それはキャバ嬢だけ...絶対にやってはいけない「鉄板モテ仕草」 #120

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

【クラブ佑雪】vol. 120

「出会いの場で、男性がキュンとする仕草って?」

今度、久しぶりに飲み会に参加します。前彼と別れて2年、ようやく出会いを求めなきゃと思いたちました。でも、そういう場から長年離れていたので、どうすればいいかわかりません。もし、いいなと思った人がいたら、よく思われるために、私はどう接すればいいでしょうか。男性がキュンとする仕草をしてみたいので、ぜひとも教えてください。いまからドキドキです! よろしくお願いいたします。

(もえ 28歳未婚 IT関連)

出会いの場ですべき、たったひとつのモテ仕草

きゃードキドキ! 楽しそうですね! いいなと思う男性がいたら、ですね。わたくしなら、わたくしなら、ですね。じっと見つめちゃいます! ただ、見つめるだけ。で、何があってもボディタッチなどはいたしません! よくモテテクで膝に手を置くだとか書いてありますけど、あれはモテテクなんぞではなく、キャバ嬢がお店の黒服に教わる、お客さまを引っ張るための営業テクであって、シロウトが本命を狙う際にやるべきことではありません! だから絶対にやっちゃダメ!

基本としては、いいですか? 基本ですよ、基本。例外はありますが、今から日本人女性が日本人男性の本命彼女になるための基本のモテテクを申し上げます。やはりモテって国によって違ったりしますから。昔、なんでかトルコ人にしつこく追い回されるなあと思って調べたら、向こうでは髪が長いほど美人らしく、バッサリ切ったら、それだけでトルコ人が一切寄りつかなくなったこととかありますからね。今回は日本の男をターゲットとします。

まず、日本の男は、清純派が好き! いいですか? お色気ファッションとか大好きじゃん! とか思っても、確かにそれは好きは好きでも本命にしてほしい格好じゃないんですよ。ルパンの不二子ちゃんじゃなくて、ドラえもんのしずかちゃんがいいんですよ。だから、格好も清純派で。

で、じっと目を見て、目が合ったらニコッと笑う。またじっと目を見て、目が合ったらニコッと笑う。で、自分からは話しかけない。これに男はドキドキします! このドキドキをプレゼントしてあげるのが大事なんです! で、向こうが話しかけてくるのを、待つ。脈があれば、必ず、必ず向こうから話しかけてきますから。

ここで話しかけられなかったら、ネクスト。次の男を探します。普通、男は気になる女がいれば、追いますから。じっと目を見つめるという「カモーン♡」というサインを出されて、追ってこないのは脈がない証拠なので、そこを見極めて撤収するというのは時間の節約になりますし、次に向かえるという意味でも非常に発展的なことですからね!

連絡先も、聞きません。向こうから聞かれるのを、待ちます。脈があれば、必ず、必ず聞いてきますし、その場で聞かれなかったとしても、後から周りから聞いたりなどして、必ず、連絡をよこしてくるのが、脈のある男ですし、また、「追わせてあげる」のは、いい女として、いい男にしてあげるべき最良のサービスになりますからね。そこをよーく心得ておいてください。

この「初動で追わない。追わせてあげる」ことが、恋愛初期においては彼に対しての最大のプレゼントになりますし、本命彼女への第1歩でもあります。隣に座る必要もありません。遠くても、脈があれば男のほうから近づいてくるのですから。なので出会いの場でやるべきことは、ただ見つめてニコッ。これだけです。それ以外にすることはありません。すてきな方がいたら、ぜひ、お試しあれ!

※ お悩み募集しています。お気軽ににどうぞ!

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)

元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。WEBサイト『TABI LABO』で「「今、ツラい」が自由になる! 12星座占い」、『食ベログマガジン』で『出世ごはん』の連載中。

©Justin Case/Gettyimages