道民を唸らせる「ひつじの丘」(富良野)の絶品ジンギスカン!もう他の店には行けない!?

北海道のライターとして、人よりはちょっとジンギスカンに詳しいという自負はあります。これまでに多くのジンギスカン店を取材してきた私がおすすめしたいのが「ひつじの丘」のサフォークジンギスカン。ジンギスカンのイメージを変えてしまうような味わいもさることながら、富良野の丘風景もまたごちそうの一つですよ!
絶品ジンギスカンはキャンプ場にある!?
北海道で必ず食べたいご当地グルメと言えば、やっぱりジンギスカン。札幌など都市部にあるお店が有名ですが、今回オススメするお店は北海道のほぼ中央にある中富良野町にあります。しかもジンギスカン専門店ではなく、郊外にあるキャンプ場「星に手のとどく丘キャンプ場」で味わえるのです。
オーナーの前川さん夫妻は「自分の手で景色のいいキャンプ場を作りたい!」という思いから、このキャンプ場を15年ほど前にオープン。ロマンチックな名前の通り、夜には本当に手が届きそうな満天の星が輝き、昼には富良野らしい丘風景が眺められる、北海道でも特に景色のいいキャンプ場として知られています。
ひつじの丘 は、遠くからでも足を運びたい人気店
キャンプ場があるのはJR中富良野駅から車で10分ほどの、市街を見下ろす小高い丘の上。郊外にありながら、キャンプ場の受付兼レストランの「ひつじの丘」には開店前から行列ができるほどの人気ぶりです。
今回も開店を今か今かと待っているグループがたくさんいて、開店直後にはひつじの丘のテラス席が満席になってしまいました。さすが人気店、恐るべし。
ちなみに、シーズンにはどの時間に行っても満席になっている事がほとんど。1時間は待ってもいいや! くらいの気持ちで、余裕を持って足を運ぶのがいいでしょう。もちろん、キャンプ場の宿泊者以外も利用できますよ!
ひつじの丘 で提供しているレアな逸品「サフォークラム」
普段われわれが口にするジンギスカンの肉は、羊毛を取るのにも使われる「ロムニー」という種類のものがほとんど。
ひつじの丘で使われている「サフォーク」は顔が黒い食肉専用の羊のことで、サフォークのジンギスカンを提供しているお店は北海道でも少なく、地元でもなかなか口にできないレアな逸品です。
サフォークは、ジンギスカンと聞いて思い浮かべるようなクセや臭みとは無縁のとっても上品な味わい。観光客はもちろん、普段ジンギスカンやラム肉を食べ慣れている道民だってジンギスカンのイメージが一変しちゃいます。
噛むたびに滋味深い羊の旨みが口いっぱいに!
それでは早速いただきましょう。鉄鍋にお肉を乗せると、ジュージューと焼けていく音と香ばしい匂いが強烈に食欲をそそります。
ひつじの丘の鍋はスリットの入った穴あきタイプ。余分な脂を落とし、繊細な味わいをより引き出してくれます。ただ、焼きすぎにはご注意を。ほんのり赤みが残るくらいが、一番肉の旨みを感じられます。
ミディアムレアぐらいで頬張ると、その軟らかな触感にビックリ!味は最初あっさりすぎると思うくらいですが、噛むほどに旨みがあふれていきます。フルーティーな風味の秘伝のタレがお肉の味をスッキリと引き立て、箸が止まらない!
1人前は150gですが、ペロリと平らげてしまい、何人前でも食べてしまえそう。
ひつじの丘 ではお持ち帰りもOK!おみやげにも
「サフォーク」1人前1015円を含め全部で3種類のジンギスカンが用意されており、「オリジナル」1人前918円はミルクラムとよばれる生後3ヶ月のラム肩ロースで、脂身が少なくあっさりとした味わい。
「白ひつじ」1人前756円に使うのは生後14ヶ月ほどのラム肉。部位はショルダーで脂が乗っており、月齢を重ねている分、筋肉質で食べごたえ十分。
どれも個性たっぷりのこだわりの逸品なので、ぜひとも食べ比べを! 私なら一人でもペロリですが、少食な方ならグループで行くのがいいかもしれません。
ひつじの丘では、店頭と同じ価格でおみやげジンギスカンも販売しているので、旅の思い出に買って帰るのもおすすめですよ!
(RECOMMENDED BY 加藤太一)
ジンギスカンふれあい牧場 ひつじの丘
【じんぎすかんふれあいぼくじょう ひつじのおか】
営業時間:11:00~17:00
定休日:期間中無休(10月中旬~4月下旬は休業)
Web:http://www.hitsujinooka.com/
住所:北海道中富良野町ベベルイ
おまけPHOTO
夜はキャンプ場の明かりを消すので、降り注ぐような星空が眺められます
ひつじの丘のテラス席は全48席。丘風景や遠くの山並みを眺めながら食事を
広々としたテントサイト。後ろには旭岳など大雪山系がそびえます
テントサイトでは直火もOK。薪も管理棟で販売します
関連記事 こんな記事も読まれています
あなたへのおすすめ