沖縄本島のおすすめ絶景「海カフェ」&「森カフェ」8選!おしゃれなテラスで癒されよう
海に囲まれた沖縄本島には、ロケーション抜群の絶景「海カフェ」が点在しています。沖縄といえば海の印象が強いですが、北部には亜熱帯の自然を身近に感じることができる「森カフェ」も多数。今回は、沖縄本島南部・西海岸・北部の3つのエリアから厳選したカフェスポットをご紹介します。
目次
・本島南部の絶景「海カフェ」
・本島西海岸の絶景「海カフェ」
・本島北部の絶景「海カフェ&森カフェ」
本島南部の絶景「海カフェ」
本島南部は、ほかのエリアと比べ地形が平坦で、海が見えるカフェが軒を連ねています。中でもおすすめは、行列ができる名店も多く並ぶ南城(なんじょう)市。那覇空港から車で約30分の距離にあります。
浜辺の茶屋(はまべのちゃや)
小さな海岸に面したカフェ「浜辺の茶屋」は、1994年の創業以来、沖縄の海カフェとして多くの人に知られています。
おすすめは、海に向いたカウンター席。窓から見える砂浜と遠浅の海、優しく吹き込んでくる潮風は心地良く、つい長居してしまいそう。
満潮時には、建物のすぐそばまで波が打ち寄せ、波音が店内に響き渡ることもあります。
メニューは、軽食とドリンクが中心です。特に人気があるのは、厚切りトーストの上にホワイトソースをのせた「クロックムッシュ」(550円)と見た目が美しい「ハイビスカスとパッションフルーツのセパレートティ」(660円)。
金~日曜限定の「日替わりプレート」(990円)も、ぜひオーダーしたいメニューです。
浜辺の茶屋
- 住所
- 沖縄県南城市玉城字玉城2-1
- 営業時間
- 月~木10:00~18:00(L.O.17:00)
※モーニング営業あり(完全予約制)。詳細は公式サイトへ
金~日・祝8:00~18:00 - 定休日
- なし
- アクセス
- 那覇空港自動車道「南風原南」ICより約20分
- 公式サイト
- さちばるやーどぅい「浜辺の茶屋」
アジアン・ハーブレストラン カフェくるくま
同じく南城市にある「アジアン・ハーブレストラン カフェくるくま」は、太平洋を見晴らすのに絶好のロケーション。標高約144mの高台の上に建つこのレストランでは、音楽の流れる空間で、本格的なタイ料理が楽しめます。
テラスから一望できる大海原のブルーのグラデーションはまさに「絶景」。
タイ出身の料理人による本場の味が人気を博しており、2007年にはタイ政府機関が保証する「タイセレクト認定店」に選ばれました。
おすすめは、野菜やチキンなどが入った具だくさんの「グリーンカレー」(1,391円)。辛さの中に旨味が凝縮された満足のいく一皿です。
「夢見るカボチャ」(572円)は、丸ごと蒸したカボチャをくり抜き、中にココナッツベースのプリンを詰め込んだタイでも人気のスイーツ。カボチャの皮ごと食べることができます。
敷地内には、遊歩道や木製のブランコなどもあるので、食後の散策も楽しめます。
アジアン・ハーブレストラン カフェくるくま
- 住所
- 沖縄県南城市知念1190
- 営業時間
- 月~金10:00~17:00(L.O.16:00)
土日祝10:00~18:00(L.O.17:00) - 定休日
- なし
- アクセス
- 那覇空港自動車道「南風原北」ICより車で約55分
- 公式サイト
- カフェくるくま
食堂かりか
「食堂かりか」は、沖縄本島を代表する天然のロングビーチ「新原(みーばる)ビーチ」に魅せられた店主が、2012年にオープンしたネパール料理店。
見渡す限りの白い砂浜と青い海を眺めながら、波音をBGMに本格的なネパール料理が食べられます。
ネパール出身の店主が作る料理は、できる限り沖縄の食材を使い、健康に配慮したものばかり。
10種類あるカレーのなかでも「ホウレンソウチキンカレー」(1,050円)は、たっぷりのホウレンソウと鶏肉がたくさん入った人気メニューです。
「モモ」(1,000円)は、自家製挽肉を使ったスパイシーなネパール風蒸し餃子。オリジナルのチャツネ(※)が添えられた本場の味わいです。
そのほか、ポテトを包んで揚げた「サモサ」(500円)などアラカルトもあります。
※香辛料に漬け込んだ果物や野菜などを使った調味料のこと
