新田真剣佑、鈴木伸之から絶賛「まっけんほどすごい人はいない」

2021年03月26日 19時00分

エンタメ anan

累計発行部数150万部を超える人気コミックを実写化し、絶賛公開中の『ブレイブ -群青戦記-』。現在、大きな反響を呼んでいるところですが、今回は本作を語るうえで欠かせないこちらのおふたりにお話をうかがってきました。

新田真剣佑さん&鈴木伸之さん


【映画、ときどき私】 vol. 368


ある日突然、学校ごと戦国時代にタイムスリップしてしまった高校生たちが、部活で鍛えたスキルを駆使しながら、織田信長や徳川家康と戦っていく姿を描いている本作。劇中では主人公で弓道部の西野蒼を新田真剣佑さん、蒼の幼なじみで剣道部の松本考太を鈴木伸之さんが演じています。そこで、撮影現場での忘れられない思い出からお互いに対する思いまでを語っていただきました。


―共演されるのは今回が初めてですが、以前からおふたりは親交があったとうかがっています。どのくらい前からお互いのことをご存じですか?


鈴木さん あんまり覚えてないけど、2~3年くらいだっけ?


新田さん どうだったかな……。5年にしときますか(笑)。


鈴木さん 嘘の記事になるけど(笑)。じゃあ、5年にしますか。


―では、5年前からということで(笑)。どういった出会いだったんですか?


鈴木さん あのときは、卓球やったんだよね?


新田さん うん、楽しい会だったよね。


鈴木さん 僕は卓球に相当自信があったんですけど、まっけんも卓球が強くて、五分五分のやりあいを1時間くらい続けてたんです。でも、そこからまさか映画で共演させてもらえる日が来るとは思わなかったので、やっぱり縁はありがたいなと感じています。

離れていても、つねに一緒にいる感覚があった


―実際ご一緒にお仕事されてみて、役者としてのお互いの印象はいかがですか?


新田さん 僕の役にとって、考太というキャラクターはものすごく大きな存在だったので、離れていても通じ合えているというか、つねに一緒にいるような感覚がありました。


鈴木さん 確かに、そういう感じはあったよね。


新田さん 考太がいたからこそ、最後の蒼が生まれたので、役としても僕自身としても支えてもらいました。


鈴木さん 僕はまっけんの作品をずっと観ていたので、まずは一緒にお芝居できるのが楽しみでした。現場に入ってから驚いたのは、この作品がまっけんにとっては初の単独主演作だと聞いたとき。そんなことをまったく感じさせないくらいみんなに気を配ってくれていましたし、蒼というキャラクターに人生をかけているのが伝わってきたんです。それを見て、男としても、蒼としてもまぶしくてステキだなと思いました。


―そのなかでも、座長としての新田さんにすごさを感じた瞬間といえば?


鈴木さん いっぱいありましたよ。率先して現場をチームにまとめてくれましたし、キャストのみんなが自信を持ってお芝居に向かっていける環境にまっけんがしてくれていました。そんなふうにドンと構えてくれていたので、周りもスイッチが入るんですよね。


現場の雰囲気というのは、主演の人の立ち振る舞いによってどちらにも転ぶと思うんですけど、この作品に関しては、温かい空気で包んでくれたまっけんのおかげでものすごく楽しくて、青春時代みたいな1か月になりました。

強く見えるか不安だったけど、大変なことはなかった


―新田さんは、オリジナルのパーカーをキャストとスタッフにプレゼントされたりもしたそうですね。そのほかにも、主演として現場の士気を高めるために、意識していたこともありましたか?


新田さん 僕は何もしてないですけど、誰ひとり仲間外れになることなく、みんなが楽しい現場になるようにコミュニケーションを取ろうと思っていただけです。とにかく、いい人ばっかりだったので、現場はつねに明るかったのが印象的でした。


僕としては、役をこれほど細かく掘り下げられる場があってすごくうれしかったです。ここまでできたのは初めてだったので、役と向き合えることがこんなにも幸せなことなんだなと知りました。


―役作りでアクションやそれぞれの競技の練習などもあったそうですが、今回の作品で一番の大変だったことは何ですか? 


新田さん ひとつだけ、やりにくいと思ったことがありました。それは、親友でもある草野大成との共演です(笑)。普段、友達としてつねに一緒にいるので、大成と一緒にお芝居するのはやりにくいなと思いました。


―恥ずかしさがあったということですか?


