[プロが伝授]ニキビ肌に優しいファンデーションの選び方と塗り方☆キレイな薄膜肌で崩れにくい!
ニキビがある時はメイクを控えた方がいいですが、就活や打ち合わせなど大事な用事がある場合、メイクをしたきれいな顔を印象付けたいですよね。今回はそんな時に、ベースメイクはどうすればいいのか?モデルのおとっぴーが、メイクのプロにおすすめの方法を聞きました。
Question
おとっぴー
タレント、モデル
ニキビを隠したい時にコンシーラーはマストアイテム!ただ、厚塗りになることも多く、かえって悪目立ちしたり、治りが悪くなってしまったり、ニキビ肌のメイクは難しいですよね。「顔にニキビができているけどメイクをしたい」という時は、どんなファンデーションがおすすめでしょうか……?ニキビ肌をキレイにカバーできて、メイク崩れしにくい方法を知りたいです!
Answer
ニキビ肌でファンデーションを使う場合、肌に負担が少ない石鹸でオフできるパウダータイプを選び、薄塗りが基本です。これから具体的にベースメイクのポイントをご紹介します。
教えてくれたメイクのプロ
Meg.さん
代官山のサロン勤務を経て、2012年からヘア&メイクアップアーティスト、信沢Hitoshi氏に師事。2017年に独立。現在、雑誌、TV、CM、MV、Web広告、ウエディングのヘアメイクなど幅広い分野で活躍中。
ニキビ肌もフェイスパウダーの薄塗りでキレイに見せられる!
最初に、今回ご紹介するニキビ肌におすすめのベースメイクをBeforeとAfterで比較してみましょう。下の写真でBeforeは化粧下地、コントロールカラー、コンシーラーまで塗った状態。この上にフェイスパウダーをのせて仕上げたのがAfter。ファンデーションを使わなくても、ベースの段階で肌の色ムラを整えるだけで、こんなにキレイに見せることができます。
ニキビを隠すためにカバー力のあるコンシーラーやファンデーションを重ね塗りすると、崩れやすくなるだけではありません。メイク汚れをきちんと落とさないとニキビを増やす原因になります。かといって洗浄力の強いクレンジング剤を使えば、余計に肌を傷めてしまう可能性があります。ニキビができている時は肌も敏感になっているので、使用するコスメは最小限にとどめ、石鹸でオフできるタイプを選びましょう。洗顔方法などニキビ肌のスキンケアは、こちらで皮膚科の専門医が詳しく説明しています。あわせてご覧ください。[美容のQ&A]乾燥肌や肌荒れがひどい!?季節の変わり目に敏感肌になる原因と対処法は?
ニキビ肌のベースメイクで気をつけたい5つのポイント
1 ベースメイクの前に化粧水をたっぷりつけて肌を保湿2 化粧下地はUVカットとトーンアップ効果のあるものを選ぶ3 くすみやクマ、ニキビを隠すためにコンシーラーをのせすぎない4 ファンデーションは石鹸でオフできるパウダータイプを選ぶ
プチプラで石鹸オフできるおすすめパウダーはこちら。
キャンメイクの「マシュマロフィニッシュパウダー」と「シークレットビューティーパウダー」は、香料、界面活性剤、アルコールが入っておらず、洗顔料でオフできるタイプ。美容保湿成分が配合されているので、肌の内側はしっとり、表面はサラサラで透明感のある肌に仕上げてくれます。
5 メイクの仕上げにミストスプレーで保湿+崩れ防止
メイクの仕上げに保湿成分配合のミストスプレーを使いましょう。このひと手間で肌が保湿され、化粧崩れを防ぐことができます。コーセーの「メイク キープ ミスト」は、保湿力に優れたヒアルロン酸やコラーゲンが配合されており、汗や皮脂をはじく処方で、初心者さんにもおすすめです。
POINT!
化粧直しをする際、手でニキビの肌にふれることも悪化の原因になります。メイクが仕上がった時点でミストスプレーを吹きかけておけば、保湿+崩れ防止ができるので、化粧直しの手間も減り一石二鳥です。
ニキビ肌にも使えるベースメイクの基本テク
STEP1 スキンケアの後、化粧下地、コントロールカラーを塗る
化粧水で肌を十分に保湿した後、化粧下地を顔全体に塗ります。次に肌の色ムラがある部分にコントロールカラーを塗り、肌のトーンが均一になるようにします。トーンアップ効果とツヤ感が欲しい場合、化粧下地はシルバーが少し入ったピンク系が使いやすいです。ベースの段階で肌の色ムラを補整しておくと、その後にのせるファンデーションやパウダーの量も少なくて済みます。
POINT!
化粧下地は、UVカットとトーンアップ効果があるタイプがおすすめです。紫外線はニキビや肌荒れの原因になるので、季節を問わずUVカット効果のあるものを使いましょう。
STEP2 クマ、ニキビなど気になる部分にコンシーラーをのせて肌になじませる
ニキビやシミなどスポットで気になる部分は、清潔な綿棒にコンシーラーを取って肌にのせた後、綿棒のもう片側(使っていないキレイな方)で、トントンと優しくたたき込みながらなじませます。目の下のクマなど範囲が広い部分にコンシーラーをのせる場合は、少しコシがある細めのブラシに取って塗りましょう。その後、清潔な指で伸ばしていきます。
自分の肌色に合わせてブレンドできる3色パレットのコンシーラー
コンシーラーの色は肌のトーンに合わせて選ぶのが基本。ですが、クマをカバーする場合、オレンジみのあるベージュなど、肌の色より少し濃いコンシーラーでくすみを消してから、肌に近い色のコンシーラーを薄くのせましょう。
STEP3 大きめのブラシでフェイスパウダーをふんわりのせる
仕上げのフェイスパウダーは石鹸でオフできるタイプがおすすめ。今回はキャンメイクの「マシュマロフィニッシュパウダー MO」を使います。SPF26、PA++なので紫外線の予防効果もあります。フェイスパウダーを大きめのブラシに取り、手の甲でクルクル回しながらパウダーが均一につくようにして、顔の中心から外側にふんわりとのせます。
POINT!
フェイスパウダーの色味は自分の肌に合わせて選ぶようにしましょう。明るすぎたり、白すぎたりすると肌浮きして、ニキビも余計に目立ってしまいます。
STEP4 仕上げにミストスプレーを顔全体に吹きかける
ベースメイクの後、アイメイク、チーク、リップなどを仕上げていきます。全てのメイクが完成したら、最後にミストスプレーを顔から15cmくらい離して(目と口は閉じて)、ムラにならないように顔全体に吹きかけます。今回使用したコーセーの「メイク キープ ミスト」はスプレーした後、そのまま乾かすタイプですが、自然乾燥の注意書きがない場合はハンドプレスをして肌にメイクを密着させます。
完成!
メイクのプロからアドバイス
ニキビ肌にメイクをした場合、帰宅後は早めにメイクを落とし、肌を休ませてあげることも大切です。また、メイクブラシやパフなどツールの汚れもニキビの原因になります。使用後は汚れをしっかり落としてください。使う頻度によって1週間に1、2回、メイクツールを洗って清潔にしておくことも忘れずに。また、洗った後の生乾きは雑菌が繁殖する原因になるので、しっかり乾かしてからしまうようにしましょう。衛生的な面を考えると使い捨てのパフやスポンジ、ブラシが便利です。 撮影/芹澤祐介、編集部(コンシーラー)ヘアメイク、監修/Meg.商品問い合わせ先井田ラボラトリーズ 0120-44-1184コーセーコスメニエンス 0120-763-328※価格は全て編集部調べ