【夏のイライラ対策】怒ったあとで自己嫌悪...心を落ち着ける簡単なコト

2019年08月15日 18時00分

フード anan

連日厳しい暑さが続いています。だからなのか、すぐイライラしてカッとなりやすくなっていませんか。そのことは、周囲の人を不快にさせるだけでなく、自己嫌悪にも陥りますよね。そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生に、イライラを抑える簡単な方法をお聞きしました!

文・大久保愛


【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 20


カッとなって自己嫌悪…夏のあるある感情?



暑すぎていつもよりイライラ怒りっぽくなってしまうことはないでしょうか。周囲に対して、「どうしてこんな簡単なこともわからないの?」と冷静に考えると理不尽な怒りがたくさん湧いてくることがあるかもしれません。


ただでさえ暑くて体調も絶好調と言いづらい季節なのに、感情もヒートアップしてきてカッとなって怒り、その後落ち込む……なんて、人間関係の不調も自ら作り出してしまうこともあると思います。暑い気候は私たちをイライラさせやすくしますが、さらに今週は満月が重なり、漢方医学で考えてもイライラ怒りを感じる人が増えてしまうときでもあります。


お盆休みで親戚と顔を合わせる機会の増える今週は、夏のイライラを抑える“食薬習慣”をとりいれていきましょう。


自然の変化が体調に影響している


漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。


月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。


つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。


今週は、イライラ怒りっぽくなってしまうかも



お盆休みで普段は顔を合わせない親族と会ったり、家族と旅行に出かけたりといつも一緒に過ごさない人と時間をともにする機会が増えます。そうすると、どうしてもストレスを感じることはあると思います。穏やかに仲良く良い思い出を作りたいと思う反面、イライラや怒りが顔や言葉尻にでてしまいその場の空気を悪くしてしまって後悔することもあるでしょう。


漢方医学で考えても高温多湿の夏の気候は、『心(しん)』と『脾(ひ)』が弱り、興奮して攻撃的になりやすく、消化の働きが低下することにより、メンタルが落ち着かない『心血虚(しんけっきょ)』を招くと考えられています。さらに、月が満月をむかえる今週は、引力の影響をうけ1か月のうちでも一番イライラしやすい時期と考えることができます。


そのため、今週イライラしやすいのは気候的にも環境的にも自然なことと言えます。とはいえ、せっかくの連休に人間関係を壊したくないですよね。そこで今週は、夏のイライラを抑える“食薬習慣”を紹介していきます。今週食べるとよい食材は【くるみ・ニンジン】です。


今週食べるとよい食材:くるみ×ニンジン



心を落ち着かせる『心血』を補う【くるみ】、消化の働きをする『脾』を助ける【ニンジン】をとりいれて、夏のイライラ、怒りを鎮めていきましょう。


【くるみ】


心を安定させる働きがあります。その理由は、2つです。ひとつ目が、オメガ3脂肪酸を含み脳の働きを助けること。2つ目が、幸せを感じさせる神経伝達物質の一つセロトニンの原料、トリプトファンというアミノ酸を含むことです。


【ニンジン】


一番の特徴は、βカロテンを含むため抗酸化作用が強いことです。野外でのイベントや旅行などが増えるこの時期、一緒に増えるのが、細胞を傷つける活性酸素です。ニンジンは紫外線によるダメージから守ってくれます。さらに、胃腸の粘膜までも強化してくれるため消化の働きやすいこの季節に適しています。

きんぴらやキャロットラペやニンジンサラダに砕いたクルミをのせて食べてみてはいかがでしょうか。


イライラ、怒って不機嫌になると、普段なら楽しく思うことも美味しく思うことも、良い感情が激減していきます。いつもと違った環境で楽しいことも増えるお盆休み。どの時間も頭の切り替えを早くして、みんなで楽しい思い出をのこしていきたいですよね。怒りやすく感じる人は、この“食薬習慣”をとりいれてみてはいかがでしょうか


information



大久保 愛 先生

アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。

昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。



著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。


【腸活×漢方×栄養学】の理論で考えた、【今週食べるとよい食材】をお伝えしていきます。




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