EXILE TAKAHIRO、清木場俊介&ATSUSHIからの提供曲は「人生の宝になる」

2023年09月08日 21時00分

エンタメ anan

今年でソロデビュー10周年という節目を迎えて、9月6日にニューアルバム『EXPLORE』をリリース。その収録曲について丁寧に、とても大切そうに語ってくれたEXILE TAKAHIROさん。自身にとって、この10年とは? そして話は、EXILEへの想いや、長年苦しんでいたスランプなどにも及び…。

――約6年ぶりとなるソロアルバムが、ソロデビュー10周年という記念のタイミングでの発売ですね。


EXILE TAKAHIRO:いや、それが10周年っていうのを自分であまり把握していなくて、一曲一曲、全身全霊を込めて作っていった結果、ちょうど今のタイミングになったというような感覚です。というのも、この10年って、異例な10年だったと思うんです。コロナ禍もありましたし、自分たちにとってはEXILEの形が変わったというのも大きな出来事でした。社会的にも非日常の月日が流れていく中で、新たなEXILEを創造しなければいけない。そんな課題と並行しながらのソロ活動だったのですが、そもそも僕はソロ活動を始める時に、EXILEの活動を最優先にしたうえで、ソロをやりたいと心に決めていたんです。なので継続的にソロ活動に多くの時間を費やすことができなかったのですが、それでもソロの楽曲を応援してくださるファンの方が、少なからずいてくださって。そういう方々と歩幅を合わせながら、少しでも喜んでいただけるような楽曲を作りたい。そんな意識のもと積み上げてきた曲が、このアルバムに集約できたという感じです。


――表題曲の「EXPLORE」には、どんな想いが込められているのでしょう?


EXILE TAKAHIRO:これはコロナ禍が始まって間もなく、自分で自分に活を入れるために作った楽曲です。コロナ禍は、本当にいろいろと気持ちを揺さぶられたというか。ツアーやそれまで普通にできていた活動ができなくなったことに始まり、それでも応援してくださるみなさんに少しでも喜んでもらおうと、オンラインライブなど自分たちにできることを一丸となってやってきました。でも改めて考えると、僕らの職業は衣食住とも関係ない、医師でもない。直接的に何かできるわけではないという無力さに食らってしまって…。落ち込みそうになった時、ファンのみなさんがLDHのモバイルサイトなどいろんなツールを通じて変わらず届けてくださるメッセージを見て、「へこたれている場合じゃないな」と。ここは日頃から“Love、Dream、Happiness”をテーマに活動している自分の底力の見せ時だと思い「EXPLORE」を作りました。


――「新たな世界を今切り拓け」など力強い歌詞が印象的な楽曲です。作った直後のコロナ禍ではなく、今アルバムに初収録という形で発表したのはなぜでしょうか。


EXILE TAKAHIRO:自分の弱さにどうにか打ち克つために作った曲なので、あの時にリリースしていたら、聴いてくださる方に無理を強いてしまうような気がして。もう少し恐怖から解放されたタイミングで、応援歌みたいにできたらいいのかなと。やっぱり音楽って、作る側のモチベーションだけで押しつけるのはよくないと思うんです。できるだけみなさんの気持ちに寄り添って、ポジティブに向かえるタイミングがあるのでは。そう思っていたところ、ちょうどこのアルバムを出す時期に、そのタイミングが来たと感じたのです。


ずっと『TAKAHIROざんまい』 はキツいかなと。


――「EXPLORE」もそうですが、今作は11曲中7曲と多くの曲にTAKAHIROさんが作詞や作曲を手がけていますね。


EXILE TAKAHIRO:自分の中でいいイメージが広がった時には、間違いなく自分で作りたいと思うんです。でも、例えば「THIS IS LOVE」は、デモを聴いた時になんかすごく神秘を感じて、そのうえで’80年代くらいのなつかしさを感じるバラードだなと。それを生かしたいのに、自分で詞を書くと“今”のイメージにしかならない。もう少し世界観を広げたいと思って、これまでもお世話になっている作家の小竹正人さんにお願いしました。


