付き合う決定打に!? 「男を射止める」ために送ったプチ嘘LINE3つ
文・塚田牧夫
「血の繋がりはあると思うよ」
「飲み会で知り合って、気になる男性がいました。サッカー観戦が趣味で、お目当てのチームの応援に地方にまで応援に行くような熱烈なファン……ということを飲み会のときに聞いてました。
後日、LINEで連絡を取り合っていたときです。“××選手と関係あるの?”とサッカー選手の名前を言われました。
アイコンの名前を見て気付いたんでしょう。私とその選手は同じ名字で、ちょっと珍しい名前なんです。しかも地元も一緒で歳も近いということもあり、関係があると思ったよう。私はそこでつい、気を引くために“血の繋がりはあると思う”と言ってしまいました……。
すると、それをキッカケに彼のテンションが一気に上がった。“会ったことあるの?”と聞いてきたので“小さい頃だから覚えてないけど……”とさらに嘘の上塗り。
そのあとは、ウィキペディアとかでその人のことを調べまくり。何を聞かれてもいいような状態にしておきましたけど、嘘の上塗りは後々自分が苦しみますね……」エリカ(仮名)/28歳
「子どもたちにボランティアで教えてる」
「彼とまだ知り合ったばかりの頃。いい感じでLINEのやり取りをしてたんです。お互いの趣味の話になったとき、彼がクラッシックが好きと言いました。
私はピアノを習ってた経験があるので、それを伝えたんです。そうしたら、予想外に食いつかれて、“どんなの弾くの?”“聞いてみたい”と言ってきたんですよね。
私はそこでチャンスと思い、“子どもたちにボランティアで教えてる”と言いました。彼もそれには驚いていて、好印象を与えることに成功しました。
でも実際は、姉の家に行ったとき、子どもに弾いてあげる程度。まあ、ボランティアといえばボランティア。教えていると言えば、教えている……ので嘘ではないかと……。
おそらくそれが付き合う決定打になったんだと思います。しかし、付き合ってから一度もピアノを弾いたことはありません」リン(仮名)/29歳
「生死の境をさまよった」
「まだ知り合ったばかりの男性で、カッコいいなと思ってた人がいました。その人とLINEをしていて、さっきまで観てたテレビの話になったんです。それは、難病におかされた子どものドキュメンタリー番組でした。
彼はえらく感動していて、“小さいときに大変な思いをした人を尊敬する”と漏らすんです。そこで私も“小さいときに病気がちで、生死の境をさまよった”と伝えたんです。
すると彼が“何の病気?”と聞いてきたので“気管支が悪くて……”と答えた。実際のところは喘息なんですが。
当時は本当に苦しかったし、入院もしたので、そんな嘘ではないんですけどね。さすがに生死の境はさまよってないかも……」ホナミ(仮名)/31歳
“男を射止めるために送ったハッタリLINE”をご紹介しました。
相手の気持ちを引くために、つい大げさに言ってしまうこともあります。事実に基づく内容であれば多少は許されそうですが、やっぱり嘘はよくないですね。
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