オーガニック野菜を使った「15℃」のハンバーガーを贅沢にほおばる【代々木八幡】

JTBのMOOK「東京から行く週末おいしい旅」とコラボして、goodビジュアルフードが集まる東京のグルメエリアを紹介していくこの連載。
今回のエリアは、のんびりした空気がただよい、住宅街としても人気の代々木八幡。
代々木八幡~代々木上原エリアは人気ベーカリーが集まっており、パンの聖地とも呼ばれています。
そんな代々木八幡で超人気店のベーカリー「365日」の姉妹店、「15℃」でおいしい!だけではない、人気の秘密を探ってきました。
※これまでの「東京グルメエリア案内」は、コチラからご覧ください
「15℃」のコンセプトは総合食料店。新しいスタイルのカフェ
「15℃」という店名、何を意味しているか気になりませんか。
これは地球の平均気温で、世界にはさまざまな人がいる多様性と世界は一つであるという意味を表しているとのこと。
提供されるメニューは時間帯で異なり、朝は朝食、昼(11時~)はサンドイッチとハンバーガー、2017年12月からは夜の営業がリニューアルし、「ヨル15℃」として新アメリカ料理が楽しめます。
店で提供される野菜は、北海道から沖縄まで20数件の契約農家から直送されるオーガニックや無農薬のもの。ベーコンやハム、ソースなど多くの素材は自家製で、コーヒーも主にエチオピアから輸入したオーガニックな豆を自家焙煎しています。
安心・安全な食材を使ったおいしい料理を食べられ、サンドイッチやハンバーガー、ドリンクの多くは、テイクアウトできるのも魅力です。さらにメニューには、使用している食材の生産農園や食材の紹介が書かれているものもあり、食への興味をそそられます。
まるで専門店。具材はほぼ自家製の贅沢バーガー
注文を受けてから作られるというハンバーガーとサンドイッチ。数あるメニューのなかでまず食べたいのが、店名が付いた15℃バーガーは 単品1458円、フレンチフライ付き1620円。
すべてのハンバーガーメニューに使われる国産牛100%、つなぎゼロの肉山さんオリジナルのブレンドパテに、タマネギ、トマト、サニーレタス、チリビーンズ、チェダーチーズ、トマトケチャップ、ヨーグルトソースで構成。ボリューム感にこんなに大きな口が開く?と思いますが、食べるときの専用袋に入れると不思議と普通に食べられてしまいます。
肉々しいパテ、自家製チリビーンズの存在感、さっぱりした自家製ヨーグルトソース…口の中でいろいろな味を感じながらも絶妙なバランスの一体感がなんともおいしい。食べ応えも満点です。付け添えのサラダはドレッシングが控えめで、野菜の味をしっかり楽しめます。
ちなみにサンドイッチの人気No.1は、専用に焼かれたパンに素焼きしたいわし、玉ねぎの甘酢漬け、レモンなどを挟んだ「いわしサンド」。食べてハマるリピーターも多いとか。
フレンチフライ付きがおすすめです!
ハンバーガー・サンドイッチは単品ではなく、ぜひともフレンチフライ付きをおすすめしたい。軽めに揚げたフレンチフライのおいしさもさることながら、添えられる自家製ケチャップが絶品と評判なのです。お客さまから「購入できませんか?」と聞かれることもしばしばとか。このケチャップ、レモングラスやしょうが入っており、そのまま食べたいぐらいクセになります。
ハンバーガーが提供されるお皿も個性的。江戸時代などの骨董品で、すべて和柄。1枚ずつ絵柄も違うのだとか。ちなみに、ハンバーガー・サンドイッチのコーヒーセットで提供されるオリジナルマグカップは、美濃焼の里・岐阜県多治見市で1916年(大正5)創業の朝丸陶製所で作ってもらっているそうです。
「15℃」には気になるものがいっぱい
パンやスイーツ、青果などが並ぶショーケース。入口そばの壁一面の棚には中古レコード、下北沢にある「本屋B&B」のセレクトによる環境や文化、食に関連した本。オリジナルマグカップなどの雑貨、パッケージが目を引く自家焙煎珈琲豆や焼き菓子などなど…。いずれも販売しているものですが、一体何屋さんかと思うラインナップ。ここで普段は手にすることのない本との出合いで、新たな世界が広がる…そんなこともあるかもしれません。
次回は朝ごはんを!ヨル15℃も注目です
店で一番の人気だという「365日朝ごはん」もぜひ食したいところ。パン食とご飯食、両方のメニューが用意されていて、いずれも契約農家直送の野菜はじめ厳選素材を使用。これを食べれば1日の活力が湧いてくる、そんなメニューに迷うこと必至。一度食べたら、少しずつ通って全メニューを制覇したくなりそうです。
また、一新した夜の営業は店名も「ヨル15℃」に変わります。新アメリカ料理で腕を振るうシェフの加藤龍一氏は、美食オタクであるオーナー・杉窪章匡氏がファンであった料理人なのです。コンセプトはオーガニックの野菜や果物を生産者と向き合いながら料理する“農園ベーカリーレストラン”。新たな魅力が加わり、ますます人気が高まりそう。「ヨル15℃」は予約できるので、予約してから訪れることをおすすめします!
15℃【じゅうごど】
営業時間:7:00~17:30(16:45 LO)、ヨル15℃は18:00~23:00(フード22:00 LO、ドリンク22:30 LO)
定休日:不定休
Web:http://ultrakitchen.jp/
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-2-8
おまけPHOTO
白木を貴重にしたシンプルな店内。カウンター席からは焙煎機が見えます
イラストレーター竹内俊太郎氏によるコーヒー豆のパッケージ。地球の多様性を表現
フロマジュリ1701円などみやげに人気のケーキ4種は冷凍での持ち帰りになります
オーガニック食材を使い、15℃ならではのオリジナリティに富んだ焼き菓子も大好評
今度の週末はおいしいもののために旅をして、せっかくだから観光も!
オトナ女子に贈る、週末の素敵な“おいしい”過ごし方を紹介するガイドブック、JTBのMOOK『東京から行く 週末おいしい旅』は全国の書店で発売中!
わざわざ食べに行きたいその土地のオンリーメニューが、なんと100メニューも掲載されています。
せっかくおでかけしたなら、ついでに観光したい!という声にもおこたえし、各エリアの観光情報も盛り込みました。今回ご紹介したような、東京で今食べに行きたい、旬なグルメ案内もつくので、毎週末活躍すること間違いなし♪
【こんなエリアが載ってます】
東京、千葉、鎌倉、逗子、葉山、横浜、川越、軽井沢、伊豆、箱根、山梨、小布施…and more!
東京で今話題となっているカフェやレストランがいっぱい!東京グルメエリア案内も収録
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