なぜ? 白黒つけたがる女子は「恋愛がうまくいきにくい」理由 #25

2019年07月18日 21時30分

恋愛 anan

白か黒か。0か100か。好きか嫌いか。そんなハッキリした思考をあなたは持っていませんか? 見方を変えれば決断力があると言えるこの心理。実は恋愛において、うまくいかなくなる可能性を秘めています。いわゆる「冷める」という行動にもつながる極端思考の根本に迫っていきたいと思います。

文・おおしまりえ


【おおしまりえの恋愛道場】vol. 25


急に彼のことが嫌いになる“極端系女子”でなくなるためには?



彼のことは大好きなのに、ある時突然彼が自分にとって気に入らないことをひとつでもすると、途端に心のドミノがパタパタパタと倒れるように「好き」から「嫌い」に転換してしまうことってありませんか?


いわゆる「冷める」という感覚に近いのですが、この冷める感覚というのは、あなたの性格が引き起こしているのではありません。そもそも急に彼氏に対して冷める傾向のある女性は、恋愛に限らず物事を0か100か、白か黒かといった二極化した見方をしがちです。生きづらさにもつながるこれらの極端思考。どうしたら手放すことができるのでしょう。


いきなり彼氏を嫌ってしまう2つの理由


たとえば昨日は彼氏のことが大好きだったのに、些細な行き違いや気に入らないことがきっかけで、次の日には彼を大嫌い(無関心)になる。そんな経験はないでしょうか。こういった突然冷めてしまう行動には、2つの理由があります。


無意識に感情を溜め込んで爆発していた


今回のテーマとは異なりますが、人は常に些細な出来事から感情を動かしています。それに気づかず細かく発散することを忘れていると、負の感情は不満となり、あなたの心に溜まり続けます。


そしてある時何かをキッカケにそれが爆発。こうなると突然「好き」から「嫌い」という180度の気持ちの転換が起きるといわれています。気遣いをしすぎる人や、自分の感情を押し殺して相手に合わせるタイプの方が、こういった原因で極端な対応に転換しがちですが、この場合マメな感情の開放をすることで改善していきますので、気になる方は振り返ってみても良いでしょう。


もともと極端に物事を考える“認知の歪み”がある


原因が些細なことでも、突然「もう別れる」とか「あなたなんて大嫌い」といった極端な回答を出す人は、そもそも常日頃から“認知の歪み”を無意識に抱えています。


“認知の歪み”とは物事が起きたとき、それを捉える際に、フラットな解釈ができない考え方のクセのようなものです。彼に対して好きとか嫌いとか、別れるとか別れないとか、そういった極端な回答をコロコロ出してしまう女性は、まさに物事を常に白か黒かでしか見られない歪みを持っています。


この極端な思考は彼氏だけでなく周りの人を振り回し、疲れさせます。しかし当の本人は自分の考え方が歪んでいることに気づいていないどころか、決断力がある…とすら思っているからやっかいです。


「彼のこと、もう嫌いになったから別れる!」

「私なんて一生恋愛で幸せになんてなれないんだ」

「私はきっと誰からも必要とされてないんだ」


こんな考えに陥る人は、要注意です。


極端な思考を性格として身につけるまで



ではこの極端な思考を身につけるに至るまでには、いったい何があったのでしょう。それは幼少期の教育者(主に母親)との関わり方で、人は認知の歪みを身につけていくといわれています。


実は赤ちゃんの頃というのは、誰しもこの極端な思考を持って生きています。たとえばお腹が空いた時、養育者(母親)にご飯をせがむとします。その時、


ご飯に応じてくれた→いい母

ご飯に応じてくれなかった→悪い母


という、別々の解釈が生まれます。この別々の解釈は、愛情をもらいながら育っていくと、だんだんと統合されていき、「良い母も悪い母も同じ母の一部である」という全体認識に変わっていきます。


少し専門的な話になりましたが、愛情を受け取り成長とともに全体認識ができるようになっていないと、大人になっても部分的な解釈をし続けます。恋愛において「優しい彼」と「冷たい彼」を無意識に別モノとして捉えてしまう人は、全体認識の考えが身についていない証拠。その結果、「この彼は好き、この彼は大っ嫌い」といった、極端な解釈に走ってしまうのです。


極端思考を今日からやめて虹色の器を手に入れよう!



極端な思考を持っていると、ちょっとのことで切り捨てたり、怒ったりといった反応を示してしまいます。それってかなり生きにくさを生み出しますので、できるところから手放していきましょう。ここでは2つのアプローチをご紹介します。


極端思考をつかまえて「それ本当?」と聞いてみる


心理学では「認知療法」と呼ばれるものですが、もう少しライトに、日々の生活の中で直していくことは可能か、考えていきましょう。


まずは自分の考え方の歪みを捉えることが大切です。「彼なんてもう大嫌い!!!」というムカムカする答えがでたらハイ注意!! 「あれ、これって本当に正しい答えなの?」と自分に問いかけてみるのです。


ちなみに「おかしいなあ」という感覚は慣れるまで見過ごしがちですから、彼氏とかに「おかしかったら言って!」と頼むのも有効です。こうしておかしさを捉えることができたら、客観的にその解釈は正しいのか、見返してみましょう。


オススメは、事実と感情と行動をそれぞれ書き出すことです。こうすることで、自分の反応を客観視できるだけでなく、どこかにおかしい解釈が入っていないか、見つけやすくなります。


過去の満たされなかった記憶を感じてみよう


もう1つは、ひとりで取り組むのは少し難易度が高いかもしれませんが、そもそも極端な思考になってしまった記憶を探り、癒やすというものです。


極端な思考は養育者の対応でできあがっていくものです。つまり当時満たされない愛情や行動がなされていた証拠。そこで小さい頃、どんな育てられ方をして、どんな点が不満だったり寂しかったりしたのか、そして厳しくて辛かったかを振り返りながら、自分の満たされない愛情を感じてみるのです。これはひとりでは難しいかもしれませんが、根本の感情が癒やされると、極端な思考も癒えてきますので、オススメです。


好きと嫌いを行ったり来たりするのは、あなたのせいではなく、ただの育った過程で身についたクセです。そのため、今からでも直していくことは十分可能。大好きな彼との関係が破綻する前に、ちょっと自分の生きづらさや考え方の特長を、捉えるところから始めてみましょう。


おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト


10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。




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2019年07月18日 21時30分

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