26歳の若者が経験したロックダウン、フランスの真実
写真・文 松永学
【番外編】
アルベール 26歳 社会文化コーディネーター
日本人の血も少し入っているアルベールは、新型コロナウイルスで移動制限が始まる直前にブリュッセルから母親のところに来ました。田舎にある家はオリーブ畑に囲まれています。
アルベールとのQ&A
ーー1. ロックダウンの状況で、家で何をしていますか?
私はフランスのドローム県にあるニヨンというところに閉じ込められています。至る所にオリーブの木があります。パソコンで作業する時間のほかは、普段会えなかった家族と一緒に料理して楽しんだりしています。 そして家族と共にたくさん笑う生活です。
ーー2. 現在在宅勤務していますか?
はい、私は1日8時間仕事をしていますが、これはおもにコンピュータと電話に費やしています。 仕事は楽しいですね。同僚はとてもいい人ばかりで同時に楽しくチャットしています。
ーー3. 現在の食生活は?
今の田舎生活は、地元の素晴らしい食材が手に入るので幸せです。 そのおかげでいつもよりよく食べています。
ーー4. 自宅でのストレス解消法は?
ここは母の家ですが、山が近いのでひとりでサイクリングが気晴らしです。
ーー5. 自宅でできるスポーツは?
バランスをとるためにステンカ(ロシアの伝統武術)のエクササイズを兄のギスターヴと練習中です。
ーー6. 最近、自宅で何の映画を見ましたか?
最近、フランスの『Validé』という音楽の世界についてのシリーズもの(少し暴力的)を兄と一緒にを観ました。下の写真は兄です。
ーー7. 現時点でよく聴く音楽は何ですか?
Damilyの『ELA LIA』はヘビロテ中です。たくさんのサンバ音楽を仕事中に聞き、リラックスするためにトラップ音楽、YUNG HURN の『PONNY』をよく聞いています。
ーー8. こんな状況で恋人と会っていますか?
山の向こう側の田舎の家に恋人が住んでいます。 会えていませんがよく電話で話しています。
ーー9. この状況が終わった後、最初に何をしたいですか?
一人で気ままに数週間旅行したいです。
ーー10. 自由に出かけたら何を食べたいですか? どのようなレストランで?
普段住んでいるベルギーのブリュセルに戻って、行きつけのオリエンタルレストランでコリアンダー、レモン、ニンニク、タブレ、トマトがたっぷり入ったレバノンのサンドイッチを食べたいですね。今からもう待ちきれません。
ーー12. この状況が改善されたらどこに旅行に行きたいですか?
この状況が続くならシェンゲンは9月まで閉鎖されていると思います。私は遠くに行けませんが、スイスやドイツの友達に会いに行きたいと思っています。
こんな状況下でも、いい環境の中で母親と仲の良いお兄さんと一緒に過ごせて幸せそうですね。