360度の魅力炸裂! SixTONES「VVS」ドームツアーレポ

2024年04月26日 19時00分

エンタメ anan

今年の2月に京セラドームから始まったSixTONES初の全国ドームツアー「VVS(バイブス)」。最終公演を迎えた4月22日(月)東京ドームでは、最強のバイブスで5万5000人を興奮のるつぼに巻き込んだ圧巻のステージをレポートします。

次は5大ドーム! 大胆な野心が清々しいSixTONESのバイブス全開ドームツアー!


2024年5月1日で結成から丸9年、10周年に突入するSixTONES。ドラマ、映画、バラエティ番組など個々での目覚ましい活躍も注目される中、グループ初となる4大ドームツアーを完走した。


今回は、メンバーにとってひとつの賭けであり、挑戦だったという初の360度ステージが目玉。1度に5万5000人を動員する大きなドームでもファンに至近距離に感じてもらいたいと、客席をグルリと取り囲む今までにないステージに。そのドセンターに堂々とそびえ立つのは、メカニックでありながらパルテノン神殿のように神々しく輝く鉄骨の機構だ。


レーザー光線が眩しいほどに飛び交うと、6方向に長く伸びたアームの先端に設置されたクレーンから6人が登場。このクレーンは、“ロックレーン”とメンバーが命名。音楽ジャンルのROCKとSixTONESグループ名である石(ストーン)のROCK、SixTONESのSixを表す数字の6に機構のクレーンを掛け合わせた造語だという。観客を見下ろしながら歌ったのは、この仲間と前へ前へ進んでいく…と、パワフルに宣言する「アンセム」。他力本願じゃ何も得られないと一心不乱に挑む様を歌う楽曲だ。アイドルとして型破りなスタイルを貫くSixTONESのテーマソングのような1曲からの幕開けとなった。


噴水が勢いよく吹き上がる中での「Rollin」では、6方向に作られた花道を堂々と歩きながら、6人が中央ステージへ。髙地優吾さんが「Hey! 東京、ラストだぞ!」と叫び、歓声を上げるファン。初の試みとなる生バンド演奏がCDとは違ったライブならではのアレンジで楽曲を盛り上げていく。「Outrageous」では森本慎太郎さんのパンチのある歌声から始まり、ハードなダンスで観客を圧倒。「ABARERO」のロックリミックスバージョンでは、炎が激しく交差するスリリングな空間に。SixTONES と観客のバイブスがぶつかり合う。


「シャウト!」と叫んだタイミングやクラップのタイミングで音楽に合わせて絶妙に炎が上がり、序盤で観客たちは酸欠になりそうな盛り上がり。ジェシーさんが「Hey! Hey!  東京ドーム! 東京ドーム! どうも、ジェシーのSixTONESです! 逆だね」とお馴染みの自己紹介をして、「騒ぐ準備はできているかい? ストレス発散しに来たんだろ? ぶちかまそうぜ~!」と叫び、「右向き、左向き、ムッキムキ」とマッスルポーズを。


「おっはよー!」とハイテンションな京本大我さんは、「いや~、今日もいい天気ですよね?…って東京ドームかーい!! 最終日だぞ。俺たち、SixTONESと音楽でぶつかり合う準備はできてんのかい? もっと!」と、激しいあおりで観客とひとつに。最後に「やれるもんならやってみな~」と、あっかんべーポーズをしてファンの悲鳴を独占していた。


松村北斗さんは「いらっしゃいませ~、いらっしゃいませ~。6人もいるんで、俺のターンだけ、力抜いて大丈夫です。ちっちゃくていいから声出して下さい。ちっちゃめで大丈夫です。いらっしゃいませ~」。森本慎太郎さんは、「Hey! ドーム。みんな、SixTONESに会いに来たんでしょう? 今日はラストだよ。まだまだ声出るんじゃないの? 音楽感じてね? このリズム、覚えてね」とレクチャーしてから、コール&レスポンス。「乗り遅れたら、一瞬で置いてかれちゃうよ。OKね。お前ら、騒げー!!」。


髙地さんは「東京ドーム、まだまだ声出ますか? 上のほう、声出ますか? 下のほう、声出ますか? 全員、声出ますか? SixTONESがバンド連れてきたぞ! 今日はラストだぞ、バイブス上がってるか?」と言葉を次々と投げかける。


ラストにあいさつしたのは、サングラスに武器のようなゴールドのチェーンネックレスをした田中樹さん。耳に手をあてると「あれ? お前らそんなもんだっけ? まだ出るよね? なんか今後のこととか考えちゃってる? まだ出るよね。今日は360度、上から下まで誰ひとり気を抜くなよ!」と男気たっぷりに呼びかける姿が勇ましい。


