上白石萌音、佐藤健との共演を「鈍くさ~く演じました」

2020年08月31日 19時00分

エンタメ anan

確かな歌唱力の持ち主でもある女優で歌手の上白石萌音さん。ピュアで穏やかなのに芯が強くて、ひたむきな姿が共感を呼ぶ。まさに少女漫画のヒロインを地でいくような人。

理想の恋愛として真っ先に浮かぶのが、おじいちゃんとおばあちゃんになって縁側でお茶を飲んでいる姿なんです。



――目立つことが苦手な上白石さんが、「東宝シンデレラ」オーディションを受けられたのは?


上白石:もともと歌ったり踊ったりするのが好きで、ミュージカルスクールに通っていたんですが、そこで勧められたんです。受かるとはまったく思っていなくて、2次審査は福岡に行けるとか、最終まで残ったら東京に行けるっていうことが楽しみで。最終審査に受かったら次の日の『めざましテレビ』に出ることになっていたんですけれど、私と一緒に受けた妹は、ミュージカルのチケットを取っちゃっていましたから。それくらい誰も受かると思っていなかったんです。


――いま役を演じられる時に意識されていることはありますか?


上白石:監督の意向をどこまで酌めるかということでしょうか。この作品での私の役割というものがあるはずですから、そのために何をしたらいいかを考えている気がします。


――まさにドラマ『恋はつづくよどこまでも』(以下、『恋つづ』)では、視聴者が共感して応援したくなるヒロインを演じられていましたよね。


上白石:…演じられてました?


――見事にハマっていましたよ。


上白石:私自身がどうやっても普通なんで、ザ少女漫画のヒロインにはどうあがいてもなれないのはわかっているんです。ただ、『恋つづ』は、佐藤健さんという絶対的なカリスマ性を持った存在がいて、そこにどう考えても無理でしょうっていう女の子がアタックするというアンバランスさが見どころの作品で、私が選ばれたのも、そこだと思っています。だから可愛く映ることは考えず、ひとつひとつ楽しみながら鈍くさ~く演じました。


――演じた七瀬は、好きになったら一直線っていうタイプですけれど、ご自身はどうですか?


上白石:私は衝動で動いたことがないんです。理性が勝ってしまって。だから七瀬の一途さに憧れます。


――理想の恋愛、ありますか。


上白石:どんな恋愛が理想だろうって考えると、おじいちゃんとおばあちゃんになって縁側でお茶を飲んでいる画が真っ先に浮かぶんですよね。あまりヤキモキすることなく、老後まで楽に一緒にいられるのが理想でしょうか。男女問わず、何かに夢中になっていて、ごはんがおいしいとか、そういう何気ないことにも幸せを感じるタイプの人が好きなんです。そういう人とはいい老夫婦になれる気がして。


――以前に萌歌さんにインタビューした時、妹として姉という立場がいかに大変かということを語っていらしたんですが…。


上白石:妹が自覚しているんだってことに驚いています(笑)。でも姉として20年間やっていますし、ふたつプレゼントをもらったらひとつ譲るのは当たり前で、大変だと思ったことはないですね。むしろそれが心地いいというか楽というか。でも最近は、姉妹というよりも同志とか親友とか、双子みたいな感覚です。


――この先、女性として仕事人として、目指すものはありますか?


上白石:子供が好きなんで、いい母親になりたいという夢はあります。人としては、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」が最終形態ですね。欲はなく苦にもされず、見返りを求めずに愛を注げて、自分のことも大事にできる人になりたいです。仕事に関しては、正直将来をまだ描けてないんです。ただ、最近、重度心身障がいの子供たちと触れ合ったり、保護猫について取材させていただいたり、社会と繋がるお仕事をさせていただくことが続いたんです。小さい時から両親に社会に貢献できる人になれと言われて育ったので、私が仲介者になって、誰かの橋渡しができたらいいなって思っています。それがいまの私なりの、社会への貢献の仕方なのかなって。…なんだかとても立派なことを言ってしまいましたね。


上白石萌音さん初のオリジナルフルアルバム『note』が発売中。RADWIMPSの野田洋次郎さんや大橋トリオさん、いきものがかりの水野良樹さん、YUKIさんなど豪華アーティストが楽曲提供した全10曲を収録。通常盤は2727円。32ページのミニ写真集とDVDがついた初回限定盤は4000円。アルバム初回プレス分には9月19日のオンラインライブのスペシャルプライスコードが封入。


