【引っ越しテク】割れやすい食器はダンボールにどう入れたらいい?正しい包み方・詰め方を実践解説
新生活が始まる春に向けて、引越しを検討している方は必見。今回は「引っ越しのときに使える梱包方法〜食器編〜」をご紹介します。割れやすい食器類は適当に詰め込まず、1つずつ新聞紙に包んで梱包するのが◎。割れた後に後悔しないよう、しっかりマスターしておきましょう。
形も素材もまちまちな食器の梱包、どうすればいい?
引っ越しの中でも、特におっくうになる梱包作業。引っ越し前日の夜中まで食器や本、洋服などをひたすらダンボールに詰め込んでは、最終的に「もういいや」と妥協したくなることもあるでしょう。
しかし、なおざりに詰めた結果、運ぶ間に壊れてしまった……というトラブルも少なくないもの。なかでも食器類は量も多い上、それぞれ形も違うために梱包方法に悩む人も多いかもしれません。
適当に詰め込んで割れてしまうことを防ぐには、正しい詰め方を知ることが大切です。今回は形がそれぞれ違う、お皿・コップ・お茶碗の3種類の詰め方をご紹介します。ぜひ次の引っ越しのときには参考にしてみてください。
■目次
1. お皿の詰め方
2. グラスの詰め方
3. お茶碗やお椀の詰め方
4. 食器を梱包するときの注意点
まとめ
1. お皿の詰め方
まずダンボールに詰める前に、1枚ずつお皿を新聞紙に包んでおきましょう。
新聞紙の中心にお皿をおき、四つ角を内側に折り曲げます。
お皿は寝かして梱包してしまうと枚数を多く重ねられるようになるため、重心位置が偏りやすくなってしまいます。ダンボールの底が抜けたり、ダンボール内のバランスが崩れたりする原因になるため、お皿は立てた状態でダンボールの中に梱包するようにしましょう。
さらに、底にはクッション素材を敷いていくとベストです。
2. グラスの詰め方
続いてはコップです。繊細な素材だから難しそうですよね。
・一般的なグラス
・ステムグラス(脚が付いたグラス)
の2パターンをご紹介します。
●一般的なグラスの場合
お皿のときと同様、新聞紙1枚につき1つのグラスを包んでいきます。角にグラスを置いて、くるくる転がしましょう。
回しながら、飲みくちのなかにも新聞紙を入れ込んでいきます。
コップの底部分はテープでとめましょう。
●ステムグラスの場合
ステムグラスの場合は、まず全体を包む前に折れやすい脚部分のみ新聞紙を巻いておきます。脚の長さに合わせて新聞紙を丸めて、巻きつけていきましょう。
グラス部分と同じ高さになるまで巻きましょう。
あとは先ほどの一般的なグラスと同じように、新聞紙で全体を包んでいきます。
3. お茶碗やお椀の詰め方
まず新聞紙のうえにお椀をおきます。新聞紙の四つ角をお椀のなかに入れ込み、クルクルと回していきます。
お茶碗やお椀の数が少ない場合は小さめのダンボールを用意するか、湯呑みやマグカップと混ぜて梱包するようにしてください。緩衝材の入れ方は、お皿とコップで使った方法と一緒。
4. 食器を梱包するときの注意点
●食器のあいだに緩衝材を入れる
食器のあいだにスキマが空いてしまったら、外部からのショックを吸収するために、ダンボールの下部・横・上部には緩衝材を入れておきましょう。ない場合は、丸めた新聞紙でもOKです。お皿が動いて割れないように、隙間を埋めてください。
●高さをそろえる
梱包時には、できるだけ上部の高さが平行になるよう、同じ高さのコップをまとめたほうがベター。もし同じ高さのものがない場合は、新聞紙や吸音材で調整しましょう。ダンボールの底がコップで敷き詰められたらダンボール中にピッタリとはまる、ダンボールの板を一枚用意して上に乗せます。こうするとコップを2段で梱包することができます。
まとめ
今回は正しい食器の詰め方を紹介しました。どの食器にもいえるポイントとしては梱包の際に隙間を作らないこと。
隙間ができたまま梱包して、輸送すると食器同士がぶつかり合う原因になり破損につながります。次回の引越しの際には、ぜひこの梱包方法を参考にしてみてくださいね。