3年ぶりに日本でSMTOWNが開催! 3日間で15万人を動員

2022年09月08日 18時30分

エンタメ anan

前回の開催からおよそ3年ぶりにSMTOWNが日本にやってきた! 『SMTOWN LIVE 2022:SMCU EXPRESS@TOKYO』と題して、SMエンターテインメント所属アーティストが東京ドームに集結。総勢16組、54名のアーティストが一堂に会して日本のファンの前でパフォーマンスした。

SMTOWNでしか見られないコラボやソロ…超豪華で貴重なステージが続々!

ライブタイトルにもあるSMCUとは「SM Culture Universe」の略で、現実世界と仮想世界の境界を越えて、全世界が文化でつながるというSMが望む未来のエンターテイメントだそう。SMCUをもとに、「メタバーシャルオリジンストーリー」という世界観を拡張したものが今回のSMTOWNのテーマだ。


ライブが始まると、ステージにはSMCU EXPRESSという列車が登場し、その中から現れたのは今年、日本で初のショーケースを大成功させたaespa。「SMTOWNで最高の思い出を作りましょう!」とKARINA(カリナ)が挨拶すると、会場からは声援の代わりに大きな拍手が。続いて中国人メンバーで構成されたWayVの王子様然としたステージや、NCT DREAMの遊び心たっぷりのパフォーマンスが続く。


aespa


WayV


NCT DREAM

SMTOWNと言えばここでしか観ることができないグループやユニットの垣根を越えたコラボステージが目玉のひとつ。今年は東方神起のCHANGMIN(チャンミン)、SUPER JUNIORのKYUHYUN(キュヒョン)、SHINeeのMINHO(ミンホ)によるAdoの「阿修羅ちゃん」が話題に。出演アーティスト中、かなりのベテランに数えられる3人が全力で遊ぶステージは、彼らの歌唱力とパフォーマンス力、そしてビジュアル力が遺憾なく発揮されて、とにかくゴージャス。


NCT 127のTAEYONG(テヨン)、NCT DREAMのJENO(ジェノ)、WayVのHENDERY(ヘンドリー)とYANGYANG(ヤンヤン)、aespaのGISELLE(ジゼル)ら“SM Rap Unit”による「ZOO」はフレッシュな顔ぶれによるラップの掛け合いが印象的だった。


SHINeeのONEW(オンユ)とaespaのNING NING(ニンニン)が歌った「Way」は、2人の歌唱力の高さはもちろん、寄り添い合う声が素晴らしいステージに。そしてSMエンターテイメントが誇る歌姫を集結させたGOT the beatの日本初ステージは、少女時代のTAEYEON(テヨン)、Red VelvetのWENDY(ウェンディ)、aespaのWINTER(ウィンター)のハイトーンの競演が見事。


NCT 127のTAEYONG(テヨン)とWayVのTEN(テン)による「Baby Don’t Stop」は、正反対の2人が見せる息の合ったダンスに目を奪われ、まさに2人だけの世界を構築してみせた。NCTのSHOTARO(ショウタロウ)とSUNGCHAN(ソンチャン)がSM ROOKIESと踊ったダンスパフォーマンスや、SUNGCHAN(ソンチャン)とWayVのXIAOJUN(シャオジュン)がフィーチャリングしたRaidenの曲など、普段は観られないステージが続々と繰り広げられた。


左からKYUHYUN(SUPER JUNIOR)、CHANGMIN(東方神起)、MINHO(SHINee)。


SM Rap Unit

そして今年はソロステージも見応えたっぷり。SUPER JUNIORのYESUNG(イェソン)はONE OK ROCKの「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」で会場を熱狂させたかと思えば、BoAは日本デビュー20周年記念アルバムから「The Greatest」を披露。「日本デビュー20周年だって言われた時に、すごく長い間応援されているんだなと思って、幸せだなって思ってます」と笑顔を見せた。


BoAとともにSMの土台を築いたKANGTA(カンタ)は「Eye On You」を披露。そして東方神起のCHANGMINは韓国最新ソロ曲「Devil」の日本初公開で、まるでミュージカルのような圧巻のステージを見せたかと思えば、「Fever」では一転してジャジーな曲調に合わせて大人の色気を振りまいた。


SHINeeのONEW、MINHO、KEY(キー)もそれぞれソロステージを披露。特にKEYは新曲「Gasoline」をリリース前にステージで先行して見せたことで話題になったが、黄金色に輝く衣装と圧倒的な世界観に裏打ちされたKEYならではのパフォーマンスは、会場中の注目をさらった。


今年はSHINeeとしてのステージはなかったが、MCでは3人で集まり、おなじみ「輝くSHINeeです!」と挨拶。“この3人の中では”一番年下のKEYが「SHINeeの末っ子、KEYです!」と言うと、一瞬びっくりしたONEWも「たしかに」と納得顔。


