森絵梨佳「三浦春馬さんは誠実で紳士で...」欠点がないと感じた理由は?

2019年09月18日 18時30分

エンタメ anan

いつの時代も女性たちの頭を悩ませることといえば、恋愛について。この夏を振り返ってみても、出会いや別れを経験した人も多いのでは? そんななか、オススメの恋愛映画はまもなく公開の『アイネクライネナハトムジーク』。今回は、本作に出演されているこちらの方に見どころについて教えていただきました。

写真・大内香織(森絵梨佳)


モデル・女優として活躍中の森絵梨佳さん!


【映画、ときどき私】 vol. 258


「なりたい顔No.1」といわれ、女性たちの憧れの的である森さん。劇中では、三浦春馬さん演じる主人公の佐藤と学生時代の同級生にしてマドンナの、織田由美を演じています。そこで、母親役を通して感じた思いや恋愛下手の女性へのアドバイスなどについて語っていただきました。


―本作は恋愛群像劇ということもあり、ご自身のシーン以外にもいろいろな形で物語が展開していましたが、まずは完成した作品を観たときの感想から教えてください。


森さん こんなにもお互いがつながっていて、そのなかでそれぞれの人生が動いているというのを見ることができたのは、おもしろかったです。恋愛のエピソードではないですが、最初は心を閉ざしていた男の子がボクサーとの出会いによって、一歩踏み出す姿を見た瞬間にはグッときてしまいました。

―今回演じた由美は、2児の母親役。実際にご自分が母親であるからこそ役作りに活かせた部分や共感するところもありましたか?


森さん 私も毎日本当にバタバタしていますし、要領よくこなしていかないといけないところもあるので、由美みたいに細かいことは気にしていられなくなるというのはわかるなと思いながら演じていました。


劇中では家のなかに夫のAVが落ちているシーンがあって、「もう!」って軽く言っていましたが、それも靴下が落ちているのと同じくらいの感覚で、「気にするところは気にするけど、すべてを気にしてたってしょうがない」みたいな気持ちは私にもありますね(笑)。


―この作品では、10年という長い期間が描かれているため、後半は高校生の娘を持つ母親も演じられました。思春期という扱いづらい年頃の子の母親を体験されてみて、ご自身の未来も想像しましたか? 


森さん そうですね。自分の母のことを思い出す部分もありましたし、あとは「自分の子どもが大きくなったときにこういうふうに接してあげたいな」ということを思い描きながら演じていくように心がけました。

仕事と育児の両立で心がけていることは?


―もし自分だったら、どのようにお子さんと向き合おうと考えましたか?


森さん 私としては、そういう時期こそ子どもとの距離を近づけすぎてはいけないと思いますし、その子自身の決断を導き出して応援してあげるような気持ちを持たないといけないと感じています。もちろん難しい時期ではありますが、見守るような大きな心が大事なんだと思いました。


この先、私も子どもに口も聞いてもらえない時期が絶対に来ると思うので、そのときは成長だなと思える心の広さを持てるようにしたいです。それに、きっと世の中のお母さんもみんな同じ気持ちを味わっていますよね。


―ちなみに、ご自身が育児のなかで意識していることはありますか?


森さん 子どもが好奇心を持ったものはとにかくやらせてあげて、付き添ってあげたいなとは思っています。

―とはいえ、忙しいときは仕事と育児の両立も大変なところではないでしょうか?


森さん そうですね。忙しくて余裕のない日は手抜きをすることもありますし、仕事で子どもとの時間が少なくなってしまうことがあるのも現状。ただ、そういうときは自転車でお迎えに行かずに、歩きながら一緒に帰って子どもとの時間を作ったりして、忙しいなかでも、向き合う時間を作るように心がけています。


―ちょっとした日々の積み重ねが大事なんですね。今回、由美の夫となるのは矢本悠馬さん演じる一真。ちょっと変わり者でダメなところもあるけど憎めない男性でしたが、森さんから見てどう感じましたか?


森さん 私だったら、ああいうタイプはどう扱っていいのかわからないので、由美とは違って「自分的にはもっとこうして欲しい」とかいろいろ言ってしまいそうですね。夫としては扱いが大変そうな気がします(笑)。


由美は放っておきながらも、一真をコントロールできている女性。はっきりと口には出さないけど、さっぱりしているところが一緒にいて居心地がいいんだろうし、彼女の心の大きさが家族をまとめていると感じました。

三浦さんの誠実さは役にもにじみ出ていた


―矢本さんの一真も非常にハマり役だと感じましたが、夫婦役を演じるうえで何か話し合ったこともありましたか?


森さん 矢本さんは本当に話上手な方なので、演技に対してのやりとりというよりも、他愛のない会話をしていることのほうが多かったですね。気がついたら、矢本さんがよく行くバーの仲間の話まで聞いていたくらいです(笑)。でも、そういう矢本さんのオープンな人柄も、この役の憎めなさにリンクしていると感じました。


―あとは、三浦春馬さんとの共演シーンが多かったと思いますが、ご一緒されてみてどのような印象でしたか?


森さん 三浦さんは、とにかく誠実で紳士で素晴らしい大人の男性だなと思いました。本当に欠点がないなと感じたんですけど、かといって近寄りがたいとか距離があるわけではなく、すごくフラットで気さくな方なので、空き時間もみんなでよく話して過ごしていたくらいです。


―そういう意味では、三浦さんの誠実さは佐藤にも通じているところがあるんですね。


森さん そうですね。にじみ出ていたと思います。佐藤は一真とは真逆なタイプで、一生懸命さもあるので、私は好きですね。

―確かに、2人は結婚に対する決断の仕方も真逆でしたよね。ただ、真面目すぎてなかなか踏み出せない佐藤と、迷いなく結婚へと進める一真というその点に関してはどうですか?


