《2019年》ゴキブリ駆除・対策の完全版!卵や幼虫から退治する方法とは?

2019年07月04日 15時27分

ライフスタイル Wow! magazine

地球上で最も嫌われている生き物のひとつといっても過言ではないのがゴキブリです。

「1匹見つけたら100匹はいる」なんて言葉をよく聞きますが、皆様、ゴキブリ対策は万全に行っていますか?

今回は、知っておきたいゴキブリ駆除・対策を一挙に大公開!

ゴキブリ退治のために、知っておきたいゴキブリの種類や特徴、寄せ付けないためのノウハウ、成虫だけでなく卵や幼虫も退治するためのおすすめ駆除薬、駆除業者の基礎知識に至るまで、詳しくご紹介いたします。

この記事を読んで実践すれば、今年のゴキブリ対策は万全です☆

1.ゴキブリの種類・特徴とは

ゴキブリは、実に2億5千万年前から存在していると言われる、地球上で最も古い有翅昆虫(ゆうしこんちゅう)です。
サルモネラ菌・小児麻痺ウィルス・赤痢菌などの病原菌の媒介となるほか、糞(ふん)や死骸がアレルゲンにもなります。

ゴキブリは全世界約3,500種類が生息していると言われていますが、日本で出現するゴキブリは主に以下の4種類です。

クロゴキブリ

クロゴキブリは日本全国に分布しており、黒褐色で、一般家庭などでよく見られる種類です。

30〜40mm程度の体長で、一生のうちに15〜20回産卵を行います(※1卵鞘につき22〜28個の卵が入っている)。

成虫期間6〜7ヶ月程度です。

チャバネゴキブリ

チャバネゴキブリは黄褐色11〜15mm程度の小柄な体長です。

日本全国雑居ビル飲食店などに生息しています。

4〜5ヶ月成虫期間のうち、3〜7回産卵をします(※1卵鞘につき30〜40個の卵)。

ヤマトゴキブリ

ヤマトゴキブリは主に北海道〜本州にかけて生息しており、屋内以外に屋外でもみられます。

体長25〜35mm程度、3〜6ヶ月成虫期間平均7.4回程度の産卵を行います(※1卵鞘につき平均12個の卵)。

ワモンゴキブリ

ワモンゴキブリは30〜45mm体長で、屋内に住むゴキブリとしては日本最大です。

南九州〜沖縄にかけて生息していましたが、現在では温暖化の影響もあり、北海道でもみられるようになっています。

3〜20ヶ月成虫期間10〜84回もの産卵を行います(※1卵鞘につき6〜18個の卵)。

2.ゴキブリの生態について

嫌われ者のゴキブリですが、いったい家のどのあたりから侵入し、どのような環境を好んで暮らしているのでしょうか。

ここでは、ゴキブリの生態の基礎知識をチェックしていきましょう!

ゴキブリが好む環境

ゴキブリは水周りを好む傾向にあり、キッチンベッドトイレ風呂洗面所などは、格好のすみかとなります。

また、ゴキブリは夜行性であるため、暗がりを好みます。
そのため、冷蔵庫やベッド、タンスなどの家電・家具の隙間や、家の中に放置されている物(雑誌・衣類・ダンボールなど)の隙間も要注意です。