新田さん 全然恥ずかしくはないんですけど、現実世界に引き戻されそうな感じがしたんですよね。なので、大成が目に入ってきたときは、スッと目をそらしたこともありました。って、冗談です(笑)。でも、それ以外やりにくかったことは思い浮かばないですね。


鈴木さん そうなんだよね。僕もないかも。考太はスポーツ強豪校の剣道部という役なので、すごくうまくて強い人に見えるようにしないといけないという不安はありましたが、それぐらいだったと思います。

みんな必死に汗を流しながら役と向き合っていた


―初挑戦となった剣道の練習も、つらいよりは楽しめた感じですか?


鈴木さん そうですね。今回はいろいろな部活の人が出ているんですけど、事前に大きな倉庫みたいなところでみんなでアクションや競技の練習をしていました。それぞれが必死に自分の役と向き合いながら汗を流している姿は、本当の部活動みたいでしたね。いま思うと、あのときからすでにこの作品は始まっていたような気がしています。


―そのなかで、ご自身の高校時代や青春時代を思い出す瞬間は?


新田さん 部活の朝練をしていたことを思い出しましたね。


鈴木さん 確かに、それはあるね。


新田さん みんなでモチベーションを上げていた感じがすごく部活みたいで、しかも全員がやる気だったので、それもよかったなと思いました。


鈴木さん 朝一に校庭でのシーンがあると、呼ばれてもいないのにみんな少し早く集まって、ランニングしたりキャッチボールしたりしてたよね。


新田さん そうそう、みんなでピョンピョン飛び跳ねたりして。


鈴木さん それぞれが自主的にアップしてたんですけど、そういうのも作品のなかに生きていたように感じています。


―画面に写ってないところでも、そういった空気感がすでにできあがっていたんですね。本当に仲が良かったようですが、そのなかでもみんなで爆笑したエピソードといえば?


鈴木さん 笑ったことは、いっぱいありましたね。つねにゲラゲラ笑ってたんじゃない?


新田さん うん、毎日そんな感じだったよね。

この作品に出たからこそ、できるようになったことがある


―ムードメーカーとなっていたのは誰ですか?


鈴木さん 福山翔大をはじめ、いっぱいいましたよ。


新田さん タイプの違うムードメーカーが何人もいたので、うるさかったなぁ(笑)。


鈴木さん そうそう。うるさかったけど、楽しかったよね。


新田さん まあ、ケガもなく終われたのは本当によかったなと。それにしても、ああいう現場はなかなかないんだろうなと改めて思っています。


鈴木さん 本当に、またあんな現場に行きたいですね。


―年下から先輩まで個性豊かなキャストが多いので、刺激的な現場だったと思いますが、そこで学んだことを振り返るとすれば?


新田さん 今後、この作品に出たからこそできるようになったことが、たくさん出てくると思います。でも、それはこれからの現場で実感することだと思うので、いまはまだわからないことかもしれないです。


鈴木さん そうですね、僕も学んだことはいっぱいありました。それは改めて全編通して作品を観たときに感じたことでもありますが、相手を思いやる気持ちとか家族のありがたみとか、どのシーンを通してもいろいろなことが勉強になったと思います。この作品には、そういうステキな瞬間がたくさん詰まっていると感じました。


―完成した作品をご覧になって、印象に残っているシーンについて教えてください。


新田さん あとになって監督から聞いてびっくりしたのは、みんなの死に際がそれぞれのアドリブだったことです。ひとりひとりがかっこよく死を遂げていたので、「みんなどうしているのかな?」と考えていたんですけど、全部台本にないアドリブだったと聞いて、鳥肌が立ちました。


鈴木さん グッとくるシーンはたくさんありましたけど、高校生たちが人のことを思いながら行動している姿がとにかくまぶしかったですね。特に中盤に大きな展開がひとつあって、蒼が心変わりするところがありますが、それ以降は本当にあっという間に感じました。

まっけんの瞬発力と本番の強さに驚かされた


―ちなみに、それぞれが演じられたキャラクターと高校時代の自分と重なる部分はありましたか?


新田さん どうだろう、戦国時代にタイムスリップしたことないからなぁ……。


鈴木さん そうだね(笑)。


新田さん ただ、僕も蒼みたいに高校時代は部活に明け暮れた日々を過ごしてはいました。


―蒼みたいに自分に自信が持てなくて悩んだことは?