森さん そういうところに関しては、一真のほうがしっかりと決断して引っ張って行ってくれるところがあるので、そこは魅力的だと思いますし、由美もそういうところに惹かれたのかなと思いました。


―撮影場所についてもおうかがいしますが、舞台となったのは森さんの出身地でもある仙台。地元での撮影はいかがでしたか? 


森さん 私にとっては初めてのことでしたが、やっぱり故郷での撮影というのはうれしかったですね。望んでもなかなかこういう機会には恵まれないですし、すごく縁を感じました。


―学生時代にはご家族の転勤も多かったそうですが、仙台にはどのくらいいましたか?


森さん 生まれてから6~7年ほど暮らしたあとに青森、岩手と行って、また仙台に戻ってきたという感じです。東京に出てきてからは、私にとって仙台は実家に帰る場所となっています。

故郷である仙台で撮影できてうれしかった


―作品を観ていて、学生時代の思い出がよみがえることもありましたか? 


森さん 出てくる風景や駅前は私も遊んでいた場所なので、仙台を知っている人にとっては、うれしくなるシーンが多いと思います。私は中学生までしかいませんでしたけど、当時は駅前に遊びに行くことが一大イベントだったので、そこで買い物をしたり、プリクラを撮ったりして楽しんでいました。


―森さんも役柄と同じように、学校でマドンナ的存在だったのではないでしょうか? 


森さん そんなことはなかったですね(笑)。でも、作品のなかで娘役の美緒のエピソードを見ていて、青春時代っていいなと思いました。

フットワークが軽くないと出会いは巡ってこない


―そして、この作品のテーマでもあるのが「出会い」ですが、私たちも佐藤のように「出会いがない」とつい口にしてしまいがちです。もし、そんなふうに悩んでいる友達がいたら、どうやってアドバイスをしますか? 


森さん フットワークが軽くないと出会いには巡り合えないと思いますが、私もこれまで考えすぎてけっこうチャンスを逃してきたタイプでした。なので、「失敗してもいいからやってみよう」とか「とりあえず行ってみよう」くらいの気軽さを持っていると、可能性が広がっていくんじゃないかなといまは感じています。


―まずは外に出ていくように心がけるということですね。森さんといえばメイク本も出されていますが、そういうときにオススメのメイクもありますか?


森さん 清潔感のあるメイクは誰からも受けがいいので、品を大事にするようなメイクをして出かけて行くと、いいかなとは思います。


ただ、メイクだとそれぞれの顔のタイプによっても違うので、誰にでも共通してオススメできることがあるとすれば、髪の毛のお手入れをきちんとすること。私もつやのあるストレートヘアには憧れますが、メイクだけでなく、髪型にも清潔感を持つことは大事なポイントです。

―それでは最後に、森さんに憧れているananweb読者たちに向けて、メッセージをお願いします!


森さん 女性はメイクや服装など、ちょっとしたことで前向きになれると思うので、まずは自信を身に着けて外に出て欲しいなと思います。そうすれば、きっといろんな出会いもあるはずです。


特に、がむしゃらに突っ走っていた若い頃に比べると、年齢的にも少しずつ余裕が出てきて、いろいろな人との会話も楽しめたりすると思うので、そうやって出会いの場を広げてみたり、さまざまなことを吸収できる場面を増やしてもらえたらいいなと思います。

インタビューを終えてみて……。

透明感のある美しさと天使のような笑顔を併せ持つ森さん。「なりたい顔No.1」といわれるのもうなずけるほど、あまりのかわいらしさにずっと眺めていたいと感じました。ぜひ、森さんのアドバイスを参考に、出会いを求めて外に出てみたいと思います。

出会いこそが人生を輝かせてくれる秘訣!


何よりも人生を豊かにしてくれるのは、幸せな出会いの連鎖。そのなかで、「あのとき出会ったのがあなたでよかった」と思える人と出会えたのなら、どんなことをしてもその手を放してはいけないと感じるはず。「出会いがない」と嘆く前に、自ら行動して“運命の糸”をたぐり寄せてみては?

ストーリー


仙台の駅前にある大型ビジョンでは、日本人のボクシング世界王座をかけたタイトルマッチに人々は沸いていた。そんななか、街頭アンケートに立っていた会社員の佐藤が聴き入っていたのは、ギターの弾き語り。同じく隣で聴き入っていた紗季と目が合い、思わず声をかけた佐藤は、アンケートの記入をお願いする。


2人のささやかな出会いは、佐藤の上司や分不相応な美人妻の由美を持つ佐藤の親友である一真、さらにはその娘の同級生の家族といった多くの人を巻き込みながら、10年という時をかけて奇跡の瞬間へと向かっていた。

胸がトキメく予告編はこちら!

作品情報

『アイネクライネナハトムジーク』

9月20日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

配給:ギャガ

出演:三浦春馬、多部未華子、矢本悠馬、森絵梨佳、恒松祐里、萩原利久、貫地谷しほり、原田泰造

©2019「アイネクライネナハトムジーク」製作委員会


ヘアメイク:犬木愛(agee)

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2019年09月18日 18時30分

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