[プロが伝授]小鼻の毛穴を目立たなくする方法!保湿とベースの塗り方5つのポイント
毛穴レスなツルンとした肌は憧れの的。最近は毛穴カバー専用のコスメもたくさん出ていますが、便利なものほど肌に負担がかかることも……。そんな悩みにどう対処したらいいのか?メイクのプロがおすすめのカバー術を教えてくれました。
Question
小鼻の毛穴が気になるので、毎日、毛穴専用のコスメを使っています。でも毛穴の黒ずみや開きが以前に比べて目立ってきました。他に普段のメイクでカバーできる方法はありますか?
Answer
毛穴を埋めてフラットに見せてくれるカバー用のコスメは便利な反面、毛穴に汚れがたまりやすいため、クレンジングや洗顔を入念に行う必要があります。このような毛穴カバー専用のコスメを使わなくても、スキンケアやベースメイクの段階で毛穴をカバーできる方法があります。
教えてくれたメイクのプロ
Meg.さん
代官山のサロン勤務を経て、2012年からヘア&メイクアップアーティスト、信沢Hitoshi氏に師事。2017年に独立。現在、雑誌、TV、CM、MV、Web広告、ウエディングのヘアメイクなど幅広い分野で活躍中。
毛穴カバー専用のコスメが毛穴を詰まらせる原因?
毛穴カバー専用のコスメは、毛穴の凹凸をフラットにして、肌を滑らかに見せるためにシリコンなどが配合された商品が多いんです。シリコン自体は悪いものではないんですが、毛穴に汚れがたまりやすいので、クレンジングや洗顔をしっかり行う必要があります。汚れが落とし切れない状態であると、それが原因で毛穴が詰まり、開きや黒ずみが目立つようになります。汚れを落とすために強いクレンジング剤や洗顔料を使えば、肌にも負担がかかるので常用は控えましょう。
小鼻の毛穴カバー術5つのポイント!
実際、毛穴カバー専用のコスメを使わずに、いつものメイクに一工夫加えるだけで、小鼻の毛穴を隠せる方法があります!
POINT1顔全体の保湿後に小鼻のローションパック
普段使っている化粧水で顔全体をしっかり保湿した後、さらにローションパックで小鼻周辺を保湿します。小鼻の部分は凹凸があるので、化粧水を塗ったつもりでも十分に保湿されていないことが多いんです。ローションパックはコットン2枚を化粧水に浸し、左右の小鼻周辺に約3分のせます。
Point!
顔全体と小鼻を保湿した後は、クリームや乳液を顔全体に塗ってフタをしますが、小鼻の部分は塗り過ぎに注意しましょう。油分が多く入ると皮脂の分泌が促され、化粧崩れの原因になります。
POINT2下地、プライマー、コントロールカラーで毛穴の凹凸を補正
下地を使わずBBクリームやファンデーションだけで仕上げる人がいます。そもそもこれがNGです!毛穴の凹凸がある部分に、いきなり色つきのベースを塗れば陰影が出て、余計に毛穴のボコボコが目立ちます。下地やプライマー、コントロールカラーを使うことで、毛穴の凹凸もカバーでき、化粧崩れの防止にもつながります。つける量は多過ぎても、少な過ぎてもいけません。パール1粒分の量を目安に、足りなければつけ足すようにしてください。塗る順番は下地(または下地兼用タイプのプライマー)を顔全体に塗ってから、毛穴が気になる部分を中心にコントロールカラーを重ねます。塗り方は指先でコントロールカラーを肌になじませながら、毛穴の気になる部分は下から上へ。
Point!
下地、プライマー、コントロールカラーは毛穴や肌質、希望の仕上がりに合わせて選びましょう。皮脂が気になる人は皮脂吸収材が入ったものを!化粧崩れが気になる人は下地、ファンデーションを同じメーカーかライン使いするのがおすすめです。
下地やコントロールカラーの選び方はこちらの記事で詳しく紹介しているのでご覧ください。[メイクさんによるスキンケア講座]顔の印象の大半は肌で決まる!?ツヤ美肌を叶えるベースメイク 「下地の基本的な選び方」
POINT3リキッドファンデを円を描くように薄く塗る
下地の後、毛穴の黒ずみをパウダーファンデーションだけで隠そうとすると厚塗りになりがちなので、肌にフィットしやすいリキッドファンデーションを仕込むのがおすすめです。その際、円を描くように塗るのが基本ですが、毛穴が目立つ部分は下から上にスポンジでタッピング。毛穴に埋め込む要領で薄く塗っていきます。厚塗りは崩れやすい上に皮脂の分泌を促す要因になるので、薄めに塗ることがポイントです。
POINT4程良い硬さのコンシーラーを毛穴が目立つ部分に塗る
コンシーラーはペンタイプなど伸びが良すぎるものはカバー力に欠けるので、程良い硬さのスティックタイプかパレットタイプを選びましょう。肌の色に合わせやすい点では、複数の色が入ったパレットタイプがおすすめです。塗り方は少しコシのある筆にコンシーラーを取り、手の甲でブレンドするなど色味を確認してから、気になる部分に少しずつつけていきます。小鼻の窪みの部分は、片手で皮膚を少し引っ張りながら毛穴に入れ込む感じで塗っていきましょう。その後、下から上へトントンと肌に密着するように指でタッピングします。
POINT5程良くコシがあり、毛が密集しているブラシでパウダーをつける
パウダーブラシは毛が密集していて少しコシがあるものを使います。ブラシでパウダーを取ったら、手の甲で余分な粉を払い、顔全体にふんわりのせます。毛穴をカバーしたい部分は、肌にフィットする小ぶりのブラシがおすすめです。小鼻の脇などは片手で皮膚を少し引っ張りながら、パウダーでフタをするイメージでつけていきます。この時にブラシを押さえるようにして使うと、先に塗ったコンシーラーがヨレてしまうので力加減は控えめに。
Meg.さんからのアドバイス
普段のベースメイクで、ちょっとだけツールを変えたり、塗り方を工夫したりすることで小鼻の毛穴はカバーできます!ただし、厚塗りは時間がたつにつれ崩れやすくなるので、最小限のアイテムで薄塗りを心がけましょう。そして、どんなアイテムを使った場合でも、メイク後のクレンジングと洗顔は丁寧に汚れを落とすようにしてください。 撮影/芹澤祐介、大根大和、編集部監修/Meg.商品問い合わせ先 井田ラボラトリーズ 0120-44-1184※価格は全て編集部調べ