“栗感”が感動レベル!「小布施堂 えんとつ」のモンブラン<東京から行く週末おいしい旅>

オトナ女子に今、オススメしたい週末の過ごし方が、おいしいものを食べることを目的に旅をする、ということ。2017年10月6日発売のJTBのMOOK「東京から行く週末おいしい旅」とコラボして、その土地だけの味と素敵なビジュアルを兼ね備えた“オンリーメニュー”を食べに行く旅を提案していきます。連載第2回は長野県の小布施にある、「小布施堂 えんとつ」で食べられる、モンブラン朱雀セットのご紹介です。
※これまでの「東京から行く週末おいしい旅」は、コチラからご覧ください。
栗の歴史と文化を誇る、信州・小布施
信州の小布施町は、古くから栗の産地として有名。朝晩の気温の変化が激しいことや、松川扇状地の酸性土壌が栗の栽培に適していたため、栗の栽培が盛んになったのだそうです。
栗の町・小布施ですから、町内には栗菓子が自慢のお店がたくさんあります。なかでも明治30年(1897)創業の小布施堂は、栗鹿ノ子など昔ながらの菓子をはじめ、栗を使った新作スイーツまで製造販売する、まさに栗菓子のスペシャリスト。
小布施堂のこだわりは、秋に収穫された栗を、時間をかけずすばやく仕込むこと。鮮度が高い状態でなめらかな栗餡を仕上げ、さらに保存料や合成着色料をいっさい使用せず、安心安全な栗菓子を作り続けているのだそうです。
小布施堂の名前を全国区にした究極の栗スイーツ
そして小布施堂の名前を全国区にしているのが “究極の栗スイーツ”と称される「栗の点心 朱雀」1500円なのです!
栗の収穫期である9月15日〜10月中旬のみ販売という希少な一品で、とれたての栗をそうめん状に裏ごしし、栗餡の上にふわりと盛っています。砂糖などをいっさい加えず作るので、栗そのものの香りや甘みを堪能できるのがたまらないのです。
販売期間には1日限定400食でも連日完売となる超人気商品。どうしても食べたい!という方は開店前に訪れ、8時30分から配布する整理券をゲットしましょう。
収穫期を逃してしまった! でも大丈夫
ここまで熱弁しましたが、すでに栗の収穫期を過ぎている!という場合もあるはず。
そんな時は「栗の点心朱雀」はあきらめ、通年食べられる「モンブラン朱雀」を求めて小布施堂“えんとつ”へ。小布施堂本店の隣にある正門をくぐると中庭があり、その一角にたたずむのがカフェの“えんとつ”です。ここは「モンブラン朱雀」のみ扱う専門店で、昔の精米蔵を改装したモダンな店内は天井が高く開放的♪
窓からはレンガ造りのえんとつが見え、店名の由来に「なるほど〜」と思わされます。
朱雀を洋風にアレンジした「モンブラン朱雀」
木目調のテーブル席に座り、ゆったりとした気分で待っていると、真っ白なお皿にのったモンブラン朱雀がやってきました。
モンブランの周りにはフルーツやソースが美しくデコレート。幾重にも線状に重ねられた和栗ペーストは以外にもしっかりと重みがあり、甘さ控えめで栗の味わいがそのまま伝わります。中にはナッツのセミフレッド(アイスクリーム)が入り、冷たいアイスとマロンペーストとの口あたりの違いも楽しい♪
ドリンクとのセットで1500円ですが、モンブランに合わせてブレンドした「朱雀ブレンド」がおすすめです。
修景事業で手を加えた、モダンな雰囲気の町並みをさんぽ♪
モンブラン朱雀を堪能したら、そのまま小布施堂の敷地にある北斎館の正面から延びる、足元に栗材が敷き詰められた風情あふれる通りへ。
これは町並み修景事業の一環として造られた遊歩道で、栗の間伐材を敷き詰めたことから名付けられました。道中には高井鴻山記念館があるので、資料館にふらりと立ち寄りながら、のんびり情緒ある町並み散策を楽しむのもいいですね。
町並みもスイーツも栗づくし! 栗菓子みやげも♪
昔の面影を色濃く残す建物群が、訪れる人の郷愁をそそる小布施。「信州の小京都」ともよばれる町並みは歩くだけでも楽しいけれど、小布施でしか味わえない栗菓子ははずせません。
秋の栗の収穫期に訪れれば、新栗を使ったたくさんの栗スイーツに会えますが、その時期が過ぎてしまっても大丈夫。栗ご飯や栗菓子などを通年味わえるカフェや甘味処もありますので、慌てずに訪れてみてください。
小布施堂 えんとつ【おぶせどう えんとつ】
営業時間:12:00〜16:00
定休日:なし
Web:http://www.obusedo.com/index.html
住所:長野県小布施町808
栗の小径【くりのこみち】
営業時間:散策自由
定休日:なし
住所:長野県小布施町小布施
おまけPHOTO
「栗むし」1026円は栗餡を練り上げた生地に栗の渋皮煮をいれて蒸し、もっちりと仕上げた栗の蒸し羊羹です。
今度の週末はおいしいもののために旅をして、せっかくだから観光も!
オトナ女子に贈る、週末の素敵な“おいしい”過ごし方を紹介するガイドブック、JTBのMOOK『東京から行く 週末おいしい旅』は2017年10月6日に全国の書店で発売!
モンブラン朱雀のような、わざわざ食べに行きたいその土地のオンリーメニューが、なんと100メニューも掲載されています。せっかくおでかけしたなら、ついでに観光したい!という声にもおこたえし、各エリアの観光情報も盛り込みました。東京で今食べに行きたい、旬なグルメ案内もつくので、毎週末活躍すること間違いなし♪
【こんなエリアが載ってます】
鎌倉、逗子、葉山、横浜、川越、軽井沢、伊豆、箱根、山梨、小布施、千葉、東京…and more!
東京で今話題となっているカフェやレストランがいっぱい!東京グルメエリア案内も収録。
なお、JTBのMOOK『東京から行く 週末おいしい旅』は、「マニマニ」編集部の高梨が編集を担当しています。
おでかけ、おいしいもの、おしゃれなものが大好きな高梨とグルメライター陣が、いま本当に行きたい場所だけを厳選してご紹介させていただいています。書店でお見かけの際には、ぜひ手にとって読んでみてくださいね♪
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