KEYは8月30日にリリースされる新曲を、ONEWは現在まわっているジャパンソロツアーをアピールした一方、「今、何してるの?」と聞かれたMINHOは「ゴルフ」と即答して笑いを誘った。「来年ぐらいはSHINeeとしてもここで歌えるようにしたい」というKEYの言葉に、会場からは大きな拍手が沸き起こった。


KEY(SHINee)

今年はEXOもCHEN(チェン)、SUHO(スホ)、KAI(カイ)、XIUMIN(シウミン)がソロパフォーマンス。MCでは4人集まって挨拶すると、リーダーのSUHOが「ここにいる僕たちだけでなく、今日は一緒に参加できなかったEXOのメンバーたちもみなさんに会いたがっています。少しだけ待っていただければ、EXOが完全で完璧な音楽とステージで帰ってきます」と宣言。最後に「EXOサランハジャ!」と挨拶すると、「帰りたくないよー」と駄々をこねるKAIを引き連れ、ステージを後にした。


KAI(EXO)


XIUMIN(EXO)

グループとしてはSUPER JUNIORが「★BAMBINA★」で会場にいる全員を踊らせたかと思えば、NCT Uの「Universe(Let’s Play Ball)」からNCT全員揃っての「RESONANCE」の流れは、この日一番の熱をはらんだステージに。クラシカルな雰囲気がよく似合うRed Velvetの「Feel My Rhythm」やNCT 127の人気曲「Kick It」、そして再びSUPER JUNIORが登場しての「Black Suit」と、最後まで見応えたっぷり。


ラストはSMTOWNの締め曲、「HOPE」でこの日参加した全アーティストがステージに登場し、会場のファンと目を合わせ、手を振り、ハートを作ってみたり、3年ぶりの日本ファンとの出会いを思いっきり楽しんだ。最後の挨拶ではSUPER JUNIORのLEETEUK(イトゥク)が「SMを建てた!」とBoAを紹介すると、「たしかに、SM建てた!」と答える一幕も。最後はLEETEUKが「また会いましょう!」と日本語で挨拶し、3年ぶりのSMTOWNは無事終幕した。

写真 川島 伸一、幸田 昌之、上飯坂 一、釘野 孝宏、高村祐介、上西 由華


■『SMTOWN LIVE 2022 SMCU EXPRESS @TOKYO』DAY3セットリスト

01. BLACK MAMBA/aespa

02. Next Level/aespa

03. Kick Back/WayV

04. Beatbox/NCT DREAM

05. Hot Sauce/NCT DREAM

06. Beautiful goodbye/CHEN(EXO)

07. Way/ONEW(SHINee)feat.NINGNING of aespa

08. Hurdle/SUHO(EXO)

09. WILDSIDE/Red Velvet

10. C.h.a.o.s.m.y.t.h./YESUNG(SUPER JUNIOR)

11. gimme gimme/NCT 127

12. Sticker/NCT 127

13. DICE/ONEW

14. 阿修羅ちゃん/CHANGMIN(東方神起), KYUHYUN(SUPER JUNIOR), MINHO(SHINee)

15. Dream Routine/NCT(SHOTARO, SUNGCHAN)×SMROOKIES

16. ZOO/SM Rap Unit(TAEYONG, JENO, HENDERY, YANG YANG & GISELLE)

17. Eyes on you/KANGTA

18. Golden/RAIDEN(feat. XIAOJUN, SUNGCHAN)

19. INVU/TAEYEON

20. DEEP/HYOYEON

21. Heartbreak/MINHO(SHINee)

22. Bad Love/KEY(SHINee)

23. Peaches/KAI(EXO)

24. Shake/XIUMIN(EXO)

25. The greatest/BoA

26. Sorry, Sorry

27. Bonamana/SUPER JUNIOR

28. ★BAMBINA★/SUPER JUNIOR

29. Universe(Let’s Play Ball)/NCT U

30. RESONANCE/NCT

31. Step Back/GOT the beat(BoA, TAEYEON, HYOYEON, SEULGI, WENDY, KARINA, WINTER)

32. Devil/CHANGMIN(東方神起)

33. Fever/CHANGMIN(東方神起)

34. Gasoline/KEY(SHINee)

35. Baby Don’t Stop/NCT U

36. Glitch Mode/NCT DREAM

37. Girls/aespa

38. Feel My Rhythm/Red Velvet

39. Nectar/WayV

40. Kick It/NCT 127

41. Better/BoA

42. Black Suit/SUPER JUNIOR

43. Hope from KWANGYA



取材、文・尹秀姫

anan

2022年09月08日 18時30分

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