美肌になる!...乾燥肌とオイリー肌で異なる「正しい角質ケア」 #19
やりがちな間違った角質ケア その1
【大間違い美容】vol. 19
角質ケアで特に間違いが多いのは、肌に溜まった古い角質をとにかく取ればいいという考えのもと、その瞬間の自分の肌状態を無視して、効果の強いピーリングやフルーツ酸で角質を取り除こうとすること。さらには、肌に良かれと思って毎日行ってしまうこと。
確かに古くなった角質は潤いを取り込みづらくなり、肌を乾燥に招くなど悪さしかしないのでリセットが必要です。しかし、溜まった古い角質も、人それぞれの肌状態で量も違えば、新しく作られる角質の速度も違うのです。とにかく取り除けばいいという考えは捨てましょう。
やりがちな間違った角質ケア その2
もう一つ間違いが多いと思うのは、古い角質を取り除くことばかりに力を入れてしまうこと。
古い角質とはいえ、肌を外部から守ってくれるガードマンのような細胞なので、取り除いた直後の肌は無防備な状態そのもの。スキンケアでしっかり守ってあげる必要があるのですが、いつものスキンケアをしている方が多いでしょう。それでは、肌は潤い不足となり、外部の刺激に狙われ放題です。
【肌タイプ別】乾燥肌さんのための角質ケア
1. 日頃より肌が潤い不足の傾向にあるので、一般的なターンオーバーの周期28日に合わせて、3週間～1か月くらいのペースで緩やかに角質ケアをしましょう。
おすすめは、洗顔しながらスクラブまで同時にできるようなコスメや、潤いを与えながらスクラブができるコスメを活用して、“ながら角質ケア”をすることです。
ポイントは指先に力をいれないこと。人差し指から小指までを揃えて、力が分散されるように指全体の面を使って、肌にスクラブをしましょう。
2. 角質ケアが終わったら、肌の潤いに欠かせないセラミドたっぷりの化粧水や美容液を顔全体にハンドプレスして。肌がもっちり吸い付いてくるまで、これを繰り返します。
【肌タイプ別】オイリー肌さんのための角質ケア
オイリー肌さんは皮脂分泌が盛んなので、代謝の低下や食生活などで油断すると、あっという間に古い角質を溜めこみます。とはいえ、毎日のように角質ケアをしては肌内部が乾燥し、より皮脂が過剰に分泌され、肌が常にベタベタになるという悪循環になりかねません。
無理に効果の強いコスメを使うのではなく、毎日のスキンケアの中で少しずつ確実に溜まりがちな角質を取り除いてみましょう。
1. いつもの洗顔料を酵素系の洗顔料に変えましょう。洗顔の際には、たっぷり泡立てます。まずは、皮脂分泌がさかんなＴゾーンや眉間などに、指を使って隅々まで泡を届けるように意識してください。古い角質が泡の力できちんと浮かんできて、酵素によって分解されるように洗うイメージです。
最後に、手に残った少量の泡を額や頬、あご周りに付けたら洗い流します。無理にピーリングなどを使わなくても、洗顔を丁寧に毎日続ければ、肌のベタベタ悩みは解消されますよ。
2. 洗顔が終わったら、とろみのないシャパシャパタイプの化粧水で、潤いを補ってください。基本的に油分(＝皮脂)の分泌が得意なので、油分を補うよりも水分を補うことを重視ましょう。
スキンケアの終わりに使うものはクリームより乳液がおすすめ。頬や目もとなど面の大きい部分に塗ったら、手に余った少量でTゾーンなど皮脂分泌が盛んな部分に薄くのせるようにするといいですよ。
角質ケアは美肌を構成する大切なケアのひとつですが、本当に間違っている方が多いです。ぜひ、ご自身の角質ケアを見つめ直してみて、間違いケアに当てはまる部分があったら、今日ご紹介した角質ケアを参考にされてみてくださいね。
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©PeopleImages/Gettyimages
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