元彼からLINEがきたら...「復縁の可能性」を見極めるポイント3つ #30
文・土居彩
【マック・マインドフルネス時代の瞑想探し。「魂ナビ」が欲しい!】vol. 30
忘れた頃にやってくる、元カレの連絡。
自然消滅だったのか、はたまたしっちゃかめっちゃかの騒ぎの末の別れだったのか。恋愛のみならず、人生には出会いと別れがつきものです。「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な恋はいずれもそれぞれに愛憎劇がある」と言ったのはトルストイだったか、どうだったか。
さて、天災は忘れたころにやってくると言いますが、半年ぶりの元カレからの連絡もしかりです。着信を見て浮き足立ったり、「何をいまさら」と憎悪の念に駆られたり。全くもって日頃のマインドフルネス瞑想の成果も試されるというもの。袖振り合うも多生の縁とはまさにそうで、浅い関わり、深い関わりと、私たちはいろいろな人との関係性のなかで生きています。そこでは恋愛でもビジネスでも、人間誰しも損せず得したいという気持ちが無意識に働くというのは、心理学者が考えるところ。
もう金輪際関わりたくないとか、薄〜くLINEするぐらいならいいとか、月イチぐらいで会いたいとか、他に気になる人がいるとか、恋の病で一瞬たりとも会えないと何も考えられないとか。恋愛ではこれぐらいでコミットするのが理想だという具合があります。そこで「恋愛は投資と同じ」と、カリル・ラズバルトという社会心理学者は、人が恋愛関係の深さを定めるための3つの要因を発見しました(1)。この3つで高得点を獲得する恋愛関係は、長く続くのだとか。一度別れた相手だとはいえ、元カレとどう関わっていくかを見定めるのにもこのモデルが適用できそうです。
長続きする恋の3つのポイント。
1. 満足度の高さ
私たちは無意識に「笑顔がかわいいな」「ほっとできる」という相手のプラス面から、「口先ばかり」「ケチ」といったマイナス面を差し引き、二人の関係の満足度を決めています。満足度が高いほど「ずっと一緒にいたい」「もっと深く関わりたい」という気持ちになります。別れは、付き合いが進むにつれて新鮮さがなくなり、お互いの欠点が目立つようになって、どちらかもしくはお互いに、二人の関係を「プラスマイナス」の計算がここでも働いているのです。
復活愛CHECK
実は彼、今仕事がうまくいっていない、新しい恋が長続きしていないんじゃない? そこで向かったのが元恋人への思いというのは、往々としてあることです。それはそれで良いのですが、じゃあそこがうまくいった後の態度はどうなるでしょう。真剣な交際が始まりそうになったとたん、突然スパイのように再び姿をくらましはしないでしょうか。そこを冷静に見極めつつ、合わせて自分のニーズも確認する必要が。
あの夏、砂浜で夕焼けを見ながら交わしたキス……なんていう情景はいったん白紙にして、自分自身ときちんと向き合ってみたら、実は現時点では相手との時間は「プラス