ゴキブリの侵入ルート

ゴキブリは、あらゆる隙間から家の中に侵入してきます。

また、ゴキブリは基本的に高所へ向かって飛ぶことがなく、地上に生息する昆虫であるため、1〜2階程度の低層階になればなるほど、侵入の確率は上がります。

ここでは、主なゴキブリの侵入ルートをご紹介しましょう。

玄関

玄関

出入り口ということで、開け閉めをすることも多い玄関は、もっとも侵入の可能性がある場所のひとつ。

玄関のドアの隙間などから侵入してくるケースもあります。

ベランダ

ベランダ

ベランダは外部からゴキブリを侵入させる動線になる可能性があるほか、植木や肥料などをベランダに置いている場合、ゴキブリの餌になるケースもあるので要注意です。

窓

窓も玄関と並んで侵入する可能性の高い箇所です。

窓を閉めたつもりでも、ゴキブリは、なんと約1.5mm程度の隙間があれば、簡単に入り込んできてしまいます。

キッチンの排水口

キッチンの排水口

キッチンの排水口は、実はゴキブリが侵入してくる代表的な経路のひとつです。

排水口周りの隙間からの侵入が多いほか、排水管がS字型でない場合は侵入の可能性が増します(S字型であれば、トラップ部分に水が溜まるので、ゴキブリの侵入を防げる)。

シンク下やコンロ下の収納部

シンク下やコンロ下の収納部

賃貸物件の場合、シンク下やコンロ下の収納部が、マンションやアパートの基礎部分とつながっていることがあります。

ここに隙間があれば、ゴキブリの侵入経路になります。

エアコンの室外機や排水ホース、換気扇の通風口

エアコンの室外機

エアコンの室外機や排水ホース、換気扇の通風口などは、特にエアコンや換気扇を使用していない時期には、ゴキブリの侵入経路になり得ます。

周りの隙間も要注意です。

ゴキブリの繁殖サイクルと生存条件

ゴキブリの繁殖サイクルは、卵(1卵鞘に12〜40個の卵が入っている)→幼虫→脱皮(6〜10回程度を繰り返す)→成虫となって交尾・産卵という流れになります。

繁殖力旺盛であるため、ゴキブリの種類にもよりますが、成虫期間のあいだに15〜20回の産卵を行い、メス1匹が寿命までに平均400匹以上のゴキブリに増えることがあります。

なお、生存条件としては多湿・温暖な気候を好むため、関東以西のほうがゴキブリとの遭遇頻度は上がりますが、昨今の都市開発の発展と温暖化の影響もあり、北海道などの寒冷な地域でもゴキブリはみられます。

「ゴキブリは1匹見つけたら100匹いる」は本当?

よく、「ゴキブリは1匹見つけたら100匹いる」といった言葉を耳にすることがありますが、これは学説などで証明されたわけではなく、あくまでも通説であるため、科学的な信憑性があるわけではありません

ただし、安心はできません。

なぜならば、先ほどもお伝えしたとおり、卵を持ったメスがたった1匹侵入すれば、数ヶ月程度の成虫の寿命を終えるまで平均400匹以上のゴキブリに増える可能性があるのです。

また、メスのゴキブリは卵鞘を抱えているため、たとえ産卵前に駆除したとしても、生き残った卵が羽化し、死骸を餌にして幼虫が増える可能性もあります。

このような理由から、ゴキブリを部屋の中で1匹見つけたら、それ以上の数の個体がすでに家の中に生息している可能性は非常に高く、早期に駆除対策を行う必要があると理解しておきましょう。

重要なことは、産卵を行う成虫になる前の、卵→幼虫になる生命力の弱い時期に駆除を行うということです。

3.ゴキブリ駆除・対策を行うべき時期

ゴキブリ駆除対策を行うべき時期は、1年のうち、いつ頃が妥当なのでしょうか。

ここでは、春〜冬にかけて、それぞれの時期に合ったゴキブリ対策をご紹介していきます!

春のゴキブリ対策

春の住まい

まだ冷え込みもある春先は、ゴキブリを見かける頻度自体は少なくなります。

しかしながら、寒さに強いクロゴキブリやヤマトゴキブリは、温帯であれば屋内以外に屋外でも越冬し、休眠から目覚めて活動を開始します。

そのため、家の中へ侵入を防ぐために隙間塞いでケアしつつ、室内でもゴキブリホイホイを代表する設置型ゴキブリ対策グッズ毒餌を使用して、成虫を駆除し、繁殖を防ぐことが重要です。

夏のゴキブリ対策

夏の住まい

じめじめと蒸し暑い夏は、クロゴキブリ・チャバネゴキブリ・ヤマトゴキブリ・ワモンゴキブリの各種が旺盛な活動をする時期です。

春先のゴキブリ駆除対策が甘く、繁殖を許してしまった場合、爆発的に増える可能性があります。

成虫に出会った場合に確実に駆除できるようにスプレー駆除剤などを常備しておき、設置型ゴキブリ対策グッズ毒餌を侵入経路となり得る箇所に多数設置して、できるだけ多くの成虫幼虫撃退しましょう。

秋のゴキブリ対策

秋の住まい

秋になると気温が下がり始めるため、ゴキブリの活動も越冬休眠に向けて穏やかになっていきます。

越冬後の繁殖を見据えて産卵が盛んに行われやすい時期であるため、ゴキブリのコロニー(集団)の温床となりそうな水周りの隙間などを隅々まで掃除し、幼虫残らないようにしましょう。