食堂かりか
- 住所
- 沖縄県南城市玉城百名1360
- 営業時間
- 10:00~21:00(L.O.20:30)※季節により変動あり
- 定休日
- 水曜、そのほか台風や大雨時は休み
- アクセス
- 那覇空港自動車道「南風原南」ICより約20分
- 公式サイト
- 食堂かりか
本島西海岸の絶景「海カフェ」
西海岸は、リゾートホテルが建ち並ぶ読谷村(よみたんそん)と恩納村(おんなそん)からなるエリア。沖縄本島の西側に位置しているので、東シナ海に沈む夕日を眺めるのにもぴったりです。那覇空港から車で約1時間の場所に位置しています。
星野リゾート バンタカフェ
ダイナミックに海を感じたいなら、崖の上にある「星野リゾート バンタカフェ」へ。敷地内には水平線を一望できる半屋外の「大屋根デッキ」や、岩場が囲う「岩場のテラス」など、様々な角度から海を楽しめる4つのエリアが用意されています。
なかでも、浜辺へと続く散策路の先にある「海辺のテラス」は、海との距離が最も近いエリア。それぞれの座席スペースでは、足を伸ばして海風や波の音を楽しむことができます。浜辺へ出て自然散策するのもおすすめです。
特にオーダーが多い、看板ドリンクの「ぶくぶくジュレソーダ」(1,000円)も見逃せません。カラフルな水玉模様が目を引くこのドリンクは、沖縄の伝統的なお茶「ぶくぶく茶」からアイデアを得たとか。水玉はマンゴーやハーブのジュレでできており、南国らしい爽やかな口当たりが魅力です。
星野リゾート バンタカフェ
- 住所
- 沖縄県中頭郡読谷村儀間560
- 営業時間
- 月~金10:00~日の入り後1時間(L.O.日の入り)
土日祝8:00~日の入り後1時間(L.O.日の入り) - 定休日
- 無休
- アクセス
- 那覇空港自動車道「石川」ICより約25分
- 公式サイト
- 星野リゾート バンタカフェ
カフェギャラリー土花土花(どかどか)
「カフェギャラリー土花土花(どかどか)」は、国道58号恩納南バイパス沿いに建つ「ホテル コンドミニアム 土花土花」の敷地内にあります。「琉球焼 青風窯(せいふうがま)」の主宰である陶芸家・玉田彰(たまだあきら)氏が営むカフェギャラリーです。
傾斜を利用した建物の1階が青風窯の工房、2階がカフェスペースになっており、テラスからは森越しに東シナ海が一望できます。
店名を冠したオリジナルピザ「土花土花」(2,980円)は、生地から手作りした一品。直径約32cmもあるので、ボリューム満点です。
そのほか、たっぷりのチーズとはちみつを使った「4種のチーズとはちみつピザ」(2,880円)も人気。
メニューに使用する陶器はすべて青風窯で作られたもの。店内で販売されているので、おみやげに選んでも喜ばれそうです。1階の工房では、シーサー作り(4,400円)など陶芸体験(要予約)ができるので、興味のある人はぜひチャレンジしてみてください。
カフェギャラリー土花土花
- 住所
- 沖縄県国頭郡恩納村前兼久243-1
- 営業時間
- 8:00~18:00(L.O.17:00)
※モーニングは10:30まで(完売次第終了)。ピザ&カフェメニューは11:00~ - 定休日
- 日曜(変更の場合あり)
- アクセス
- 沖縄自動車道「石川」ICより約5分
「ホテル コンドミニアム 土花土花」の詳細・宿泊予約
本島北部の絶景「海カフェ&森カフェ」
西海岸からさらに北へ進んだ沖縄本島北部は「やんばる」とも呼ばれるネイチャーエリア。海カフェだけでなく、森カフェも点在しています。有名な「沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館」のある本部町(もとぶちょう)にも素敵なカフェが多いので、水族館を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみましょう。那覇空港からは車で約1時間40分です。
ピザ喫茶 花人逢(かじんほう)
本部町山里の高台にある「ピザ喫茶 花人逢(かじんほう)」は、海と空を一望できるロケーション抜群のピザ専門店。赤瓦を利用した古民家風の建物が印象的で、1998年の創業以来、行列ができるほどの人気です。
