宮崎でモアイ像?「サンメッセ日南」に行ってみたら海&空とのコントラストが最高すぎた

私の地元宮崎県の日南市にある「サンメッセ日南」にはなんと、イースター島のモアイ像が完全復刻されて建てられています!
はじめてサンメッセ日南にモアイ像があることを知った時は、なぜ宮崎にモアイ?と不思議に思いましたが、実際に見に行くとその存在感のとりこになりました。魅力溢れるモアイ像についてご紹介していきます。
(Text&Photo/荒武幸恵)
サンメッセ日南は宮崎県日南市の公園
「サンメッセ日南」は宮崎県日南市の海沿いにあり、南国宮崎を象徴するような、あたたかい雰囲気を存分に感じられる公園です!
宮崎市内からは車で約1時間ほど。市内からは1時間に1本程度バスも出ています。
もともとは京都の財団法人「一燈園」の牧場があった場所でしたが、牧場が閉められたあとも地元おこしの要請があり、平成8年に「サンメッセ日南」がつくられました。
モアイ像が建てられるきっかけとなったのは、昭和の終わり頃。
世界七不思議の一つと言われていたモアイ像が、チリの大地震で倒壊したままの様子が、とあるテレビ番組で放映されました。それを見て思うところあった日本の有志が立ち上がり、貴重な文化財であるイースター島のモアイ像修復に乗り出しました。
その縁で、サンメッセ日南にイースター島から正式にモアイ像の復刻許可が降りたのです!
宮崎のモアイ像は、サンメッセ日南とイースター島の絆の証
宮崎市のサンメッセ日南にモアイ像が復刻された理由は、モアイ像修復を手伝った日本のチームとイースター島との絆の証。
美しい太平洋がモアイ像の背景としてふさわしかったということも、大事な理由の一つです!
実はモアイ像の完全復刻が許可されたのは、世界中で唯一、宮崎のサンメッセ日南だけ。それを知ると、宮崎でモアイ像を見られることがいかに貴重なことかがよく分かります。
私が初めてサンメッセ日南を訪れたときは、7体のモアイ像の存在感と、宮崎の青い海・空の美しさに、とにかく圧倒されてしまいました。
私は宮崎県民なので青い海も空も正直なところ見慣れていたはずなのですが、モアイ像と合わせて見ると、なんだか宮崎ではない様な、ここがどこだか分からなくなる様な、とても不思議で神聖な気持ちになりました。
宮崎・モアイ像の見どころと愛すべきジンクス
イースター島で日本のチームが修復を手伝ったのは「アフ・トンガリキ」という15体のモアイ像でしたが、サンメッセ日南に復刻されているのは「アフ・アキビ」と呼ばれる7体のモアイ像。
そして復刻された7体のモアイ像たちには、それぞれ日本独自のジンクスが愛情を持って付け加えられているのです!私が訪れたときも海外、国内問わずたくさんの観光客の方々が各々お気に入りのジンクスを持つモアイ像と一緒に写真撮影を楽しんでいました。
写真向かって左側から、仕事運、健康運、恋愛運、全体運(夢が叶う)、結婚運、金運、学力upだそうです。
やはり、若い女性に人気なのは恋愛運のモアイ像だとか。ご年配の方々に人気なのは健康運のモアイ像。
私は全てにご利益があるように、全部のモアイ像にタッチしておきました!(そんなのもアリです)
ちなみにこのモアイ像たち、大きさや顔の形がそれぞれ全部違うんです。じっと眺めていると、なんだか愛着がわいてきます。
世界平和を願って作られた、サンメッセ日南のモアイ像
サンメッセ日南とモアイ像を取材する内に分かってきたことは、サンメッセ日南は、ただ地元おこしのためだけに作られた公園ではないということ。
世界的財産である貴重なイースター島のモアイ像の修復活動を行うことで、「世界の平和」をも願っているのです。
宮崎県日南市の美しい海を背景にすることで、一層際立つモアイ像の魅力と存在感。
サンメッセ日南で、ここでしか見られないコントラストを楽しんでください!
サンメッセ日南【さんめっせにちなん】
営業時間:9:30~17:00
定休日: 第一・第三水曜(8月、祝日を除く)
Web:http://www.sun-messe.co.jp
住所:宮崎県日南市大字宮浦2650
おまけPHOTO
サンメッセ日南のキャラクター、みらいちゃんとイキールくん。
(モアイのモは「未来」、アイは「生きる」という意味だそうです!)
丘の上からモアイ像を見守る(?!)7色の「ヴォワイアン(見る人)」像
「ヴォワイアン」とは「見る人」という意味。なんだか本当にサンメッセ日南を見守っているよう。
こちらのカートで園内を回るのもオススメ。
お土産にはぜひモアイサブレを。
地球全体への感謝を込めて作られた。地球感謝の鐘。
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