「恋を破滅に導く女」と「恋を生み出す女」のちがい

2019年10月17日 11時10分

恋愛 マイナビウーマン

いよいよバチェラーとの最後のデート。実家訪問を目前に控えた中でバチェラー史上前代未聞の事件が起きた、バチェラー7話について考察します。

■金髪DJ中川さんの完璧なまでの自爆

今回の一番の衝撃は、バチェラー・友永さんのセリフ。

「今日俺、バラ渡さへん」

ではないでしょうか。ローズセレモニーを待たずして、金髪DJ中川さんの脱落が決まってしまうという、バチェラー・ジャパン史上初の出来事。

中川さんは自らを自滅に招いていました。

「自分が最後のひとりに残るならやらなきゃだけど、勝てないならもう落としてほしい」「(岩間さん、野原さんが一軍に見える中)二軍でグズグズしていたくない」

まだ結果はわからないのに、バチェラーというストレスの多い環境と(自分の目算では)一番手ではないという現実がつらくなり、早く楽になりたくて相手に答えを迫ってしまいました。

「最後に残らないなら落として」というのは、裏を返せば彼女にローズを渡すことは最後のひとりに選ばなくてはならない責任を負ってしまいます。

もちろん今はその答えを出す場面ではないし、その必要もない中でそれを迫ることがどれだけわがままな行動か。

彼女のつらい気持ちもわかりますが、バチェラーとはその名の通り友永さんが主役であり、この中から人生の伴侶を決めなくてはならないという一番の重圧を背負っているはずです。

それを無視して自分の気持ち最優先で答えをここですぐ出すように求めてしまう、これは自分が楽になりたいがために相手にものすごい負担を強いていることにお気づきでしょうか。

スタジオトークで元AKB48の指原さんは「やさしい言葉がほしくて、駆け引きから出た言葉」だとコメントしていましたが、私は逆にこれは駆け引きでもなんでもなく、ただつらい気持ちがあふれ出てしまっただけのように思いました。

彼女は計算できるようなタイプではなく、良く言うと素直、悪く言うと不器用で感情に支配されてしまうタイプ。

後先のことは考えておらず、今すぐ自分のつらさをどうにかしたいという気持ちから行動した結果で、ローズセレモニーで落とされることは覚悟していたけれどあの場面で言われるとは思っておらず、びっくりして固まってしまったのでしょう。

■他人事じゃない。恋する女性もやりがちな自殺行為

中川さんのこの行動は痛いなぁ、と思ったあなた。

実はこれ、普段の恋愛でもやっている人が結構いるんです。

恋するあまり相手のことを想いすぎて、彼の些細な行動に気持ちを深読みしまくりどんどん自分を追い込んでつらくなる。

そんな風に自分の中で勝手に気持ちを盛り上げまくった結果、この苦しい恋心を抱えたまま過ごすのはつらい! 早く答えがほしい! と相手の気持ちを慮ることなく告白して、すぐに白黒はっきりさせたがるタイプの人。

恋愛は常に相手の目線に立つことで成立します。これをされたらうれしいかな? かわいいと思ってくれるかな? 私に気持ちは動いてきているかな? じゃあ今がタイミングだ! と相手の立場で考えることで、気持ちが動かされていくもの。時には長期戦も覚悟しなくてはなりません。

でも、今回のような自分目線女子は、私が相手を好きだから! 自分が我慢できないから! このままもやもやしてるのは自分が苦しいから! とすべての主語が自分。

相手が同じ時間軸で“1”過ごしている間、考え込みすぎて“10”くらい過ごしているような気持ちになっているのもひとつの特徴。

そんな自分だけのタイミングで告白されても、相手はついて行けず、ただ勝手に突っ込んで自爆しに行くようなもの。

元北新地ホステスの水田さんも助言していたように、人の気持ちは変わるものだし、その時点ではこれからどうなるかはわかりません。

自分で勝手に結論を出さず、あの時間を彼女自身のアピールタイムに使っていれば、彼の気持ちを少しでも動かすことができて未来は変わっていたかもしれません。

人の気持ちは良くも悪くも変わるもの。

前回、バチェラーが中川さんに対して、本当にかわいいという気持ちが生まれはじめていたように見えたので、これがなければ今回の脱落者はちがう人だったのでは? と悔やまれる場面でした。

恋は自分のタイミングじゃなく、相手のタイミングで進めるべし! しかし、もちろん相手のタイミングを完璧に読める人はもちろん存在しません。

なので、自分から行動して相手のタイミングを作っていく! そのために、感情だけでなく、頭も使って行動すべし!

