とことん惨め...女が経験した「彼からの残酷な振られ方」3つ
文・塚田牧夫
駅ですがりついて
「2年ほど付き合った彼がいました。私は大好きだったんだけど、相手の気持ちが離れているのは感じていました。だから、お弁当とか作って頑張ったんだけど……。
ある日、電話で別れを告げられてしまいました。私はきちんと話し合いたかったので、一度会うことに。でも、直接話しても、彼の気持ちは変わらないようでした。
帰り際、駅で“じゃあ”と彼が去ろうとしました。改札を通ったら本当に終わってしまう……と思い、彼の腕を掴みました。しかし、振りほどかれた。私はそこで転んでしまった。
逃がすまいと、彼の脚にしがみついた。彼は私を引きずって歩いていく……。ついに私はその手を放してしまいました。倒れたまま、彼の後ろ姿を見送りました。あれは惨めでした」ナオ(仮名)/31歳
「幸せになって」と強がりを
「彼が浮気をしていることは、なんとなく気付いて知っていました。それを、見て見ぬ振りしていた。でもあるとき、ついに彼に“好きな人がいる”と言われてしまった……。
内心動揺をしてるものの、平静を装いました。そして、“そうなんだ”とひと言。“私も潮時だと思っていた”と心にもないことを言い、“幸せになって”とあっさり終わらせました。
その話を、以前から相談にのってもらっていた男友だちに話したんです。そうしたら、“最高にカッコ悪いな”と言われてしまった。自分の気持ちに嘘をつくなんてダサい……と。
“本当に好きならしがみつけよ”と言われたのが、胸に刺さりました」マルミ(仮名)/30歳
告白された数時間後にフラれる
「何年かぶりに好きな人ができて、舞い上がっていました。私はそれをいろんな人に相談していました。
関係は順調に進展し、あるとき告白されました。もう天にも昇る気持ちでした。その日は彼の家にお泊りすることに。
夜、今まで相談してきた人たちに、付き合うことになったと報告を入れました。10人ぐらいですかね。みんな喜んでくれました。
さらに私は、SNSにも喜びを表現するような投稿をしました。結果的にそれがいけなかった。そこに、彼も一緒にいるようなタグ付けをしてしまったんです……。
翌日、彼になんでそんなことをしたのか追及されました。嬉しくて思わずしたという理由は受け入れてもらえず、“やっぱり考え直したい”と言われてしまいました。それをみんなに報告しているとき……惨めでした」カホ(仮名)/29歳
“女性が二度としたくないと思った格好悪いフラれ方”をご紹介しました。
振られるときも、キレイで終わりたいという気持ちは分かります。でも、それで後悔しないでしょうか。格好悪いぐらい相手にしがみついてこそ、本物の恋愛といえるかもしれません。
(C) Antonio Guillem / shutterstock
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