神戸南京町で話題!「大同行・台湾タンパオ」のスタンディングで食べる小籠包

食よりも観光が好きな僕は正直なところ、最近まで神戸在住でありながら南京町のグルメにはあまり関心を持っていませんでした。
ところが、そんな僕が雑誌の南京町のグルメページを担当することになり、「あなどれない」とびっくり!
そう思わせてくれたお店の一つが、気軽に小籠包が食べられる「大同行・台湾タンパオ」です。店内は南京町では珍しい立食スペースのみで、蒸したての小籠包がせいろで運ばれてくるシステム。値段がリーズナブルなので最初はそれほど味に期待はしていませんでしたが、よい意味で大きく裏切られました!コスパ最高!再訪間違いなしの味です。
(Photo/松本朋也、Text/こたにたこ)
南京町に店を構える、小籠“湯”包の専門店です
「大同行・台湾タンパオ」があるのは、JR元町駅から南に3分ほど下った南京町のど真ん中です。
看板メニューは、本場さながらのスープがたっぷり詰まった小籠包。台湾では特にスープの多い小籠包を「小籠湯包(ショウロンタンパオ)」と呼ぶらしく、店名の「タンパオ」とメニュー名はこちらに由来します。
店先には、たくさんのせいろが積まれています。台湾から取り寄せた強力な蒸し器で、せいろを最大16段重ねても蒸せるそうです。忙しい時期の店先は、せいろがもっと高くそびえ圧巻の光景になるそうです。
スープたっぷりの小籠湯包とご対面!そして実食
少しだけフライングしてせいろの中を見せてもらいました。おいしそっ!!
スープでぷっくりと膨らんでいます。注文後、台湾小籠湯包(6個380円)は、このせいろのままテーブルへ運ばれます。
もちもちの皮の中には、粗びきにした豚肉の餡(あん)と丸鶏をじっくり煮出した絶品スープ!アツアツのスープでやけどしないよう熱いうちは、皮のふちに穴を開け、先にスープを吸って味わいましょう。
小籠包のおいしさは“スープ”がカギなのだと、改めて実感させられます。
少し冷めてきたらひと口で!口の中でじゅわーっと大量のスープがあふれ出します。
これがおいしいんです。あっさりとしていながらも深いコクが感じられ、このスープだけでもメニューとして成り立ちそうなほど。まずは、何もつけずにこのままで食べてみて下さい。
中の豚肉がジューシーで、皮にはもちっとした歯ごたえがあります。このクオリティで6個380円はコスパよ過ぎ!決して味に安っぽさはありません。
この小籠湯包はレシピの完成までに、なんと6年の歳月を費やしたそう。努力の賜物によって生み出されたメニューなのです。
「大同行・台湾タンパオ」だからこそ体験できる、立ち食い小籠包!
小籠湯包はとにかくすぐ食べるのがベスト!そのため、店内には立食スタイルのイートインのみを用意しています。ふらっと立ち寄って、アツアツをすぐに食べられるこのスタイルは本場・台湾にもない、ここならではのスタイル。お客さんの回転率もよいので待ち時間も短いです。
待っていれば店員さんが絶妙のタイミングでテーブルまで持ってきてくれます。器がせいろなので、雰囲気もバッチリ♪テーブルには、特製ソースや酢醤油がスタンバイし、味変の用意もOKです。
特製ソースを付けてみました。ショウガ、ネギ油、ニンニク油、黒酢などをブレンドした台湾タンパオのオリジナルソースです。酸味が肉のうまさを引き立たせ、スパイシーさが食欲を刺激します。6個じゃ足りなくなるかも!
「大同行・台湾タンパオ」では1日約3000個売り上げることも!
忙しい時は1日最大約3000個を売り上げるのだとか。今や神戸南京町の必食グルメです。小籠包を立って食べるレアな体験もできますよ。もちろん、テイクアウトも可能。まだ、食べたことのない方はぜひ、食べてみてください!
ちなみに、人気の後押しを受け、現在は大阪の四天王寺や心斎橋、京都、名古屋、東京などにも進出しています。こちらでも味わってみてくださいね。
大同行・台湾タンパオ 南京町店
【だいどうこう たいわんたんぱお なんきんまちてん】
営業時間:10:00~18:00(土・日曜、祝日は~19:00)
定休日:水曜
Web:http://taiwantanpao.com/index.html
住所:兵庫県神戸市中央区栄町通1-3-13
おまけPHOTO
メニューは小籠湯包を含め全5種。どれもせいろで出されます。こちらは台湾かに小籠湯包(5個380円)。餡に紅ずわいがにのエキスがしっかりと感じられます。
こちらは夜市肉まん(6個380円)。生地がふんわりしていて、餡の鶏肉には醤油味がよく利いています。ボリュームもなかなかのもの。そのほか、ぎっしり肉焼売(5個380円)、夜市むし餃子(5個380円)もおすすめです。全種類制覇の楽しみもありますね。
※ただし、連休や神戸市内でイベントがある日など、忙しい日は台湾小籠湯包のみの販売になることもあるのでご注意を。
さて、腹ごしらえをしたら、南京町の観光に繰り出しましょう!
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