既婚者を好きになったあげく...不倫の道を選び略奪婚をした25歳女性の末路【前編】

2021年12月26日 20時00分

浮気・不倫 恋愛 anan

誰かを傷つけてまでして手に入れた幸せは、永久に続くものなのでしょうか? 例えば、相手が結婚していることを知りつつも不倫に手を出し、奪い取るケースのような「略奪愛」。今回は、略奪愛の末に結婚した美咲さん(31歳)に経験談を聞いてきました。力づくで手に入れた結婚は、どんな結末を迎えたのでしょうか…?

既婚者の男性と深い関係になってしまい…




「夫とは、いわゆる『略奪婚』というやつで、前の奥さんから私が奪った形です。夫と出会ったのは、私が25歳のとき。合コンで知り合いました。歳は8個上でしたが私はもともと年上好きだし、顔もタイプで、声も渋くて素敵でした。一目見た瞬間から『絶対にこの人を落としたい』と思ったんです。その時点では、まさか既婚者だと思いませんでした。


彼の方もまんざらでもなさそうな態度だったので、私から積極的にアプローチして、デートする仲に。3度目のデートは横浜だったんですが、そこでイイ雰囲気になって…そのままお泊まりしてしまいました」


ところがその夜、美咲さんは“嫌な予感がした”といいます。なぜなら、ホテルにいる間じゅう、彼のスマホに何度も着信があったことに気づいてしまったのです。



「もしかして奥さんがいるのかも…と思って、翌朝、彼に『まさか結婚してないよね?』とたずねたら、まさかのビンゴ。でも、そのときには彼のことを好きになっていたし、体の関係を持ったことで余計に気持ちが大きくなっていて、もう手遅れだと思いました」


計画的ではなかったとはいえ、不倫の道に足を踏み入れてしまった美咲さん。彼女はそこで“ある決意”をしたといいます。常識的に考えれば「深入りするのはやめておこう」と、踏みとどまったのかと思いきや、なんと美咲さんは「絶対に彼を手に入れてみせる」と心に誓ったというのです。


自ら不倫の道に足を踏み入れて……




「というのも、勝算があったんです。彼は自分が既婚者であることを認めつつも、結婚生活の苦悩を打ち明けてきました。奥さんは彼の5個上の“姉さん女房”。彼は完全に尻に敷かれていて、奥さんの気が強すぎる性格やキツすぎる物言いに疲れてしまったと言うんです。だからこそ、8歳も年下の私に癒しを求めてきたのかもしれません。


話を聞いているうちに、だんだん彼に同情心が湧いてきて…。子どもはいないものの、奥さんが欲しがっていて、無理やり子作りに付き合わされていると言っていました。その瞬間『一刻も早く彼を私のものにしなくちゃ』と思いました」



しかしそれまで美咲さんは、不倫にハマったものの最後は捨てられてボロボロに傷ついた友人や、結婚願望があるのに不倫に夢中になってしまい時間だけが過ぎていったという先輩などを散々見てきました。だからこそ今までは、不倫に絶対手を出さないようにしていたのです。



「私は、彼女たちみたいにはならない。既婚者と付き合うからには絶対に奪い取ってみせる……と決意しました。仲の良い友達からは『既婚者なんかと付き合っても、貴重な時間を無駄にするだけだと思うから、すぐに足を洗ったほうがいい』と強く言われて猛反対されたけど、『大丈夫、最後は必ず幸せになってみせるから。私は時間を無駄にしたりしない』と言い返していました」



打算的な略奪計画



美咲さんを心配する友人の声には耳も貸さず、必ず彼を手にいれると心に決めた美咲さん。彼の妻はとにかく気の強い“鬼嫁”タイプだというので、美咲さんはとにかく徹底して癒し系キャラを演じ、彼に尽くし続けたといいます。



「だんだん彼も、『美咲がいないともう生きていけない』というほど、私に夢中になっていきました。でもなかなか奥さんに離婚を切り出してはくれなくて……。このまま待っていても埒があかないと思い、彼には無断で私から奥さんに会いにいきました。それで『お願いだから、もう彼を自由にしてあげてください』と訴えたんです」


なんと妻に直談判しにいったという美咲さん。こうして、着々と略奪計画を進めていきました。ところが、想像もしていなかった地獄が彼女を待っていたのです……。


因果応報とはこういうことか…。既婚男性を奪い取った女性の末路 後編に続く


自分さえよければそれでいいという考えの人もいますが、自ら不倫に手を出し、奪い取った幸せの裏では、深く傷つき悲しむ人が存在するのです。他人の家庭を壊すことの罪の重さを理解してほしいものです。

©recep-bg/Gettyimages

©Nithya Rajapandian / 500px/Gettyimages

©Kittiphan Teerawattanakul / EyeEm/Gettyimages


※ 2021年12月26日作成


取材・文 小泉幸

anan

2021年12月26日 20時00分

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