冬のゴキブリ対策

冬の住まい

冬はゴキブリの活動がほとんど見られなくなります。

理由としては、ゴキブリは気温10度以下の環境では生命力が低下するからです。

特に、小型のチャバネゴキブリやワモンゴキブリなどは寒さに弱く、屋外では生き延びることはできません。

そのため、冬はゴキブリを根絶やしにする格好の時期だといえます。

掃除の際に窓を開けて換気するなど、日頃から屋内が10度以下の低温になる時間帯を作ることで、成虫以外の卵や幼虫の駆除にもつながります。

また、冷蔵庫や電子レンジなどの熱源の付近は、ゴキブリたちのすみかになりがちであるため、熱源の周り隙間は重点的に掃除駆除剤の設置および薬剤散布を行いましょう。

4.ゴキブリ駆除対策で知っておくべきポイント

ここまで、ゴキブリの生態や特徴などについてご紹介してきましたが、ここではゴキブリ駆除対策で知っておくべきポイントをお伝えします。

家の中の細かな点に気遣うことで、ゴキブリの侵入と繁殖を防ぐことができますよ!

不要な段ボールはすぐに処分する

ダンボール

部屋に不要な段ボールを積み重ねて置いていたり、折りたたんだ段ボールをゴミの日に出さずに溜め込んだりしてはいませんか?

このような、不要な段ボールはすぐに処分することをおすすめします。
なぜならば、段ボールは保温性が高く、ゴキブリが好む暗がりの隙間を室内に作り上げるため、ゴキブリのすみかになりやすいのです。

部屋の掃除をこまめに行う

部屋の掃除

ゴキブリは、ゴミや食べカス、小さな埃(ほこり)、人間や動物の毛や、仲間が出す糞(ふん)に至るまで、あらゆるものを食料にして生き延びる、しぶとい害虫です。

そのため、部屋の掃除をこまめに行い、常に清潔な空間を保つことで、ゴキブリが生き延びづらい環境を作り出すことができます。

水周りに食べ残しを放置したり、生ゴミを長期間置いたりするのは、ゴキブリの格好の餌場になってしまうので、絶対に避けましょう。

また、吸引力の高い掃除機や、ハンディ型の掃除機などを常備し、定期的に隅々まで部屋を清掃する習慣をつけることで、ゴキブリが繁殖する隙を作らないようにすることも大切です。

 

ゴキブリの侵入口となる隙間を埋める

隙間テープ

ゴキブリは、前出のとおり、約1.5mm程度の隙間があれば、あらゆる場所から屋内に侵入してくる可能性があります。

そのため、窓は網戸でしっかりとガードし、キッチン・シンクなどの水周りの隙間は、「隙間テープ」を購入して侵入の可能性がある箇所を塞ぎましょう。

排水口からの侵入を防ぐために、ネットや隙間テープで補強を行い、排水管がまっすぐの場合には、できればゴキブリに侵入されにくいS字型に交換することをおすすめします。

エアコンの室外機や通風口などについては、専用のフィルタを設置して侵入を防ぎましょう。

室外に露出している洗濯機の排水ホースなどは、先端にストッキングなどをかぶせ、輪ゴムで止めてくくりつけておくと安心です。

 

ミント系や柑橘系の消臭剤やアロマオイルを置く

ミント系や柑橘系

ゴキブリは、ミント系や柑橘系の香りのするものが苦手です。

そのため、玄関や窓際など、ゴキブリの出入りの可能性がある場所に、これらの香りのする消臭剤・アロマオイルを設置すると、ゴキブリ除けの効果を発揮してくれます。

ただし、これらはあくまでも忌避する役割を果たすのみで、ゴキブリの駆除対策としては決め手に欠けるため、玄関や窓際にミント系や柑橘系の香りのする消臭剤・アロマオイルなどを置きつつ、設置型ゴキブリ対策グッズや毒餌も置いて、忌避と駆除の両方の対策を行うようにすると良いでしょう。

 

5.成虫だけでなく卵や幼虫も退治!ゴキブリ駆除対策用グッズのタイプ別まとめ

ゴキブリを退治するための市販グッズは多数の種類があります。

ここでは、ゴキブリ駆除対策用グッズをタイプ別にまとめ、どの駆除剤が、どのような効果をもたらすのか、使いどころはどこなのかなどを詳しくお伝えしていきます♪

殺虫剤設置タイプ(ベイト剤・毒餌)