この日は、ツアーの最終日ということで、「もうラストですよ。早いもんですね」とMCでも名残り惜しそうな田中さん。「寂しいな。来年も全く同じことやってもみんな一応盛り上がってくれる? 会場入ってさ、自分の席どこかなと思って、パッって顔上げたら、全く同じものがそびえ立っていても、『イエーイ!』って言ってくれる?」と、また同じセットで「VVS」をやりたいと懇願。


その後、会場のファンに「メンズ!」、「ちっちゃい子!」と呼びかけ、コール&レスポンスで盛り上がるメンバーたち。ちびっ子たちの甲高い声に松村さんは「何歳からこの重低音聞かせていいんだろう」と首をひねり、田中さんは「結構気を付けなきゃいけない領域の重低音やっていると思うよ」、ジェシーさんは「この後、もっと激しいしね」と同意。


田中さんが「気をつけないと大人になった時に、そこらの楽曲じゃ満足できない(笑)」と言い出すと「俺たちのせいだ」とジェシーさん。松村さんも「小学生に入学して初めて校歌を歌った時、『…ぬるくね!?』」とふざけ出し、「今回の校歌って360ステージでバンドアリだっけ? ま、あとは、俺らが何歳までこういう音楽やっているんだろう…」。


「いや~、俺、60まで引っ張るよ!」と田中さんがキッパリ60歳まで現役宣言をすると、「杖をつきながらね(笑)」とジェシーさんも賛同。「いや~、何歳まで俺ら、このスタイルでいられるかね。いつかは、やっぱり優しい感じのふりをしないといけない」と田中さんが音楽スタイルも年齢と共に変わらなくてはいけないのか心配すると「でも、レッチリとかはさ、変わらないわけじゃん。だから、樹も変わんなくていいんじゃない?」と森本さん。


するとジェシーさんが「レッチリかジュッチリか、どっちでしょう(笑)」とボケ始め、「ジュッチリは弱くね? めちゃくちゃ弱そう」と、のっかる田中さん。誰も止めず、「じゃあ、レッドのほうをとって、田中レッドでいけば?」と森本さんがさらにのっかれば、松村さんが「田中チリペッパーズ!」と言い出し、もはやボケ合戦状態に。さらにはジェシーさんが「髙地みたいに年齢を非公開にすれば?」と提案。「お前、いい選択肢をとったな!」と田中さんに褒められた髙地さんは「何歳にもなれるからね」と嬉しそうだ。


ここまでMCでじっと沈黙を貫いていた京本さんに「おいおい、お前何かしゃべれよ、京本!」と田中さんが話を振るも、ストローでステージドリンクをチューッと飲んで、すました顔をしている京本さん。振られても喋らない様子にメンバーたちが驚きの声をあげると「マジで今回めっちゃ楽しいじゃん。1つだけさ、前半の曲やらない?」とむちゃぶり提案を。それにのっかるファン。


「お前ら、『フゥー!』って言ってるけど。俺ら一公演を通して、最後にちょうどゼロになるように仕上がってる。後半ができなくなるよ」と、なだめる田中さん。ここで森本さんが「どっちがいい? 6人でもう1曲やるか。俺のPay Payダンス見るか?(笑)」と提案して、宮川大輔さんがCMで披露する“Pay Payダンス”を披露。スモークも立ち込め、リフトアップステージまで可動させ、ワンマンショーでキレキレダンスをする森本さんにみんな大爆笑。


ほかには松村さんがSNSにまつわる豆知識を話し始めると「へーっ」と乾いた相槌ちをするメンバー一同。田中さんは思わず、「“へー”で終わる系の話題、お前、いっぱい持ってるなぁ。楽屋で俺らに楽しそうに話しかけてくれるけど、基本“へー”で終わる(笑)」。


「そうね。会話っていうか、披露」とメンバーからのリアクションが薄いことを松村さんが認めると「(会話の)キャッチボールじゃないんだ? お披露目会をしてるだけ?」と驚く田中さん。これには京本さんも黙っていられなかったようで、「それって家でさ、これメンバーに言おうとか考えるの?」。松村さんがいくつか今までのとっておきの話題を披露するも、「そういうの、俺ら以外に披露する人っていないんだ?(笑)」と田中さんはバッサリ。その空気を和らげるようにジェシーさんが「シュークリームのシューはフランス語でキャベツっていう意味です。覚えて帰ってね~」と、マメ知識を披露した。


他にも「最近、ちょっと思ったことを言っていい?」と切り出した髙地さんが「ゴルフの話題をラジオでするとゴルフボールの差し入れが増える」という話に。黙って聞いていた京本さんに「ちょっと髙地、エピソード弱いよ(笑)」とツッコミを入れられると「弱いか弱くないかじゃなくて、広げるか広げないかはお前次第!!」と言い返す髙地さん。