かみしらいし・もね 1998年1月27日生まれ、鹿児島県出身。2011年に「東宝シンデレラ」オーディションで審査員特別賞を受賞。‘14年の初主演映画『舞妓はレディ』では、その高い歌唱力も注目され、‘16年のアニメ映画『君の名は。』ではヒロインの声を演じた。映画『L・DK』やドラマ『恋はつづくよどこまでも』など話題作に次々出演。歌手としても初のオリジナルフルアルバム『note』が発売中。


※『anan』2020年9月2日号より。写真・小林真梨子 スタイリスト・嶋岡 隆 北村 梓(Office Shimarl) ヘア&メイク・高村三花子 インタビュー、文・望月リサ


(by anan編集部)

anan

2020年08月31日 19時00分

エンタメ anan

BIGLOBE Beauty公式SNSはこちら!

最新記事はここでチェック!

タグ一覧

ヘアアレンジ スタイリング 時短アレンジ術 簡単アレンジ術 前髪 人気ヘアカラー まとめ髪 ショートヘア ボブ ミディアムヘア ロングヘア ストレートヘア パーマヘア ポニーテール お団子ヘア ヘアアイロン活用 ヘアケア シャンプー 髪のお悩み 流行ヘア モテヘア カジュアルヘア オフィスヘア ヘアアクセサリー バレッタ ターバン ヘアピン・ヘアゴム 小顔ヘア セルフネイル ジェルネイル 上品ネイル ピンクネイル カジュアルコーデ シンプルコーデ ナチュラルコーデ プチプラコーデ フェミニンコーデ コンサバコーデ ガーリーコーデ モテコーデ ベーシック ゆったりコーデ ママコーデ ストリートコーデ モードコーデ ギャル 結婚式コーデ ミリタリー モノトーンコーデ カラーコーデ スポーツMIXコーデ パーティスタイル ヘビロテ 着回し抜群 トップス アウター カーディガン シャツ ワンピース ビスチェ パーカー フーディー コート トレンチコート カラージャケット スカート フレアスカート タイトスカート ミニスカート デニムスカート ガウチョパンツ ワイドパンツ ワイドデニム スキニーパンツ バギーパンツ 靴下 タイツ スニーカー サンダル ミュール ニューバランス ブーツ ショートブーツ パンプス 帽子 ニット帽 ベレー帽 スカーフ グッズ メガネ ベルト 腕時計 ピアス トレンドアイテム バッグ ファーバッグ クラッチバッグ リュック ショルダーバッグ チェック柄 グレンチェック 刺繍 ファー ロゴもの コーデュロイ デニム 色気のある格好 花柄 ボーダー柄 レイヤード パンツスタイル ドレススタイル ニット スウェット anan表紙 雑誌付録 ユニクロ GU しまむら ZARA メイク術 スキンケア クレンジング 化粧水 美容液 オールインワン 美白ケア 毛穴ケア 眉毛ケア コンシーラー ファンデーション マスカラ アイシャドウ リップ 乾燥対策 ムダ毛ケア バストケア ヒップアップ マッサージ エクササイズ ダイエット ヨガ 動画レシピ サラダ カフェ巡り スタバ ひとり旅 女子旅 パワースポット巡り 人気スポット 絶景スポット 絶品 お弁当 スイーツ パン 占い 心理テスト 結婚 浮気・不倫 モテテクニック スピリチュアル 恋愛お悩み 男性心理 デート 恋愛テクニック ドン引き行動 LINE体験談 ホンネ告白 胸キュン 片思い カップル話 婚活 倦怠期 ファッション恋愛術 プチプラ おしゃれマナー マネー お仕事 家事・育児 趣味 アプリ 癒し 大人女子 金運 ミュージック アニメ・漫画 アウトドア 清潔感 インスタ映え イメチェン パンチョとガバチョ ナイトブラ 脱毛 置き換えダイエット ケノン 痩身エステ

本サイトのニュースの見出しおよび記事内容、およびリンク先の記事内容は、 各記事提供社からの情報に基づくものでビッグローブの見解を表すものではありません。
ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容についてその正確性を含め一切保証するものではありません。 本サイトのデータおよび記載内容のご利用は、全てお客様の責任において行ってください。
ビッグローブは、本サイトの記事を含む内容によってお客様やその他の第三者に生じた損害その他不利益については一切責任を負いません。