殺虫剤設置タイプ(ベイト剤・毒餌)

殺虫剤設置タイプのゴキブリ駆除剤は、殺虫剤メーカーとして全国的な知名度を持つ大日本除虫菊株式会社(KINCHO)から発売される「コンバット」などが代表的な商品です。

殺虫剤設置タイプは、ベイト剤=毒餌とも呼ばれます。

これは、ゴキブリが好む香りを放つ殺虫成分を含んだ餌を仕込み、これを食べさせることで多数のゴキブリを駆除する効果を発揮するものです。

設置場所は、ゴキブリの糞(ふん)を見つけた場所の周辺に置くのが基本となります。

ちなみに、ゴキブリは放置されて硬くなった毒餌よりも柔らかいゼリー状の毒餌のほうを好むため、ある程度中身が乾燥してきたら新しいものに取り替えると良いでしょう。

おすすめの選び方のポイント

殺虫剤設置タイプのゴキブリ駆除剤を選ぶならば、多少値段は上がるものの対ゴキブリに高い殺虫効果が期待できる有効成分フィプロニル」を含有した商品を選ぶのがおすすめです!

また、殺虫剤設置タイプが効果的なポイントとして、成虫だけでなく、その個体が持つ卵や、孵化する幼虫にも殺虫効果が期待できる点があげられます。

ゴキブリは死ぬ直前に卵を産む場合がありますが、殺虫剤設置タイプであればその卵や幼虫にも効き、繁殖のサイクル自体にダメージを与えることができるため、非常に有効なのです。

捕獲設置タイプ

捕獲設置タイプ

捕獲設置タイプのゴキブリ駆除剤は、殺虫剤メーカーとして有名なアース製薬株式会社から発売されている「ごきぶりホイホイ」などで知られており、ゴキブリが好む臭いを放つ粘着シートが内蔵されています。

殺虫剤設置タイプの場合は、ゴキブリに毒餌を食べさせることで直接的な殺虫効果をもたらしますが、捕獲設置タイプの場合は、粘着シートによって身動きを取れなくすることで、大きな成虫を捕獲する役割があります。

おすすめの選び方のポイント

捕獲設置タイプのゴキブリ駆除剤を選ぶ場合には、家の中の設置したい箇所にぴったりフィットするようなサイズ形状のものかどうかをチェックしましょう。

家具や壁の隙間にすっぽり入る大きさであれば、ゴキブリを捕獲する効果は高まります。

また、捕獲設置タイプのゴキブリ駆除剤はあくまでも侵入者である成虫のゴキブリを捕まえることに特化しており、屋内ですでに繁殖している多数のゴキブリを根こそぎ退治する効果はありません。

そのため、ゴキブリを捕獲したことを確認したら、燻煙剤などを用いて確実に駆除を行うことをおすすめします。

 

忌避剤設置タイプ

忌避剤設置タイプ

先にもご紹介したとおり、ゴキブリはミント系(ハッカなども含む)や柑橘系の香り嫌う傾向があります。

そこで、ゴキブリの侵入経路となり得る玄関や窓際、排水口や洗面所、キッチン付近などの水周りに設置したいのが忌避剤設置タイプです。

殺虫効果は特にないので、ゴキブリ駆除対策をさらに強固にするためのグッズだと理解しておきましょう。

他のゴキブリ駆除剤と並行して使用することで、ゴキブリが寄り付かない環境づくりをすることができます。

おすすめの選び方のポイント

忌避剤設置タイプについては、ゴキブリ除けの予防効果を期待するものですから、必ず殺虫剤設置タイプ捕獲設置タイプのゴキブリ駆除剤と併せて購入するようにするのがポイントです。

また、忌避剤設置タイプを使用する場合には、消臭剤や芳香剤、洗剤などもミント系や柑橘系の香りに合わせておくと、ゴキブリを寄せ付けない効果を高めることができるのでおすすめですよ!

