自由が丘の洋菓子店「モンブラン」【甲斐みのり「紙ものがかわいいお店の魅力」-3-】

2017年10月04日 18時00分

おでかけ マニマニマグ



包装紙、紙袋、ショップカード…各お店の個性があふれ、心をときめかせる「紙もの」。

そんな素敵な「紙もの」を扱うお店とその魅力を、甲斐みのりさんがご案内してくれる連載、第三回は東急東横線自由が丘にある洋菓子店「モンブラン」さんです。


※連載中の「紙ものがかわいいお店の魅力」は、コチラからご覧ください。


第三回 自由が丘の老舗洋菓子店「モンブラン」


通りを歩くさなか、シャンと背筋がのびるように、暮らす人から建物にまで品が漂う自由が丘。老舗から話題の新店舗まで和洋菓子店がひしめき、まちじゅうに甘い香りが漂うよう。

ときどき、お菓子屋さんはじめ、店々を巡りまち歩きをするのですが、帰りはいつも自由が丘で一番の老舗洋菓子店「モンブラン」の包みを抱えて電車に乗り込むのがお決まりです。


モンブランが創業したのは昭和8年。当時はまだ珍しかった洋菓子専門店のさきがけで、戦後は豊かな時代の象徴として愛されてきました。

生菓子・焼菓子、合わせて約150種類の品が並び、売り場の奥には100席のティールームを併設しています。

店の隅々にまで目が行き届くよう支店は出さず、バターなど厳選した素材をたっぷり使ってお菓子作りを続ける真摯な姿勢を貫いています。

家族数代で通う常連客や、忘れられない「あの味」を求めて、わざわざ遠くから自由が丘へ足を運ぶ人も多いとか。


自由が丘の「モンブラン」初代社長・迫田千万億氏は、鹿児島県屋久島生まれ。お菓子作りの修行を終えて自分の店を持つことになったとき、同郷の画家・東郷青児氏に「店に合う包み紙のデザインを」と依頼しました。

初代は東郷氏がまだ画家として有名になる前から仲が良く、家族ぐるみのお付き合いをしていたそうです。そんなわけで、お菓子を彩るパッケージ類は、少しずつ変化を繰り返しながらも、創業当時から愛される店の顔。


自由が丘の「モンブラン」売り場の壁一面を飾る東郷氏の壁画「四季」も、親しい間柄ならではの大作です。美術館でもなかなか、ここまで大きな作品を間近にみることはできません。

それから、大小様々な東郷作品が飾られている自由が丘・モンブランのティールームにもぜひお立ち寄りを。みずみずしく麗しく美しい東郷氏の美人画に見守られるように、お菓子やお茶を味わうことができるのです。

自由が丘の「モンブラン」<↑ティールームの各所を飾る東郷青児作品>


「モンブラン」といえば、その店名が表すように、日本人が大好きな栗のケーキ・モンブラン発祥の店。日本人は昔から、おせち料理の栗きんとんなど、“黄色い”色の栗料理を好んで食べてきたこともあって、マロンクリームがのったケーキは戦後になって大流行。

初代は、屋号としての「モンブラン」は商標登録しましたが、ケーキのモンブランは洋菓子業界のために商標登録をしなかったので、日本中のお菓子屋さんで黄色いモンブランを作るようになったのです。

自由が丘の「モンブラン」黄色いモンブランの誕生は、初代が登山好きだったことに由来します。

ヨーロッパを旅するさなか、フランスのシャモニーでヨーロッパアルプス最高峰の山・モンブランを見て、自分の店の名にしたいと思い、現地の役所に届けを出して許可証を持って帰国したといいます。そうして美しくそびえる山・モンブランをイメージしたケーキも完成。

マロンクリームはモンブランの山肌、てっぺんに乗った白いメレンゲは万年雪を表しています。しっとり焼いたカステラをくり抜き、カスタードクリームと、甘露煮にした愛媛産の栗を丸ごと1個詰めて、バタークリームと生クリームでふたをします。その上に、和菓子の道具「小田巻」で愛媛産栗のマロンクリームを絞り、メレンゲをのせてできあがり。

創業以来、変わらぬレシピが守られています。もともと、モンブランは持ち帰りできるケーキとして考案されたそう。


自由が丘の「モンブラン」私の自由が丘での最高の贅沢は、「モンブラン」のティールームで、東郷青児の絵の隣でモンブランを味わい、さらには東郷青児の絵のケーキ箱にモンブランを入れてもらって、おみやげとしても持ち帰ること。(モンブランは1個670円)


(Text/甲斐みのり Photo/三浦まきこ)


モンブラン【もんぶらん】


営業時間:10:00~19:00

定休日:無休

Web:http://www.mont-blanc.jp/

住所:東京都目黒区自由が丘1-29-3


おまけPHOTO


自由が丘の「モンブラン」ソフトな口当たりのクッキー「ティーコンフェクト」30枚入り4540円の箱にも、東郷青児の絵。


自由が丘の「モンブラン」掛け紙、パンフレット、シール、ショップカード。


自由が丘の「モンブラン」東郷青児・絵の手提げ袋は何種類かあります。


自由が丘の「モンブラン」モンブラン完食後。ケーキの受け紙もすてき。


自由が丘の「モンブラン」愛らしいロゴマーク入りの紙ナプキン。


自由が丘の「モンブラン」「モンブラン」での買い物帰り。モンブランの袋を提げて。


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マニマニマグ

2017年10月04日 18時00分

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