大原優乃、市原隼人とのラブシーンについて「体を張ったなと思いました」

2024年05月23日 20時20分

エンタメ anan

今回、ご紹介するのは、映画『おいしい給食 Road to イカメシ』。演技派のイケメン俳優・市原隼人さんが主演を務め、飽くなき給食道を描き続けてきた食ドラの金字塔『おいしい給食』の劇場版最新作です。本作でヒロインの英語教師・比留川愛を演じた、大原優乃さんにお話をうかがいました。

「自分の代表作だと思っている大切な作品です」


【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 185


映画『おいしい給食 Road to イカメシ』は、ドラマ3シーズン、劇場用映画2本と作品を重ねるごとに熱烈なファンを増やし続けている、話題沸騰中の食ドラ『おいしい給食』の劇場版最新作です。


舞台は、1989年冬の函館。給食をこよなく愛する中学教師・甘利田幸男は、アレを味わうという目的を心に秘め、相変わらず給食のために学校へ行き、食のライバル粒来ケンと毎日密かにしのぎを削っていました。


ある日、彼が勤務する忍川中学が給食完食のモデル校に選定されることに。忍川町では町長選挙を前にして、給食が政治利用されようとしていたのです。不穏な空気を察知した甘利田は、おいしい給食を守るために立ち上がります……!


主人公の、天上天下唯我独尊・ブレない男、甘利田幸男を演じるのは、市原隼人さん。甘利田が教育係を務める女教師に大原優乃さん。甘利田を完膚なきまでに打ちのめす食のライバル生徒を演じるのは田澤泰粋さん。


そして、栄信さん、いとうまい子さん、六平直政さん、高畑淳子さん、小堺一機さんらおなじみのレギュラー陣が勢揃いするほか、新たに石黒賢さんが参戦! 泣いて笑って、おなかがすいて、老若男女が楽しめる、極上の給食スペクタクルコメディとなっています。


ーー教師を演じるのは、本作が初めてだそうですね。


大原さん これまでにさまざまな学園ものの作品に出演させていただきました。そのなかで、先輩たちが演じられている姿を見てきたので、自分に務まるのかという不安がありました。


でも、私が演じる比留川愛先生は、教師らしくない教師でしたので、肩の力を抜いて演じることができました。


ーーどのようなヒロイン像を心がけましたか?


大原さん これまでの作品を拝見して、今までのヒロインは、甘利田先生がボケだとしたら、ツッコミに徹されている印象でした。今回はボケとボケであっても良いのではと思い、甘利田先生の速いテンポ感を意識的に崩してみようと思いながら演じました。


ーーその演技プランは、事前に市原さんにお伝えしていたのでしょうか?


大原さん 市原さんは、ご自身に対してはストイックで厳しい方なのですが、周りの方にはとても優しくて。“優乃ちゃんの好きにやって良いよ”と言ってくださいました。


そう言っていただけると、責任感も生まれるので、市原さんが現場で投げかけてくださったお芝居をひとつもこぼさずに、投げ返さなければならないと常々思っていました。市原さんは脚本を超えるお芝居をされるので、萎縮せず甘えて飛び込ませていただきました。


ーー市原さんとは初共演だそうですね。ご一緒する前と後で印象は変わりましたか?


大原さん まっすぐな方という印象に変わりはありませんでした。私はヒロインというぜいたくな立ち位置で市原さんのそばでお芝居をさせていただき、お人柄の深さとかわいらしいギャップの両方を知ることができました。

ーー大原さんが発見した、市原さんのかわいらしいところを教えていただけますか?


大原さん お芝居に対して神経を研ぎ澄まされているせいか、いつもご自身の何かを探していらっしゃるんです。リップクリームや台本をものすごいスピードで探されている姿を微笑ましく拝見していました。


ドラマ『おいしい給食』にフラワーロックが出てきたときは、誰よりも楽しそうな様子で遊ばれていて。“買おっかな”とおっしゃっていました(笑)。


ーー大原さんは公式コメントで、市原さんに救われたとおっしゃっていました。


大原さん こちらが何も言わずとも、気持ちが弱くなったり、強くなろうとしていたりする自分を甘利田先生は見守ってくれる。そういう気持ちにさせていただいたので、比留川愛に共感しながら演じさせていただくことができました。

ーー大原さんにとって給食とは?


大原さん 希望だと思います。本作には、給食を通して、社会や教育問題を扱うシーンがでてきます。


ーー最後に、本作の見どころをお願いいたします。


自分の代表作だと思っている大切な作品です。この作品とこの役に出会えたことに感謝しています。笑って泣ける給食スペクタクルコメディです。この作品を通して届けたい想いがたくさんあります。ぜひご覧いただき、この想いを受け取っていただきたいです。


インタビューのこぼれ話


劇中、ふたりの想いが揺れる、とってもユニークで印象的なシーンについて。「王道的なラブシーンではありませんが、ある意味、体を張ったなと思いました」(大原さん)。ちなみに、体の動きは全く台本にないもの。現場で生まれた市原さんのアドリブだったそうです!


Information

映画『おいしい給食 Road to イカメシ』

5月24日より、全国公開

出演:出演:市原隼人、大原優乃、田澤泰粋、栄信、石黒賢、いとうまい子、六平直政、高畑淳子、小堺一機

監督:綾部真弥

企画・脚本:永森裕二

プロデューサー:岩淵規

©2024「おいしい給食」製作委員会


写真・園山友基 文・田嶋真理  スタイリスト・德永貴士(SOT) ヘアメイク・イワタユイナ


写真・園山友基 文・田嶋真理 スタイリスト・德永貴士(SOT) ヘアメイク・イワタユイナ

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2024年05月23日 20時20分

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