[プロ直伝]毎日できる二重あご解消10秒セルフケア
楽しかった笑顔の写真が、二重あごで写っていてびっくりしたことはありませんか?太っていないのに、笑ったり下を向いたりすると肉厚になるあご……。これって贅肉?むくみ?そんな二重あごに関する疑問を解消!二重あごができる理由と対処法を、輪郭美容家で美容整体師の先生に聞きました。
教えてくれた小顔矯正のプロ
輪郭美容家・美容整体師及川ゆりかさん
東京広尾で美容整体ルピナスを主宰。整体を軸に矯正手技を行い、その人が本来持つ美しさを引き出す輪郭美容のプロフェッショナル。モデルや女優を始め、これまでに約2万人の女性を施術。また器具や溶剤を使わない、セルフケアのアドバイスに定評がある。
ダイエットをしても、あご周りのもたつき感が取れない、写真に映った横顔にびっくりした、という経験をした方は少なくないはず。正面から見るときはそれほど感じないのに、なぜ……?それは、顔の“とある筋肉の衰え”が関係していたんです。
二重あごを気にする人がやりがちな“あの仕草”が実は二重あごの原因だった!?
写真を撮られるときや何気ないとき、二重あごに見えないように、あごを少し前に出したり、首をちょっと伸ばすようにしていませんか?実はこの仕草がクセになってしまうと、二重あごに拍車がかかってしまうんです。二重あごになってしまう理由は、首の前側や舌の根元の筋肉が弱まり、重力に逆らえずに落ちてくること。つまりあご下の筋肉の衰えが原因なのです。首を伸ばすクセがある方、二重あごを軽減させたい方は、今回ご紹介する方法で予防・改善することができます。習慣的にケアをして、美しい輪郭を目指しましょう。
二重あご予防・解消セルフケア
まずは、あご下の筋肉を確認
あご下に指を当てたまま「か・か・か」と言ってみましょう。すると、あご下に力が入り、下へ向かってピクピクと動くのを感じられると思います。これは、「か」と発声する際に使われる舌の筋肉が動くため。下あごの中には、舌の根元の筋肉があることが分かります。他にも口を開ける筋肉や、表情を作る筋肉も複雑に重なっていますが、この舌の奥の筋肉が今回のポイントとなります。
①姿勢を正す
二重あご予防に大切なのは、首全体の筋肉を前後左右バランス良く使える事です。二重あごを気にされる方の多くは「あごを引く」姿勢に抵抗があるとおっしゃいます。しかし前に首を伸ばすような姿勢は、首の前側の筋肉を使えていない姿勢です。引き締まっていて欲しい筋肉が衰えてしまうので、二重あごはさらに悪化するばかりなのです。決して思いきりあごを引かなくても良いので、姿勢を正して軽くあごを引きましょう。一度、正しい姿勢をおさらいします。
こちらが、二重あご化が進むNG姿勢。この写真でもわかるように、首の前側が伸び、たるみを引き起こします。
続いてOK姿勢はこちら。あごを引くと言っても、少しうなずくように軽く体の方へ近づけ、体の真上に頭を乗せるイメージで行いましょう。
②10秒プッシュで刺激
最初に確認したあご下の筋肉は、筋肉が弱まりたるんでしまっている場合が多いです。そこでまずは、指で筋肉を軽く揉み、血流を促しましょう。
1:あご下に人差し指を軽く差し込むようにプッシュ。指先は喉へ向けてではなく、上方向に押します。2:指を差し込んだところで、少しだけ揺らすように動かします。3:あご先から耳下あたりまでを左右3カ所ずつ、1カ所につき10秒ほど刺激を与えます。場所によってコリっとする、しこりのような箇所も見つかるかもしれません。そこも優しく指でほぐすように指で下からプッシュしましょう。一日2回程度、毎日習慣的に行いましょう。
③舌と首の10秒ストレッチ
1:舌を出します。2:ストレッチの効果を高めるために、少し上を向き、伸びを感じるところで止めます。3:そのまま10秒キープします。このストレッチは、首回りのむくみなどにも効果的。見た目や触ったときの変化もすぐに感じやすいですよ。朝晩に1回ずつ、毎日習慣的に行ってくださいね。
普段は見えない自分のフェイスライン
二重あごは、正面から見たときよりも横から見たときに目立つもの。それは、自分よりも他の人からの目線なのです。自分では少し気付きにくい部分ですが、合わせ鏡やスマホの自撮りでチェックして、あなたが持つ本来の美しいフェイスラインを目指しましょう。撮影/及川ゆりか※価格は全て編集部調べ