松村さんの豆知識同様、ダメ出しを受けたのは、髙地さん。この日のMCのようにサングラスをかけている時の髙地さんのトークは滑りがちと指摘するメンバーたち。「俺も前、ラジオの時に言われたんだけど、俺と髙地みたいなタイプはサングラスかけながら喋っちゃいけないんだよ。樹とかさ、ジェシーはサングラスかけてもそのままでいられるじゃない。俺と髙地はサングラスかけたら、“入っちゃう”から(笑)」(森本さん)。髙地さんが同じエピソードトークでも、サングラスをしている時としていない時で面白さが変わるのか実演して検証する場面も。


そんな爆笑MCは45分も続くが、映像化するとお蔵入りになるネタも毎回あるという。フリートークが本当に自由すぎるSixTONES。ライブ会場限定で楽しめるトークもあるのがお決まりだ。


注目のひとつは、ツアーでおなじみ、最新アルバムに収録されたユニット曲の披露。京本さん×森本さんは、笑って生きていきたいと歌うロックチューン「希望の唄」。胸を叩きながら歌う京本さんの伸びやかなボーカルは、まっすぐすぎて胸を打たれる。ふたりで肩を組んだり、顔を見合わせたり。最後ジャンプしてハグする姿も。


ふたりのトークから自然な流れで始まったのは、松村さん×田中さんによる「スーパーボーイ」。仲良くステージに腰かけながら、会話劇のようにゆるく歌う姿にほのぼの。このふたりが揃うと、完全無敵の幼なじみのようなスーパーボーイ感がある。


ジェシーさんと髙地さんのユニット曲は「Blue Days」。長年連れ添ってきたふたりだからこそ歌えるやさしい世界と青い日々。ブルーになりそうな日々だって、自分を肯定してくれる誰かがいれば温かい気持ちになれる。そんなふうに思わされる曲を、噴水の演出がキラキラと盛り上げた。


そして、ラストスパート。6人が乗り込んだ電飾でカラフルに光る賑やかなデコレーショントラックが出動し、外周を走り回る。「PAM-PAM-PAM」では、デコトラから激しくケムリが吹き上がり、今にも爆発しそうな勢い。「Bang Bang Bangin’」では度肝を抜かれる火花の特効祭りで、会場の一体感もMAXに。一心不乱にリズムをとり、トランス状態でエキサイトする観客たち。言葉にできない一体感で、その勢いとVVSに圧倒されたステージだった。


アンコールの「WHIP THAT」では、ジェシーさんが「大我、足りないね?」の声に「みんなも足りないけど、俺らも足りないんだわ」と会場をあおる京本さん。それから「5月1日発売のこの曲、やって出し切ろうぜ!!」と叫ぶと、キャーと声を上げる観客。「そういう(ブチ上がり系の)曲じゃない(笑)。みんな、ギャップにビックリしないように」とメンバーたち。「エモい気持ちで聴いて!」と田中さん。「じゃあ、初披露になります! 最後にこれを聴いて、SixTONESと皆、俺たち明日から生きていこうぜ!」と「音色」を歌う。


この曲についてはMCで京本さんが「『お迎え渋谷くん』の主題歌でありながら、SixTONESのこれまでの軌跡を歌詞に込めています。5月1日は結成日でもありますよね。その日に発売できるということで、ぜひぜひ皆さん、記念だと思ってね、この1枚を手に取って、いっぱい聴いてもらえると嬉しいです」とアピールしていた。


ラストに「お前らがどうしてもやりたいって言った360゜ステージは楽しめたか? お客さんのVVSは感じられたか? まぁ、相変わらずMCはなげぇし、つまらねぇ時もあったけど最高に楽しめたよ! また一緒にTOURやろうね! 大好きだぞ!! TOUR STAFF一同」というスタッフからのメッセージがスクリーンに映し出されると「チームSixTONES、最高だね!」と飛び切りの笑顔をのぞかせる森本さん。メンバー皆、ツアーを終えるのが名残惜しそうだ。


髙地さんの「いつか5大ドームやれたらいいよね!!」という声に「イエーイ!!」と大きな声を上げる観客。ジェシーさんも「もっともっと、上行けるでしょ~」、森本さんも「スタジアム、行こうぜ!」とさらにスケールアップしたツアーを実現させることを宣言。360度ステージ、生バンド、デコトラ…SixTONESの持ち味を活かすインパクト満点でド派手なステージは、バイタリティーたっぷりに突き進む彼らのエネルギーが満ち溢れたものだった。大胆な野心さえ清々しい6人の今のバイブスは最強に無敵だ。

写真・くさかべまき 取材、文・福田恵子

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