もう恥ずかしくない...「アソコを舐められる」苦手克服テクニック #65
文・紫深(sisin)
【女は心で濡れる】vol. 65
「委ねていいんだよね……?」
「女は心で濡れる」と言う合言葉に、官能エッセイスト紫深(sisin)がお送りするSEXコラムです。第65回目は、オーラルプレイ(クンニ)に抵抗を持つ女性が、受け入れられるようになったエピソードを集めてみました。
舐められることへの抵抗感…
セックスを楽しむには、いろいろな方法があります。そのなかでも、直接「舌」で舐めたり吸ったりするオーラルプレイは、自分から彼にすることはできても、彼からされるのは、「顔がアソコに近くて恥ずかしい」「舐められるのは苦手」という抵抗感を持つ人が多くいるようです。
そこで今回は、もともとクンニが苦手だった女性たちに、どうやって受け入れられるようになったのかリサーチしてみました。
苦手意識がある理由3つ
本題に入る前に、なぜオーラルプレイ(クンニ)に抵抗があるのでしょうか。
1. ヘアに自信がない
「アンダーヘアってみんなどうしてるのかな? 一応、キレイに整えているつもりだけれど、正解がわからないというか……。だからこそ、近くで見られたり舌で直接舐められたりすることに抵抗がある」(27歳・美容師)
2. ニオイを嗅がれるのがイヤ
「お風呂に入った後のセックスならまだ良いけれど、彼はなぜか『汗かいていてもそのままが良い!』『お風呂は終わってから入って』と、一日生活した状態で身体を求めてくるの。暑い季節は特に、汗をかいたりトイレの後だったりととにかくニオイが気になる」(32歳・秘書)
3. 形や色に悩みがある
「女性器って、ビラビラがついているけれど、あれの大きさってどれくらいが平均なの? 実は、私たぶん平均より大きい気がして近くで見られるのが本当にイヤ……」(28歳・デザイン、クリエイティブ関連)
なるほど。男性が“モノ”の大きさや長さ、太さを気にするように、女性も自分の形や色、ニオイに不安を感じているようです。確かに、女性同士で気軽に聞ける内容ではないですし、センシティブな問題かもしれません。
楽しめるようになった理由3つ
小さなきっかけが、心を解放してくれた……。
1. アソコのエチケットを見直した
「しばらくご無沙汰だったけど、2年ぶりに彼氏ができたのをきっかけに、初めてデリケートゾーンのケアグッズを買うことに。ほんのり甘い香りがするデリケートゾーン専用の石鹸を、お泊まりするときには持っていくようにしてからは、触られたり舐められたりしてもニオイに不安がなくなった」(32歳・販売職)
2. 苦手であることを打ち明けた
「『お風呂に入らないままのセックスに興奮する』と彼が言うのに対して、正直に『汗のニオイが気になるからイヤだ』と打ち明けたことがあった。『え〜?そうなの?じゃあ、仕方ないね』と意外とすんなりわかってくれて、我慢せずにもっと早く伝えればよかったと思った」(26歳・アパレル、ファッション関連)
3. はっきりと見えないように工夫した
「細かいアンダーヘアの剃り残しや局部をじーっとみられるのがイヤだったけど、部屋を暗くしたり彼に目をつぶってもらったりするようにリクエストしてから、気持ちが楽になった。本当に見えている、見えていない関係なく、気持ちの問題なのかもしれないけれど……」(30歳・派遣社員)
誰しも体臭はあります。それに対して、デリケートゾーン専用のコロンや石鹸、クリームなどで対策する意識は、自信にも繋がりますね。また、言えないまま拒否するのではなく、正直に思っていることを話してみることで、グッと距離が近づくかも……。
少しずつ大胆なプレイへ
自らガバッと足を開いて「さあ、舐めてちょうだい」と言える女性は、皆無でしょう。女性器へのオーラルプレイ(クンニ)は、いろいろな角度から考えても勇気がいるものです。しかし、「自分だけに舐めさせてくれている」という男性が感じる優越感は、計り知れません。ぜひ、心を解放して少しずつ大胆になってみてくださいね。
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