やっとイケたーっ! ふたりの愛がもっと深まる「絶頂の迎え方」#62

文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子

【クラブ佑雪】vol. 62

「どうしたらイケるようになれますか?」

彼氏はいますが、今まで絶頂を迎えたことがありません。実はイったふりをしています。もしかしたら彼に演技がばれているのかもと思うとそれも辛いです。どうしたらイケるようになれますか?

(ちゃんまみ 21歳独身 学生)

果報は“寝て”待つしかない!

「夫はいますが、今まで絶頂を迎えたことがありません」という方も大勢いますから、イクイカないは本当にひとそれぞれ。でも、どうせやるなら、やっぱりイッてみたいですよね!

ただ、21歳の学生さんの彼氏というのが、同世代の同じく学生さんであれば、イッた演技がバレるとかそういう問題ではないような気が。だって、よっぽどのツワモノじゃない限り、20歳前後の男子学生で、女のイッたイカないの真贋を見極められるほど、いい仕事してますね〜な目利きっていないでしょ。そこで「辛いです」とか言われても……ねぇ。お相手は絶対、気づいてないから、というか、女のイッた状態なんてわかってないから、大丈夫! としか申し上げられませんよね。

ま、それは置いといて。やっぱりね、なんでもそうなんですけど、練習あるのみ! ああいうものって、自転車や二重跳びなんかと一緒で、ある日突然、できるようになるものですから。ひたすら回数を増やして、打ち込むのが一番いいんじゃないかしら。それもちゃんと、研究しながらね!

後ろから前から、上から下から、タテヨコ斜め。激しすぎる〜やさしすぎる、速い〜ゆっくりをグラデーションをつけて。とにかく怠けず、ひたむきに。そして可能な限り、いや、限界を超えていやらしく! もうね、運動系の部活みたいな体力と知恵を絞り尽くすくらいの知力を使って、励むしかないんです。そして天命を待つ。

1回コツがわかってしまえば、あとは何度でもいけたりするんですが、最初の1回って実はコントロール不能なんですよね。好きでもない男とおざなりな前戯から入って、たいしておもしろくもない性交中に突然、電撃が走ったとか。

出産したら、いきなり毎回イケるようになったとか。努力ではいかんともしがたい話をよく聞きますから。それでもね、打ち込んでおくに越したことはない! っていうのが、わたくしからの提案です。彼と研究しながら打ち込むことで、二人の仲も深まるでしょうし、性を通じて大人としても成長できると思うので。せっかくの彼との時間を慈しんで、楽しくセックスしてください。

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藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)

元リアル銀座のクラブのホステスを経て、WEB上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママ。占い師・開運アドバイザー。初の著書となる『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)を3月29日に上梓。WEBサイト『食ベログメディア』で『出世ごはん』の連載中。

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