知られざる「パパ活女子」の実態

2019年06月25日 21時10分

恋愛 マイナビウーマン

さまざまな人の謎につつまれた実態を探る連載【現場からは以上です】。最終回である今回は、特に謎に包まれている「パパ活女子」について、現役パパ活女子の綾奈さん(25歳・仮名)に話をうかがいました。

――簡単な自己紹介をお願いします。

年齢は25歳です。地方の出身で大学入学を機に上京しました。現在は都内で会社員として働きながらパパ活もしています。

上京したてのころは飲食店などでアルバイトをしていたのですが、家庭の事情でもっと稼がなくてはならなくなり、キャバクラでバイトをするようになりました。そのあと、そこで培ったスキルを活かさないのはもったいないと感じて、キャバクラからパパ活に切り替えるようになったんです。

――スキルを活かして……ということですが、具体的にどのようなスキルがパパ活に活かされるようになったのでしょうか。

初対面の人と楽しくしゃべることができる、相手に合わせて話題を変えることができる、などトークに関するスキルが大きく挙げられるかと思います。キャバクラでの接客を通じて、今では人に合わせてお話できるようになったと感じます。

――なるほど、トークに関するところが大きかったんですね。そもそも「パパ活」とはどのようなことをされるんですか?

私は、20歳くらい年上の男性と一緒に食事をすることが多いですね。その対価というか時間を提供することで、食事代以外にもお金をもらっています。関係性が深まっているパパとは、カラオケに行ったり、どこかに遊びに行ったりすることもあります。私は行きませんが、パパ旅行に行く女の子もいるみたいです。

――綾奈さんはいつからパパ活をするようになりましたか?

明確には覚えていないですが、3~4年前くらいですかね。年齢でいうと20歳とか21歳のときからしています。最初は、働いていたキャバクラのお客さんと外で会うくらいだったので「パパ活をしている」という感覚もなかったですし、今振り返ってみたらという感じですが……。

――キャバクラからパパ活に切り替えたのはなぜですか?

先ほど話した通り、もともとキャバクラでアルバイトをしていたのですが、キャバクラの外でお客さんに会ってお金をいただく中で「こちらのほうが効率よく稼げるのでは?」と思ったところからです。

行きたかったお店とかおいしいお店に連れて行ってもらえて、お金をもらえて、ってキャバクラのお店に勤務していたらなかなかできないですし。あと、私は普段OLをしているので、ノルマ(同伴件数・売上など)を求められるお店で働くのが社会人になってキツくなったというのも理由としてあります。

――キャバクラの仕事と比較してパパ活のメリットを感じるようになったということですね。パパ活のお相手は、お店以外だとどこで知り合うことが多かったんですか?

もともとキャバクラのお客さんだった方が一番多いですけど、あとはパパ活専用アプリがメインです。婚活アプリとは別に、そういうアプリがあるんですよ。

――パパ活アプリがあるんですね! 少し掘り下げた質問になってしまいますが、体の関係を持つパパ活女子もいると噂されていますよね。綾奈さんはそのようなことはしないのでしょうか?

私は一切してないです。お食事やカラオケのみです。人によって事情はさまざまあると思うのであくまで私個人の意見になりますが、体の関係を持つこと自体が倫理観としてNGだと思っています。なので、体の関係を持っている子は、もうそれはパパ活じゃなくて援助交際ですよね。

――綾奈さんなりのポリシーを持ってパパ活をされているんですね。実際に出会う中でパパ活相手の男性の傾向などはありますか?

経営者の人が圧倒的に多いですね、あとは金融関係や外資系企業など高収入のサラリーマンが多いのも特徴かと。やっぱり既婚の人が大半だと思います。でもあえて自分からはそういったステータスを聞かない、知ろうとしないようにしています。

――綾奈さんはなぜパパ活を選ぶようになったんでしょう? 高収入の彼氏とお付き合いするという選択肢はなかったんですか?

