笠松将、安田顕に「大人の余裕を感じました」

2022年02月18日 19時30分

エンタメ anan

今回、ご紹介するのは、映画『リング・ワンダリング』。東京を舞台に、過去と現在が織り交ざる、幻想的な物語です。本作で、漫画家を目指す主人公・草介を演じた、笠松将さんにお話をうかがいました。

「観る方を守ってくれるような優しい作品です」

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本作のメガホンを取ったのは、初長編監督作『アルビノの木』が海外映画祭で20冠を獲得した、金子雅和監督。自然と人間の関係性を描くことに秀でた金子監督が、本作でははじめて東京を舞台に、町や人々の記憶と対峙。忘れられた人々の想いがよみがえる、幻想的な物語を紡いでいます。


主人公は、漫画家を目指す草介。絶滅したニホンオオカミを題材にした漫画を描いているものの、肝心のオオカミをうまく描けず悩んでいました。そんなある日、バイト先の工事現場で、逃げ出した犬を探す不思議な娘・ミドリと遭遇。転倒しケガをしたミドリを、彼女の家族が営む写真館まで送り届けた草介は、いつの間にか過去の東京へと迷い込みます。草介はミドリとその家族との交流を通じて、命の重みを知ることとなります。


草介を演じた笠松将さんは、テレビドラマ『君と世界が終わる日に』や『全裸監督』シーズン2、アカデミー賞監督マイケル・マンが全話のエグゼクティブ・プロデューサーとして参加した大作ドラマ『TOKYO VICE』といった話題作で重要な役に起用され、脚光を浴びている実力派俳優。『リング・ワンダリング』では漠然とした不安を抱える現代の若者のリアルを体現しています。


ーーオファーをいただいたときのお気持ちを教えてください。


笠松さん オファーをいただくこと自体、ありがたいことなのですが、主役というのは特別なものですから、率直に嬉しかったです。

ーー以前、バラエティ番組で、“これまで人を殺すか、殺される役しかなかった”と、ユーモアを交えてコメントされていました。本作ではこのどちらでもない役ですが、どのように役作りをされましたか?


笠松さん 役に対してというよりも作品の方向性について、金子監督とたくさん話し合いました。どれくらいの熱量にするのか、どれくらいわかりやすくするのか、撮り終わっても話し合いを続けていました。

ーーご自身と草介が似ているところは?


笠松さん 夢を持っているけれど、うまくいかないところは大きな共通点です。逆に、共感できなかったのは、好意を素直に表せないところ。“うじうじするな!”と、じれったく思いました(笑)。でも、そこが草介の魅力だと思っています。


ーーいま、もっとも旬な俳優のひとりとなっている笠松さんでも、うまくいかない時期がありましたか?


笠松さん まさに、この作品を撮っているとき、俳優業を辞めようと思っていました。目の前に次々と立ちはだかる壁を頑張って超えていたのですが、そのことに疲れてしまって。でもあるとき、“この瞬間だけ、頑張ろう”と思うことにしたら、気持ちが楽になりました。いろんなものを背負ったり、成功を追い求めたりする必要はないんだって。

ーー共演者の演技に刺激を受けたところを教えてください。


笠松さん 僕は自分の意見を通したいタイプなんですが、ミドリを演じた阿部純子さんは、監督が言ったことをすべて吸収して体現しようとする方なんです。ミドリの父親を演じた安田顕さんは、監督に言われたことに対応しながら、自分の意見も言える方。しかも、ひとつひとつ丁寧に確認しながら演じていく。大人の余裕を感じました。おふたりからたくさん勉強させていただきました。


ーー『君と世界が終わる日に』では、竹内涼真さんと共演されていましたね。


笠松さん 竹内涼真くんは、撮影現場で僕にすぐ心を開いてくれて。とても優しい方だなと思いました。


ーー最後に、本作の見どころを教えてください。


笠松さん みんな一生懸命、頑張って日々を過ごしています。この作品は、“もっと頑張れ”や“頑張らなくていいよ”ではなく、“いま頑張っていることが正しい”ということを教えてくれるんです。過去を知ることによって、いまの頑張りと未来の自分を肯定できる。観る方を守ってくれるような優しい作品ですから、日々疲れている方にこそ、観て楽しんでいただきたいですね。

インタビューのこぼれ話


話題作への出演が目白押しの笠松さん。「昨年末に放送された、『岸辺露伴は動かない』では、お芝居だけではない、キャラクター作りも観ていただきたいと思い、肉体改造に挑みました。いろいろな作品で僕を見かけて、少しでも気になっていただけたら、ぜひ主演作『リング・ワンダリング』を観ていただきたいです」(笠松さん)。


Information

『リング・ワンダリング』

2月19日(土)より、渋谷シアター・イメージフォーラムほかにて、全国順次公開

出演:笠松将、阿部純子、片岡礼子、品川徹、田中要次、安田顕、長谷川初範 

監督:金子雅和

配給:ムービー・アクト・プロジェクト

©2021 リング・ワンダリング製作委員会


衣装協力:ザ ヴィリディアン(ザ ヴィリディアン 03-5447-2100)

写真・山本嵩 文・田嶋真理  スタイリスト・徳永貴士 ヘアメイク・Ryo Matsuda(Y’s C Inc.)



写真・山本嵩 文・田嶋真理 スタイリスト・徳永貴士 ヘアメイク・Ryo Matsuda(Y’s C Inc.)

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