手入れの行き届いた庭から、東シナ海、水納島(みんなじま)、瀬底島(せそこじま)、伊江島(いえじま)などの島々も見渡せます。
看板メニューはもちろん「ピザ」(中サイズ2,600円、小サイズ1,300円)。生地から手作りしたできたてのピザを片手に、眺めを楽しみましょう。
厳選野菜を使用した食感がいい「サラダ」(600円)や、本部町特産品であるアセローラ(アセロラ)を使用した濃厚な「アセローラジュース」(600円)も人気です。
せっかくなので、食後は庭をゆっくり散策して高台からの景色を堪能しましょう。
ピザ喫茶花人逢
- 住所
- 沖縄県国頭郡本部町字山里1153-2
- 営業時間
- 11:30~19:00(L.O.18:30)
- 定休日
- 火・水曜
- アクセス
- 沖縄自動車道「許田IC」より約40分
- 公式サイト
- ピザ喫茶 花人逢
cafe ichara(カフェイチャラ)
本部半島の中央は、沖縄本島で2番目に標高が高い「八重岳(やえだけ)」を中心とした山麓エリアで、草深い森が広がっています。本部半島を縦断する県道84号線から脇道を下った先にある「cafe ichara(カフェイチャラ)」は、亜熱帯樹林に覆われるようにたたずむ森カフェです。
敷地内へ入ると、赤瓦を使用した建物とウッドデッキのテラス席が目の前に。アカギなどの樹木が間近に迫り、亜熱帯の大自然に迷い込んだかのような気分が味わえます。
テラスの向こう側には、雨が降った時にだけ現れる小川があるので、降雨後には川のせせらぎが聞こえてくることもあるそうです。
生地もソースも手作りされたピザは8種類あり、なかでも自家製みそを使った「おみそのピザ」(大2,970円、小1,540円)はこのお店のオリジナルメニュー。みそとチーズの相性の良さにハマる人が続出しているそうです。「シークヮーサージュース」(440円)や「アセロラジュース」(440円)と共に楽しんでみてください。
そのほかナンカレー、海ぶどうサラダなどもおすすめです。
cafe ichara(カフェイチャラ)
- 住所
- 沖縄県国頭郡本部町伊豆味2416-1
- 営業時間
- 11:30~17:00(L.O.16:15)
- 定休日
- 火曜、水曜
- アクセス
- 沖縄自動車道「許田」ICより約25分
- 公式サイト
- Cafe ichara
やちむん喫茶シーサー園
県道84号線から山道を登った先にたたずむのは「やちむん喫茶シーサー園」。1989年の創業以来、地元の人に愛され続けている森カフェです。
敷地内のいたるところに先代の店主が集めたシーサーが置かれ、訪れる人を和ませてくれます。
元々は平屋だった古民家を2階建てに増改築。1階には沖縄では珍しいいろりが置かれ、訪れる人を和ませてくれます。
2階はテーブル席と縁側席のある和室。壁の一部が取り払われているので、縁側席からは屋根瓦越しに八重岳山麓の森を見渡すことができます。
屋根の上に配された30体以上のシーサーが独特の景観を演出。1月下旬から2月上旬にかけては寒緋桜(かんひざくら)が咲き誇り、周囲は濃いピンク色に染まります。
このお店の名物は「ヒラヤーチー」(600円)。チヂミに似た沖縄のおやつで、生地の中にニラやニンジン、薬草のウンナンヒャクヤクなど季節に合わせた食材を取り入れています。
タンカンやシークヮーサーなど、地元で採れた柑橘類をたっぷり使った「ウルトラミカンジュース」(600円)と一緒にどうぞ。
やちむん喫茶シーサー園
- 住所
- 沖縄県国頭郡本部町伊豆味1439
- 営業時間
- 11:00~18:00(L.O.17:30)
- 定休日
- 月曜(祝日の時は営業、翌日火曜休み)
- アクセス
- 沖縄自動車道「許田IC」より約30分
ひと口に絶景カフェといっても、高台から海を眺めたり、亜熱帯樹林が迫ったりとそのバリエーションはさまざまで飽きることはありません。沖縄旅行の際には、絶景カフェを巡って海や森の自然を満喫してみてはいかがでしょうか。
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取材・文/伊東 一洋(トラベローグ) 撮影/仲本 潤