服のセンス悪ッ!プライドを傷つけない「彼のファッション」改善方法 ♯100

イラスト・角侑子

ホ、ホストですか！ 元・ギャル男の改善ポイント

【リアルな夫婦生活】vol. 100

「職場の取引先でたまに見かける爽やかな男性から、連絡先を教えて欲しいと言われドキドキしながらLINEを交換しました。見た目はタイプではないものの、スーツのよく似合う塩顔男子って感じで割と好印象。LINEのやりとりもスムーズでその次の週末にデートをすることになったんですね。そしたら……なんていうかホスト？ いや、元・ギャル男だったのかな？ 頭の先から爪先まで全部、やんわりビジュアル系なテイストで。最初に会った時は正直引いちゃいました。

でも、よくよく話を聞いてみると『普段はスーツだから私服は20代前半の頃からほとんど買ってない』という話。好きでその格好をしているというより、今ドキの服の傾向がわからないから昔のままで変わってないとのことだったので、私がコーディネイトを提案することにしました。すると彼は素直に喜んで応じてくれたので今ではすっかりギャル男感も抜け良い感じになりました！」（26歳 事務職）

なぜ柄ON柄!? 無頓着カレの改善ポイント

「学生時代に付き合っていた彼なんですけど、ファッションセンスがちょっとズレてるというか……。変ではないけど、時々なんでソレにソレを合わせた!? というよくわからない組み合わせをすることがあるんですね。

多分、干した洗濯物の中からテキトーに選んでいたんでしょうけど。ある時は、ボーダー柄にチェックのシャツという柄に柄を組み合わせる高度なファッションテクニックで登場してきたことも。似合ってれば良いんですけどね、似合ってないので（笑）。

思わず『その組み合わせじゃ目がチカチカしちゃうよ。シャツはこの色にするのはどう？』とスパルタぎみに調教しちゃいました。最初は彼も『えー……別になんだっていいじゃん』とものぐさな態度だったのですが、私が勧めたコーディネイトで学校に行ったら女友達に服装を褒められたらしくて、そこからは意欲的にファッションに気を遣うようになってくれました」（30歳 Webデザイナー）

クセ強め……！ 個性的アート風カレの改善ポイント

「顔が、とにかく好みだったんです。彼の顔は爽やかに整った好青年風なんですよね。ただ、服装の趣味がとにかく合わない……っていうかアーティスティック過ぎてちょっと私にはわからない領域でした。まぁ、イケメンなのでそれでもカッコ良かったのが救いだったんですけど、ダボダボのコートにボトムはサルエル？ ハーレムパンツみたいなのに中尾巻き風なストールの巻き方で来られた時はちょっと反応に困りました（笑）。

それで、思わず自分の好みに近いメンズのファッションブランドをいくつかリサーチして、デート中にこっそりそのお店へ誘導。偶然を装って『わぁ、この着こなし素敵～！〇〇君の好きなタイプではないかもしれないけど、こういう服装のも見てみたい～！』と甘えるようにお願いしたらあっさりOK！

試着から出て来た彼は、とにかくドストライク級に好みのイケメンになってくれたので私のテンションも高まってしまいました。それに気を良くした彼は、何回かに1回はその服で来てくれるようになりましたね。彼は私と趣味は違えど、オシャレの意識は高いのでプライドを傷つけない形で誘導していくことが成功の鍵だったかもしれません」（27歳 人材派遣コーディネーター ）

「褒めてさりげなく誘導する」が成功の鍵？

ファッションに関する意識の違いは女性同士でも差が激しいのに、男性ならばなおさらですよね。本当に無頓着な方は無頓着ですし……。でも絶対にやってはいけないのは、相手のプライドを傷つけてしまうこと。「ダサい」「かっこ悪い」なんて言おうものなら、彼もあなたの意見を素直に聞けなくなってしまうので気をつけたほうが良いのかもしれません。

あくまでも今の彼を認めつつ「これを着てるところが見たい♡」という前向きなお願いをしてみるのが有効のようですね。ぜひ、彼のファッションセンスに悩んでいる方は参考になさってみてくださいね。

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