困ったらコレ! 手土産でハズさないワイン銘柄 <シャンパン・赤・白・ビオ>
お呼ばれのときの手土産やちょっとしたプレゼントにぴったりなワイン。けど、いざ選ぼうとするとなかなか難しい。“センスが問われそう”とか、“どんなお酒が好きかわからない”と頭を抱えてしまう人も少なくないのでは?
ここでは、世界各国を巡った“酔っぱライター”江口まゆみがおすすめする、ハズさないワイン銘柄を紹介します。もう悩みたくない人は、ぜひ参考に。
ここでは、世界各国を巡った“酔っぱライター”江口まゆみがおすすめする、ハズさないワイン銘柄を紹介します。もう悩みたくない人は、ぜひ参考に。
手土産の定番“シャンパン”はコレで決まり
ワインの手土産の定番といえば、シャンパン。スパークリングワインではなく、あくまでもシャンパンにこだわりたいところです。「お金がかかっているな」と相手に伝わるし、どんな料理にも合わせやすいから。
『モエ・エ・シャンドン』や『ヴーヴ・クリコ』などの定番もいいけど、『ピエール・モンキュイ・デロス・グランクリュ』はコスパがよくておすすめ。コート・デ・ブラン地区のグランクリュ「メニル・シュール・オジェ」産シャルドネ100%のブランドブランで、生き生きとしたミネラル感が楽しめます。

冬は、ピノ・ノワール100%のロゼシャンパンも◎。一般的にロゼシャンパンは高いですが、『ジャン・ジョスラン』ならリーズナブルでおいしい。

⇒全国の日本酒から厳選しておすすめ♪ 知る人ぞ知る“掘り出し”銘柄3選
魚介料理のパーティに♪ ハズさない白ワイン2銘柄
ホームパーティにお呼ばれしたときは、料理に合うワインを持って行きたいところですね。
魚介料理専門の白ワインでおすすめは、『ターナー・パジョ』という、フランス南部に位置するラングドックのソービニヨン・ブラン100%の銘柄。酸味がシャープで、ミネラルとフルーティさのバランスがとてもいい。イラストが描かれたかわいいラベルも、贈り物として喜ばれそうです。

同じく白ワインで、ワイン通にも初心者にも間違いなく「おいしい!」と言わしめるワインがこちら。

アルザス産リースリングの『アルベール・ボクスレ』です。花の香りがしてとてもフルーティなのが特徴。魚介系の前菜に合わせたい一本です。
ホームパーティで重宝! 和食にも合う赤ワインはコレ!
赤ワインは和食に合わせにくいと思われているけど、そうとも言い切れません。家庭料理から、寿司や生臭くなりがちなホヤ、ウニ、塩辛といった生ものにまで合う万能な赤ワインが、サンジョベーゼ100%の『ル・マチョーケ』。

イタリア3大銘柄として知られる『ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ』と同じ土壌、同じブドウでつくられていて、違いは熟成年数が短いだけ。どんな料理にも合う、ホームパーティで重宝すること必至の銘柄です。
肉料理を盛り上げる♪ ハズさない赤ワイン2銘柄
では、肉料理に合う赤ワインを2つ。どちらもコート・デュ・ローヌ産のシラー100%ですが、とてもエレガントな味わいが特徴。
クラップの『コルナス・ルネッサンス』は、15年前の若木が育って“今がちょうどいい飲み頃”と注目されている銘柄です。シラーはワイルドな品種だと思われがちですが、ピノ・ノワールに匹敵するエレガントさが味わえます。

オジェの『コート・ロティ』は、かつてパーカーポイント(※)100点を獲得したこともあるほどの格別なラベル。しっかりしたタンニンとスパイシーさは、鴨や羊、赤身肉や鹿などのクセのある肉にもぴったりです。

(※パーカーポイント:世界で最も影響力のあるワイン評論家ロバート・パーカーによる100点満点で表すワインの評価方法のこと。)
自然派の人にあげたいビオワイン
最後におすすめのビオワインを。
「アントワーヌ・アレナ」という“コルシカ島のビオの神”と称される生産者がつくったワイン『アレナ・パトリモニオ』。

ニエルッキオ(サンジョベーゼ)100%で色が濃く、酸と渋みがしっかりとありつつも、まろやかな味わいです。特有のビオっぽさが感じられないため、誰が飲んでもおいしく味わえます。自然派の方への贈り物にぜひ。
数ある中から気に入る銘柄を選び抜くのは、なかなか難しいこと。ここでは、“絶対にハズさない”シャンパン、赤ワイン、白ワイン、ビオワインを厳選して紹介しました。手土産ワインを買うときには、ぜひ参考にしてみて。
紹介したワインが買えるお店:横浜君嶋屋
Profile
江口まゆみ
神奈川県鎌倉生まれ。早稲田大学卒。1995年より、「酔っぱライター」として世界中の知られざる地酒を飲み歩き、日本中の酒のつくり手をたずねる旅を続ける。旅をした国は20カ国以上、訪ねた日本酒、焼酎、ワイン、ビール、ウイスキーの現場は100カ所以上。JCBA認定ビアテイスター。SSI認定利酒師。JSA認定ワインエキスパート。酒に関する著書多数。近著は「ビジネスパーソンのための一目おかれる酒選び」(平凡社)
公式サイト:酔っぱライタードットコム
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江口まゆみ
神奈川県鎌倉生まれ。早稲田大学卒。1995年より、「酔っぱライター」として世界中の知られざる地酒を飲み歩き、日本中の酒のつくり手をたずねる旅を続ける。旅をした国は20カ国以上、訪ねた日本酒、焼酎、ワイン、ビール、ウイスキーの現場は100カ所以上。JCBA認定ビアテイスター。SSI認定利酒師。JSA認定ワインエキスパート。酒に関する著書多数。近著は「ビジネスパーソンのための一目おかれる酒選び」(平凡社)
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