1、電話、得意ですか?


【かける】

得意…22%、苦手…78%


【受ける】

得意…30%、苦手…70%



Q2、Q1で「苦手」と答えた方に質問。電話のどんなところが苦手ですか?(複数回答)


【かける】

緊張してしまうから…67% 相手の時間を邪魔するのが嫌だから…28% 相手が電話に出ない可能性もあり、自分の時間を割くのが嫌だから…23% 口頭では記録に残らないから…20% その他…3%

【受ける】

緊張してしまうから…58% 自分の都合のいい時間に対応できないから…38% 口頭では記録に残らないから…25% その他…3%

7割以上が苦手と回答。得意と答えた人を年代別で見ると、20代では16%、30代では32%となり、社会人経験の長さが影響しているのかも。かける、受けるともに苦手な理由としては緊張が最多に。他には自分や相手の時間が割かれることを嫌がる回答が目立つ。また、その他の理由として、「相手の意図をうまく理解できず怒らせてしまう」「うまく聞き取れない」のような、迷惑をかけてしまうことを恐れる声も。


Q3、一番使用頻度の高い連絡手段は?


1位:SNS

2位:メール

3位:電話

4位:直接会いに行く

5位:ショートメール


圧倒的1位に輝いたのがLINEを中心としたSNS。特に20代では、46%がSNSを挙げた。また、続くメールも含め、テキストベースでのやりとりがコミュニケーションツールの主流となり、電話をよく使う人は3割という結果となった。使う頻度が低くなり慣れないことが、電話を苦手だと思う人が多いことにも繋がっている様子。


Q4、携帯電話の電話帳、登録人数は何人ですか?


10人以下…24%、11~30人…31%、31~50人…15%、51~100人…18%、100人超…12%


30人以下の人が半数を超える結果に。Q3の、連絡手段としてSNSを使う人が増えているという結果を鑑みると、妥当な数字だといえそう。ちなみに20代で一番多かったのは10人以下という回答で、34%であった。30代では、100人前後の人も割といるが、とはいえ、近年で新しく登録した人の数は多くなさそう。


Q5、SNSやメールではなく電話で連絡をとる場合、その理由は?(複数回答)

緊急の用件…69% 会話をする必要のある込み入った案件…50% コミュニケーション…27% その他…2%

すぐに返事が欲しい時や急いで話す必要があるなど、緊急性の高い話をする時には、テキストベースに比べて時差なくやりとりできる電話を選ぶ人が多いことが判明。また、密なやりとりが必要なケースや、メッセージだけでは伝わりにくい内容など、会話をする必要のある込み入った案件の場合も電話が選ばれている模様。


Q6、プライベートの電話に知らない番号から電話がかかってきた! あなたならどうする?


とりあえず出る…22%、一切出ない…37%、その場では出ず、調べてからかけ直す…41%


【年代別】

20代

とりあえず出る…16%、一切出ない…30%、その場では出ず、調べてからかけ直す…54%


30代

とりあえず出る…30%、一切出ない…34%、その場では出ず、調べてからかけ直す…36%


40代

とりあえず出る…22%、一切出ない…46%、その場では出ず、調べてからかけ直す…31%


一度スルーしてから、メールの署名欄やインターネットで電話番号を調べてかけ直すという人が一番多く、20代では54%にも及ぶ結果に。一切出ないという人の中には、しつこい営業電話などで嫌な思いをするなど、過去の経験が影響しているケースも。とりあえず出る派は30代では30%を超えたのに対し、20代では16%だった。


Q7、電話をかける時、事前に電話以外の手段で予告しますか?


予告なくかける…55%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…45%


【年代別】

20代

予告なくかける…42%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…58%


30代

予告なくかける…66%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…34%


40代

予告なくかける…56%、電話以外の手段で事前にかける日時を連絡する…44%


予告なくかける派と、LINEなどで事前に予告をしておく派が拮抗するも、全体では前者が勝利。ただ、回答に世代間で差があり、20代は予告する人が58%、30代では34%、40代では44%という結果となった。今の20代はテキストベースのやりとりが当然だからこそ、電話をする前に相手の状況を確認する習慣が身についているのかも。


コミュニケーションの達人・大野さんからAdvice!