スプレー式駆除タイプ

スプレー式駆除タイプのゴキブリ駆除剤には、「エアゾール剤」と「冷却・泡スプレー」の2種類があります。

それぞれ見ていきましょう。

エアゾール剤

エアゾール剤

エアゾール剤は、薬剤をスプレーでゴキブリに直接噴射したり、通り道や隠れ家になっていそうな場所に噴射したりするタイプの殺虫剤です。

ゴキブリと対峙するときはだいたい突然のことですから、水周りなどのゴキブリが出現しやすい場所に、手が届く距離でエアゾール剤を置いておくと心強いでしょう。

エアゾール剤のメリットは何と言っても殺虫効果の速効性です。

ゴキブリに直接噴射すればすぐに殺虫効果を発揮してくれるので、成虫や幼虫をその場で駆除したい場合には必須のアイテムだと言えます。

ただし、食器などの人間が使用するものに吹きかけてしまうと人体にも悪影響があるので、注意が必要です。

おすすめの選び方のポイント

有効成分である「ピレスロイド」を含むエアゾール剤では、ゴキブリを一瞬で殺虫する効果と、その場で引っくり返らせて動けなくするノックダウン効果が期待できるため、おすすめです。

その他、高いノックダウン効果をもたらす有効成分としては「イミプロトリン」などもあげられます。

冷却・泡スプレー

冷却・泡スプレー

冷却・泡スプレーはエアゾール剤とは違い、殺虫成分を含まず、マイナス数十度の冷却スプレーを吹きかけたり、泡で包み込んで動けなくしたりすることでゴキブリを駆除するタイプの駆除剤です。

エアゾール剤のように殺虫成分を含んでいないため、ゴキブリにしっかりと直接吹きかけないと効果が得られないという難しさはありますが、人体に有害な物質が含まれていないことから、赤ちゃんや幼いお子様がいたり、キッチンなどの食器が置いてある水周りで使用したりするときも安心することができます。

おすすめの選び方のポイント

上記でご紹介したとおり、冷却・泡スプレーは赤ちゃんや幼いお子様がいる際に、家族の健康を気遣いたい場合にはとても便利です。

さらに、泡で窒息させるタイプのスプレーは、ゴキブリに直接噴射するとマシュマロ状に固まり、ゴキブリの死骸を見ることなくつまんで捨てることができるものもあるため、「ゴキブリがとにかく苦手!死骸を目にして処理したくない」という方にはたいへんおすすめです。

燻煙(霧)タイプ

燻煙(霧)タイプとは、家屋や部屋の隅々まで殺虫効果を発揮し、ゴキブリを根絶やしにしたい場合に使用するゴキブリ駆除剤です。

代表的な駆除剤である中外製薬の「バルサン」などは、一度は名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

煙タイプ

煙タイプ

昔から一般的な家庭で使われているのが、煙タイプのゴキブリ駆除剤です。

こちらは、文字通り煙状になった薬剤が強力な噴射によって家屋の隅々までまんべんなく広がるため、高い殺虫効果が期待できます。

なお、使用する際には小さいとはいえ火が出るため、使用前に火事の要因となるようなものが付近に置いたままになっていないか、必ず確認を行うようにしてください。

おすすめの選び方のポイント

一軒家や広い部屋などに潜むゴキブリを、一気に根絶やしにしたい場合には、煙タイプのゴキブリ駆除剤がおすすめです。

部屋を閉め切った状態で使用することで、有効成分の濃度を下げずに、隅々まで殺虫効果を行き渡らせることができます。

ただし、「フェノトリン」や「メトキサジアゾン」といった有効成分人体にも悪影響があるため、食器や衣服などは、煙が当たらない棚の中やクローゼットに収納しておく必要があります。

水タイプ

水タイプ

煙タイプと違い、水タイプは煙の量も少なく、使用後に部屋を汚しにくいというメリットがあるため、有毒な成分の煙を家の中に充満させたくないという方におすすめのゴキブリ駆除剤です。

おすすめの選び方のポイント

隣家と距離が離れている一軒家などの場合は、煙タイプの使用も特に問題はないかと思いますが、マンションやアパートなど、近隣にお住いの方がいらっしゃる際には煙タイプは「近所迷惑になるのでは…」と使いにくいものですよね。

そのような場合には、煙が少なく、臭いも残りにくい水タイプがおすすめです。

ノンスモーク(霧)タイプ

ノンスモーク(霧)タイプ

ノンスモーク(霧)タイプのゴキブリ駆除剤は、火災報知器に反応することのない霧状の薬剤を噴射するので、火災報知器付きの家屋やマンション、アパートなどでも安心して使用することができます。

おすすめの選び方のポイント

ノンスモーク(霧)タイプの場合は、水タイプと同様に、煙を充満させるには憚られるようなマンションやアパートでも安心して使用することができるというメリットがあります。

