弁当歴20年...8人の大家族ママが作る弁当に反響「大人になった時に、私のお弁当を懐かしんでくれることを夢見て」
おにぎり、ご飯、揚げ物、サラダ、スープ。朝に自分以外の“7人分”のお弁当を作り続けているツイッターアカウントの投稿が話題に。miwaさん(@pin_gre3030)は、お弁当の調理歴20年で、朝のお弁当作りは「切っても切り離せないもの」と語る。それぞれ好みや食べる量も異なる家族のお弁当をどのように作っているのか。大切にしていることを聞いた。
【写真】スープジャーがドドンと並び…「迫力ある!」7人分のお弁当、卵焼き、唐揚げ、ウインナー王道おかず
■一人一人の食べるご飯の量、おにぎりの“海苔の巻き方”まで考える
――投稿には「朝から7個のお弁当づくり尊敬する」「すごい豪華!」「迫力ある量」など、様々なコメントが。たくさんの反響が届いているかと思いますが、あらためてどう感じますか?
「フォロワーさんからのコメントは、とにかくありがたいの一言です。普通の主婦が作る、なんてことのない普通のお弁当に、たくさんの温かいコメントを下さっていることに心から感謝の気持ちでいっぱいですね」
――お弁当は最大で7人分、ご自身としては「朝に7つお弁当を作っている」という事実をどうとらえていますか?
「もう切っても切れないもの!! そんな感じです。私のお弁当歴は20年になりますので、大変だと思いながらも、きっとそれがなくなったら、寂しく感じるような気がしています。忙しくしている今が、一番張りがあっていいのかなぁ…なんて思っています」
――お弁当づくりで、一番こだわっているポイントをお聞かせください。
「こだわっているものは、特にないんです(笑)。お弁当には家族が好きな物を入れてあげる、ただそれだけです。無理に嫌いな物を入れたら、限られた時間の中、食べれないと思うので。後は一人一人の食べるご飯の量も考えています。おにぎりがいいと言う子もいれば、そのおにぎりにつける海苔の巻き方一つにしても好みが違うんですよ(笑)。昔は少しでも時短しようと、作り置きをしていた時期もあったんですが、そのおかずを食べられたことが
あったんです。それからはしていません(笑)。我が家は大家族ですので、晩ご飯をスライドするってことがほぼないんです。なので、毎朝イチからのスタートです」
■懐かしんでくれる日が来ることを願い「今やれるだけの愛情をお弁当に注ぐ」
miwaさんはご家族で「まるしん醤油」という佐賀・大和町にある醤油屋を営んでいる。お弁当には、肉じゃが、卵焼き、鶏の手羽先を揚げたものなど、その調味料がふんだんに使われたおかずやスープが並ぶ。デザートも工夫に富んでいて、季節のフルーツやティラミス、チーズケーキなど、子どもがお弁当を開けた時にテンションがあがるだろうラインアップになっている。
――お弁当を食べたご家族からの、感想コメントで印象に残っているものはありますか?
「今は登校、出勤する時間に合わせてお弁当を作り、それを子どもたちが当たり前のように持っていく。そんな生活なんですが、たまに『今日のお弁当は美味しかったよ』『明日もまた同じメニューでいいよ』なんて言ってくれた時は、素直に嬉しかったですね。あぁ、ほんとに美味しかったんだなぁと思って」
――miwaさんにとって、毎朝のお弁当作りはどんな時間になっていますか?
「私にとってのお弁当作りは“時間との戦い”になってはいますが、でも、この時間はなくてはならないもので苦ではないですね。むしろ楽しんで作っています」
――お子さんたちにメッセージを送るとしたら?
「子どもたちへ
いつもママのお弁当を食べてくれてありがとう。寒い冬のキッチンや、夏場の暑いキッチンでのお弁当作りは、もう嫌になったりするときもあるけど、ママが唯一あなた達にしてあげられている親らしいことかも…こんな感じですかね。
いつか子どもたちが大人になった時に、私のお弁当を懐かしんでくれる日が来たらいいなぁなんて、そんな日を夢見て、今やれるだけの愛情をお弁当に注いでいます。大きくなった子どもたちに近付くと、もうウザがられますからね(笑)」