電話の克服には慣れが大事。一度スルー、もアリです。

相手が何を言うか予測不可能なことが、電話の苦手意識に繋がっているという。


「文字でのやりとりは考える時間が持てますが、電話は瞬時に判断して発言することが求められます。また、電話では相手の表情など視覚情報も得られないため、何でもスマホで調べる“予測”の習慣がついている若い世代の人からすると、暗闇の中で飛んでくるボールを受け止めるようなハードルの高い行為。ただ、メールでは何千文字にもなるやりとりを電話なら数分でできるなど効率が良く、声音などの情報もあるため、ニュアンスや詳細を端的に伝えられます。急いでいる時はもちろん、込み入った話をしたい時や謝罪のシーンにももってこいですよね」


克服するには、とにかく慣れが大事。


「家族や友だちなど話しやすい人と電話をする機会を増やして訓練しましょう。また、相手の発言をメモして、流れていかないようにしたり、第一声を決めておくことも有効です。余裕がない時は、出ずにかけ直すことも一つの手。切るタイミングが心配な人は、事前に何分程度なら話せるかの目安を連絡しておくと安心です。失言や間違いがあったとしても、よっぽどの暴言でない限り、言い直せば大丈夫。怖がらず向き合ってください」


◎電話克服のための心得

電話をする時は、メモを必ず手元に置いておく。 名前を名乗る以外の第一声を決めておく。 事前に何分くらいの電話になるか相手に伝えておく。

ラランドの「電話」ぶっちゃけ話。



ボケ担当のサーヤ(左)とツッコミ担当のニシダ(右)。


サーヤ:電話は苦手。会社員時代、1年目は電話番になるから、いつもウッ…てなりながら取ってたな。顔が見えない状況で提示される選択肢から、冷静にいいものを選べる気がしないというか。


ニシダ:電話自体は苦手ではないけど、急にかかってくる電話は内容が怖いから…。1回行ったきりの歯医者さんの連絡とか、市役所からの書類の催促とか。


サーヤ:あとは、カードの支払いをミスってる時ね。電話は相手の時間をまるっと占有するツールだから、私は、かける時は事前に確認するようにしてるよ。


ニシダ:仕事も含め、基本的に連絡はLINEだしね。


サーヤ:会社員時代はショートメールを便利に使っていた記憶がある。あとは、ボイスメッセージを送ったりとか。でも、電話は相手が目の前にいるわけじゃないから、急な電話に出たくない時は「すいません、電波が悪くて!」とか言って切っちゃえばいいと思う。


ニシダ:向こうが急にかけてきてるわけだから、出られなかったり、うまく話せなくても不思議じゃない。ちなみに僕は、生放送で電話番号を晒されたことがあって。ファンの方からかかってきて話すことも。そういう意味では、電話をする回数は多いのかな(笑)。


大野萌子さん 公認心理師、産業カウンセラー。日本メンタルアップ支援機構代表理事。『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』(サンマーク出版)、『10歳からの言いかえ図鑑』(幻冬舎)など著作多数。


ラランド ボケ担当のサーヤとツッコミ担当のニシダからなる、2014年結成の漫才コンビ。TVerのオリジナルコンテンツ『TVerで学ぶ!最強の時間割』が配信中。『ラランドの声溜めラジオ』がGERAで配信中。


サーヤさん・シャツ¥40,700(ボディソング info@bodysongbodysongbodysong.com) 中に着たトップス¥11,000 パンツ¥11,000(共にセイト/アンティローザ TEL:03・6431・9431) シューズはスタイリスト私物 ニシダさん・シャツ¥42,900(ボディソング) パンツ¥6,930(ドープス/アンティローザ) シューズはスタイリスト私物


※『anan』2024年3月6日号より。写真・土佐麻理子 イラスト・黒猫まなこ スタイリスト・西村茜音 取材、文・重信 綾


(by anan編集部)

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