加えて、火災報知器へのケアもできるので、もっとも現代的な燻煙(霧)タイプのゴキブリ駆除剤だと言えるでしょう。

6.ゴキブリ退治は駆除業者に依頼する方法もある

ここまで、ゴキブリの駆除剤のさまざまな種類について、詳しく見てきました。

最後に、自宅でのゴキブリ駆除対策を行っても、どうしてもゴキブリが出現するという場合の最終的な対処として、駆除業者に依頼するという方法もあることを簡単にご紹介しておきます。

ゴキブリ退治の駆除業者が行うプロのテクニックとは

ゴキブリ退治の駆除業者が行うプロのテクニックとは、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは代表的なものをあげていきます。

燻煙式薬剤

市販の燻煙(霧)タイプでは、薬剤を噴射する「バルサン」などを部屋に放置する方法で使用します。

しかし、駆除業者が使用する燻煙式薬剤では、スタッフが防護マスクをつけて、噴霧器で直接部屋に撒く方法をとります。

そのため、市販の燻煙(霧)タイプより高い効果が期待できます。

ベイト剤(毒餌)

ホウ酸団子など、ゴキブリに直接食べさせる毒餌をベイト剤と呼びますが、駆除業者はゴキブリの生態を熟知しているため、家屋の構造から移動ルートを的確に想定し、もっとも効果が得られる場所にベイト剤を設置してくれます。

粘着シート

「ごきぶりホイホイ」のような粘着シートによって捕獲するタイプは市販でもありますが、駆除業者はこのような粘着シートを、ゴキブリ駆除のためではなく、移動ルート把握の調査のために使用します。

MC(マイクロカプセル)剤

MC(マイクロカプセル)剤とは、駆除成分入りのカプセル型の駆除剤で、その大きさは目に見えないくらい小さいです。

ゴキブリが通る移動ルートに設置することで、ゴキブリの体表の油分に反応してカプセルが破裂し、中の駆除剤の殺虫効果で退治します。

隙間を閉塞(封鎖)する工事

前出のとおり、ゴキブリが入り込んでくる可能性のある隙間をテープなどで補強することの重要性はお伝えしましたが、駆除業者はより専門的な視点で家屋全体を確認し、的確な隙間の閉塞(封鎖)工事を行ってくれます。

この作業が、一般的なゴキブリ駆除対策と、プロの駆除対策の決定的な違いだといえます。

一般的な感覚ではわからない、駆除業者ならではというノウハウで緻密な閉塞(封鎖)工事を行ってくれるため、根本的なゴキブリ被害の解決を期待することができます。

ゴキブリ退治を駆除業者に依頼した場合の流れ

ゴキブリ退治を駆除業者に依頼した場合、どのような流れで作業が行われるのかも知っておきましょう。

ただし、駆除業者に依頼すると、市販のゴキブリ駆除グッズを使用するのと比べて、高額な金額となる可能性が想定されるため、まずはご自分でゴキブリ駆除対策を行うことをおすすめします。

駆除業者への依頼は最終手段だと理解しておきましょう。

見積もり

見積もり

まずはゴキブリ被害の具体的な状況を電話で駆除業者に伝え、どれくらいのレベルの作業が必要になるのか、見積書を出してもらいます。

費用の見積もりについては、相場を比較するために、可能であれば複数業者に依頼してアイミツを取るようにすることをおすすめします。

駆除作業

費用の見積もりに納得して依頼をしたら、いよいよ駆除作業の開始です。

駆除作業は、基本的には2時間程度で完了します。作業については、大きく「薬剤による駆除」、または「薬剤による駆除+閉塞(封鎖)工事」の2種類となります。

後者のほうがゴキブリ駆除対策の効果は高いものの、金額は高額になるでしょう。

アフターフォロー

アフターフォロー

多くの場合、駆除業者は作業後に「一定期間はゴキブリ被害の再発がない」という保証をつけてくれます。

万が一、保証期間中にゴキブリが出現した場合無償で再施工してもらうことができるので、アフターフォローがあるのかどうかは必ず確認してください。

7.まとめ

ゴキブリの種類から、生態や特徴、知っておきたい駆除対策の方法、駆除業者に関する基礎知識に至るまで、詳しくご紹介してきました。

この記事をチェックして、ぜひとも万全なゴキブリ駆除対策を行ってくださいね♪

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