■勇気を出した女は、その恥ずかしがる姿すら美しい

また素直で飾らないところが中川さんの良さではありますが、さすがに飾らなすぎ、というのもひとつの課題でした。

自分はこういうキャラだから! と決めつけて、一切ムードを保とうとがんばらず、自分が恥ずかしさから逃げるためにぶつぶつ独り言を呟いてしまったり、雰囲気をぶち壊すひと言を発したり……。

素直なのは一番だけど、恥ずかしいのはみんな同じ。恋愛においては、多少は努力をしなくては相手のドキドキははじまりません。

それに対して今回の主役、ぶどう農家の岩間さんのがんばりは拍手ものでした。

友永さん「(次のステージである実家訪問)家行くよ?」岩間さん「来る?」

からの、不意打ちのほっぺキス。その後の照れまで最高にかわいかったですね。

キャラじゃないからやらない! ではなく、キャラじゃないからこそがんばって行動すればギャップが生まれて相手をドキッとさせられるし、その結果、照れている女の子の姿は最高にかわいいのです。

恥ずかしいからやらない……ではなく、それを乗り越えてがんばってくれたその恥じらいが美しい魅力に変わります。

岩間さんは4話で「初めてのキス、くれてもいいよ?」と誘ったけれど「本当にしたいタイミングでしかしない」と一度バチェラーに断られています。

しかし、そこでめげずに再度行動した結果「バチェラー自らキスがしたくなる」タイミングを作り出し、お返しのキスをもらうことができました。

そしてサプライズローズも渡されることとなったのですが、このキスはバラ以上に重い、とても意味のあるものでした。

照れた彼女を抱きしめたり、いちゃついたあとはお姫様抱っこで部屋に連れ帰ったり、それはもう恋人同士のような素の過ごし方でしたし、バチェラーも岩間さんに対しての表情が一番恋している顔に見えました。

しかし、プールに飛び込んだあとの岩間さんをバチェラーの着ていた男物のシャツ1枚に着替えさせたのは、バチェラー職権濫用しすぎだろ!! と突っ込みたくなりました(笑)。

■だから昔の男の話はするなと何度(以下略)

元北新地ホステスの水田さんから、去年まで婚約していた人がいて婚約破棄をされたという生々しく、かつ鮮度の高い男の話が出てきました。

婚約破棄はたしかに人生を大きく左右する大きな出来事。でも言わなくていい!! 親にもうすぐ会うからこれだけは先に言わないと……? それでも言わなくていい!! 親に緘口令敷いとけ!!

現実でもいるんですよね。合コンなどで毎回、婚約破棄のネタを話す人。

本人は悲劇のヒロイン的なイメージで語ってるんでしょうが、わざわざ話す必要はありません。あなたのことを気になっているならショックを与えるだけだし、そうでないなら「あっそ」で終わります。

とにかく昔の男の話はするな! は前回の記事「その告白が遺書になる。恋を成就させるための秘密の守り方」を参照ください。

■野菜は嫌いです!(にっこり) 素直すぎるバチェラーの次回は……

中川さんが言っていた通り、実際のところ現在の状況は岩間さんと元ミス・ユニバースの野原さんの二強。

結婚相手に求める条件として完璧なのは野原さん、でも実際に心を動かされて恋しているのは岩間さんのように見えますが、これからどうなるでしょうか。

次回は気になる実家訪問。ぶどう農家の岩間さんVS野菜農家の野原さん。二強である農家娘の仁義なき闘いに目が離せません。

予告で、野菜農家の野原さんのご家族が「野菜は好きですか?」と質問したのに対して、曇りないまっすぐな目で「嫌いです」と爽やかに即答していた正直すぎるバチェラー(きちんとしたバチェラーなので「野菜は嫌いだけど野原家の野菜はおいしい」などフォローがあるとは思いますが)。

しかし残酷にも、1話の岩間さん登場シーンで「僕、ぶどう大好きなんですよ」と答えていました。

すでにぶどう農家に軍配が上がっているようにも見えますが……火蓋が落とされた農家対決に注目しましょう。

(やまとなでし子)

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2019年10月17日 11時10分

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