――小竹さんとは、TAKAHIROさんのソロデビュー曲「一千一秒」や、EXILEの楽曲でもご一緒されていますよね。


EXILE TAKAHIRO:小竹さんの詞には、僕には出せない“影”が出るんです。その影があるからこそ、光がほんのり見えた時にすごくあったまる。そんな“おだちゃんワールド”が見事にはまりました。あと、このアルバムの一番の推し曲「Unconditional」は、作詞をソングライターのSUNNY BOYさんにお願いしました。こちらもバッチリ。おしゃれでいい曲で、でもよく聴くとめっちゃ歌詞よくない? みたいな。自分で書いた歌詞を歌うと、自分色がすごく濃くなるんですけど、ほかの方が書いた歌詞を自分で噛み砕いて歌うと、ちょうどいい時があって。狙い通りの一曲になりました。


――では逆にご自身で作詞をする時は、ストレートに自分の思いを表現するなど、自分の色を濃く出したい場合なのでしょうか。


EXILE TAKAHIRO:そうですね。自分の人生にまつわるものだったり、僕の顔が思いっきり見えるような感じ。僕は真っすぐな歌詞しか書けないので、そればっかり(笑)。


――でも、そこが聴いている人に響くのでは?


EXILE TAKAHIRO:そうであってほしいですけど、全部それだと胃もたれするかなって。“TAKAHIROざんまい”だとちょっとキツい気がするんです。自分で聴いていてもそうなんですよね。全部自分の曲だと、まるでずっと自分の顔を鏡で見ているような感じがしてしまう。心地よく聴くには、誰かの肩を借りて世界観を広げていく。そのほうがアーティストとしても成長に繋がるように思います。


――提供曲といえば「Spotlight ~光の先へ~」は、作詞が清木場俊介さん、作曲がEXILE ATSUSHIさんです。この曲はどういった経緯でできたのでしょう。


EXILE TAKAHIRO:僕はもともとEXILEのファンでオーディションを受けたくらいなので、ATSUSHIさんと俊さんは僕の人生の中で一番の憧れの二人といえるほど。今も会うたびに緊張しますし、とくに二人でステージで歌われている姿を見ると、やきもちは全くなく、むしろ「もっと見たい!」という気持ちになります。そんな二人が僕のことをずっと気にかけてくださっていて、一緒に曲を作ってTAKAHIROにプレゼントしたいということで…。初めて聴いた時、憧れの二人が作ってくださった曲というだけあって心のど真ん中に刺さって、これはきっと人生の宝になる曲だなと思いました。


――歌詞を見るとTAKAHIROさん自身が投影されたような内容で、大切に作られた曲だということが伝わります。


EXILE TAKAHIRO:俊さんとは、一緒に活動したことはないので、よほど気にかけてくださらない限り、僕の長いスランプ時代を、あんなふうに言葉にすることはできないと思うんです。愛情として伝わってきたというか、ご心配をおかけした部分もたくさんあると思うんですけど、それをこうして作品にしてくださって、自分の歌でみなさんに届けられるというのは、本当にありがたい話だなと思います。


ニューアルバム『EXPLORE』が発売中。アルバムの仕様は、オリジナル曲のDISC‐1と、EXILE RESPECTのDISC‐2のCD2枚組¥4,950のほか映像付きなど全5形態。そのDISC‐2には「Ti Amo」や「Choo Choo TRAIN」といったヒット曲や、TAKAHIROさんがカラオケでおそらく一番歌っているという「羽1/2」など11曲が収録されている。


エグザイル・タカヒロ 1984年12月8日生まれ、長崎県出身。EXILEのヴォーカル。2013年、「一千一秒」でソロデビュー。今年春に初のソロツアー全20公演を完走し、9月21日に日本武道館で一夜限りのソロライブ「EXILE TAKAHIRO 武道館 LIVE 2023“EXPLORE”」を開催予定。


※『anan』2023年9月13日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・渡辺康裕(7B) ヘア&メイク・CHIE(H.M.C) インタビュー、文・保手濱奈美


(by anan編集部)

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