新田さん それはなかったですね。というのも、僕は自信満々でしたから(笑)。


鈴木さん (笑)。でも、まっけんは本当にすごいので、いまの言葉に嘘はないと思いますよ。「この人ほどすごい人はいないんじゃないかな」と思う瞬間は何度もありましたから。


―たとえば、どのようなことがあったのでしょうか?


鈴木さん この前、ある番組で「1分間に最も多く箸でキャッチしたマシュマロの数」でギネスの世界記録を持っている僕に寄せた企画をしてもらったことがあったんです。あ、ギネスの世界記録を持っているとこだけ、太字で書いてもらってもいいですか?


―(笑)。ギネスの世界記録は、本当にすごいですね。


鈴木さん それで、「お箸でお手玉を取る」というゲームをしたんですけど、実はめちゃくちゃ難しいんです。なのに、まっけんが練習を始めたのは本番の5分前。にもかかわらず、本番では1発で成功させたんですよ。その瞬発力と本番の強さに、この人すごいなと思いました。実際、ほかの人がまっけんのあとに挑戦したら、全部落としてましたからね(笑)。


新田さん あはは!

役と向き合うということに関しては、つねに一生懸命


―鈴木さんがこれなら新田さんに勝てると思うものは?


鈴木さん うーん、ないっすね。確か、卓球もまっけんのほうがちょっと強かったですから……。でも、卓球だけは僕にしておこうかな!


―では、卓球は鈴木さんということで(笑)。ちなみに、おふたりがもし戦国時代にタイムスリップしたら、ご自分はどんな武器を使って戦いますか?


新田さん この前、番組の企画で弓の的当てをしたんですけど、けっこうそれができたので、弓ですね。もしくは銃を使って、スナイパーになるというのもいいかな。


鈴木さん 僕は、逃げ足の早さですね。戦わずに逃げ続けて、戦いが終わるまでうまく逃げ切りたいと思います(笑)。


―それぞれの個性が出ておもしろいです。また、本作では一生懸命になれることの素晴らしさも改めて感じましたが、いま一番ご自身が一生懸命になれる瞬間を教えてください。


新田さん 役と向き合うということに関しては、つねに一生懸命だと思います。そんなふうに僕は仕事だけに一生懸命なので、プライベートは何でもいいと思っているくらいです。


鈴木さん 僕も仕事に関しては、自分の役について一生懸命考えていて、それをなるべく体現できるように意識しています。あとは、どこでも同じようなこと言っていて申し訳ないんですけど、僕はゲームかサウナですね。これだけです。


新田さん あ、僕もゲームには一生懸命かも! それは同じですね。

インタビューを終えてみて……。

とにかく仲が良くて、お互いのことが大好きなのが伝わってくる新田さんと鈴木さん。この作品について本当に楽しそうに振り返るおふたりの姿からも、いかに今回の現場が充実していたのかが想像できました。いろいろな裏話を踏まえたうえで、ぜひ本編もお楽しみください。

前代未聞の戦いに熱くなる!


アクションあり、青春あり、友情あり、恋愛あり、歴史ありと見どころ満載の本作。命をかけて一生懸命に戦う高校生たちの姿と、スピーディーな展開にどんどんと引き込まれてしまうはず。戦国時代へと一緒にタイムスリップしてみては?

写真・大内香織(新田真剣佑、鈴木伸之) 取材、文・志村昌美 

ストーリー


自分に自信を持つことができず、部活動にも力が入らないままでいた弓道部の西野蒼。そんな様子を見て、幼なじみの瀬野遥と松本考太は蒼のことを気にかけていた。その日も退屈な授業と常勝を義務付けられた部活といういつもと変わらない日になるはずだったが、一本の雷が校庭に落ちて、彼らの日常が一変してしまう。


その直後、学校の外の見慣れた風景は、見渡す限りの野原となり、校内には刀を持った野武士が襲来。パニック状態で次々と生徒が倒されていくなか、歴史オタクの蒼は、学校がまるごと戦国時代にタイムスリップしてしまったことに気がつく。はたして、彼らは戦国時代を生き抜き、現代へと無事に戻ることはできるのか……。

時空を超えた予告編はこちら!


作品情報

『ブレイブ -群青戦記-』

全国東宝系にてロードショー中

配給:東宝


©2021「ブレイブ -群青戦記-」製作委員会 ©笠原真樹/集英社

写真・大内香織(新田真剣佑、鈴木伸之)

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2021年03月26日 19時00分

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