私の目的は、何よりパパにお金があることですね。ほかのパパ活女子のみんなもお金が最大の目的だと思います。あとは気兼ねなく行きたかったお店に行けることとか。そもそも彼氏に対してはお金を求めないですし、むしろ割り勘でいいくらいです。

――なるほど。綾奈さんは、今お付き合いされている男性はいますか?

今は彼氏がいないですが、前に彼氏がいるときにパパ活をしていたことはありました。もちろん、彼にパパ活していることは言っていません。言っていいことと悪いことがあると思っていたので。どんな事情があろうとパパ活という行為自体、嫌な人は嫌だと思いますし。

――彼氏がいるときにパパ活をしているのは、浮気には入らないのでしょうか?

これも個人的な意見にはなりますが、パパとは体の関係がないので浮気とは考えていないですし、浮気ではないので悪いことだとも思っていないです。

――パパ活が浮気になるかどうかは人によって意見が分かれそうなところでもありますね。でも、パパ活をしていると素敵なお店でお食事をして、普通にムードが盛り上がりそうだなぁと感じます。綾奈さんがパパ活のお相手と恋愛的な関係になることはないのですか?

私は一切恋愛関係にはならないです。なぜなら“お金だけの関係だから”。そもそも20歳上の男性は好みじゃないですし、そう思いながらもお金のために笑顔で2〜3時間パパと過ごしているので、雰囲気もくそもない、っていうのが残念ながらパパ活の現状かと思います。渡部篤郎並のイケオジが来たら話は別かもしれないですが……。

――『パパ活』というネットドラマでは渡部篤郎がパパ役でしたもんね(笑)。ちなみに、パパ活でよかったこと、大変だったことはありますか。

よかったことはお金が貯まったこと、好きなブランドの洋服を好きに買えていることですかね。

つらかったことは、最初はやっぱり相手とのコミュニケーションに苦労しました。年の差がある人とどんなおしゃべりをすれば楽しんでもらえるかとか、適切な距離感をつかむのが難しいなとか。

あとは、パパ活って恋愛じゃないので。恋愛感情を持たれないよう、かつ好かれるためにするべき工夫があるので、そういう距離感を考えることも大変です。パパのキャラや思考パターンを予測してその人が関心を持ってくれる話題を提供してみたり、場数をこなすしかないと思っています。

――話をうかがっていると、綾奈さんにとっての“パパ活”は一般的な仕事に近い位置づけなんだなあと感じます。今後も綾奈さんはパパ活を続けていきますか? いつまでにやめようという考えもあるのでしょうか。

それはわりとはっきりしていて、30歳までにはやめようと思っています。そこまでいかなくてもいい彼氏が見つかって結婚したいと思えたら、真剣交際を申し込まれた段階で足を洗おうとは決めています。

――最後の質問になりますが、友人・知人にパパ活をはじめようと考えている女性がいたらどう思い、どんな声をかけたいですか?

安易に手を出すようであれば、やめておいたほうがいいとアドバイスすると思います。そんな簡単には稼げないですし。

ぶっちゃけ私もキャバクラで働きながらパパ活に移行していた時期は、かなり危ない目に遭いました。パパ活は一般的な仕事ではないものの、向こうもお金の対価をこちらに要求するわけですし、一種のサバイバルみたいなものなんじゃないかなと思っています。

なので、そこで生き抜く覚悟と、虎に食われないように自分自身が虎になる覚悟が必要なんじゃないかなと思います。ただ、パパ活自体は悪だと思っていないので、リスクマネジメントができるようであれば何がなんでも止めるということはないと思います。

謎に包まれている「パパ活女子」の実態を知ることができました。パパ活という関係と恋愛関係の線引きが非常に難しいということを、取材の中でひしひしと感じました。

「パパ活をするなら体の関係は絶対に持たない」というブレない信念を持たなければ、大きなトラブルを招く可能性もあり、まさしく綾奈さんが言っていた“サバイバル”と言っても過言ではないのではないでしょうか。

その身体的リスクと金銭的メリットのどちらを取るのか。パパ活女子にはあらゆる場面で「判断力」が求められることがわかる取材でした。

現場からは以上です。

(大庭スミ)

※画像はイメージです

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2019年06月25日 21時10分

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