お前のもとに戻るよ...不倫男がグッときた「妻からの愛情LINE」3選
文・塚田牧夫
「爪切り入れといたから」
「不倫相手と会う予定の日。朝からちょっと浮かれていました。妻には、取引先との接待で遅くなると伝えてありました。
会社に着いてケータイを見ると、妻からLINEが入っていました。“爪が伸びている”という指摘でした。そう、それは自分でも気付いていて、今日は女を抱くから切ろうと思っていたいんです……。
そうしたら、取引先にも失礼だからと、“爪切り入れといたから”と書いてあるではないですか。カバンのなかを見たら、確かに入っていた。
しかし、俺は女を抱くために爪を切る。妻はそれを知らず、ただ仕事のためだと思っている……。そこで、申し訳ない気持ちが湧き上がってきました。
結局その日は不倫相手との約束はキャンセル。家に帰って、キレイな爪で妻を抱きました」ヤスロウ(仮名)/34歳
「時計の電池が欲しい」
「だいぶ前に、妻とお揃いで買った腕時計がありました。僕はそれを、不倫相手の家に忘れてきてしまったんです。時計はほかにもあるので、問題はなかったんだけど……。
不倫相手の女性が、いくら探しても見付からないと言うんです。古いし、もう要らないんだけど、妻はまだお揃いのを使ってたので、それだけ申し訳ないという気持ちでした。
ちょうどその時、妻の誕生日が近かったんです。妻は昔から何が欲しいか聞いても、いつも“なにも要らない”と答える。そこで思い付いた。“時計を買ってあげようか?”とLINEで聞いてみたんです。
すると、それも“要らない”と。でも、もうすぐ電池が切れるかもしれないから、“時計の電池が欲しい”と言うんです。その言葉に、ジン……ときてしまった。
そのあと、浮気相手の家で徹底的に時計を探しました。なぜか冷蔵庫の下にありました」コウタ(仮名)/32歳
「出会ってちょうど10年だよ」
「不倫相手と、次にいつ会うかとLINEで予定を立てているときでした。突然、妻からLINEが届いたんです。なんて勘のいい女だ……と思いました。
面倒臭い……と思いつつも、開いてみると、“今日は何の日か分かる?”という質問。誕生日でもないし、結婚記念日でもない……まったく分からない。
無視していたら、“正解は……”ときました。“出会ってちょうど十年だよ”と。
そうでした。十年前の秋。だいぶ涼しくなってきた時期に、一日だけ暑い日があった。そんな日に僕らは出会ったんです。
あの日の光景が、脳裏によみがえってきました……。急に感慨深くなり、妻に会いたくなりました」シンジ(仮名)/35歳
“不倫男が感動した妻からの愛情LINE”をご紹介しました。
不倫にどっぷり浸かりながらも、妻を思う気持ちもどこかには残っているようです。こういった感情を常に抱かせることができれば、不倫も予防できるかもしれませんね。
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